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(雑談・コラム)香川大学 創造工学部 造形・メディアデザインコースって? その2

どうも、ノックシー 編集長のブログかきたろうです。

さて、前の記事では、「デザイン思考って何?」で終わっていました。
ここからはデザイン思考とそれを活用するカリキュラム:PBLについて書いていきたいと思います。

※この記事は、香川大学 創造工学部 造形・メディアデザインコースの1人としての個人の感想・見解になります。香川大学の意向を示しているものではありません。

前提として

前提として少し知って欲しいことがあります。
香川大学では、デザイン思考(Design thinking)を含んだ、リスクマネジメント(Risk management)、インフォマティクス(Informatics)のそれぞれの頭文字を取ったDRI教育というものを売りにしています。


そして、香川大学 創造工学部の設置構造の原点を見ても、「デザイン思考能力」や「リスクマネジメント能力」などが紹介されています。
また、これは個人的な私見ですが、創造工学部の中でも造形・メディアデザインコースが「デザイン思考」を一番大事にしているし、一番学んでいると思います。


抜き打ちテストをしてみた

ということで、造形・メディアデザインコースの3年生4人に、「デザイン思考とは何か言葉で表現してください」という、容赦ない抜き打ちテストをしてみました(笑)
以下は、学生の回答です。

・学生A
デザイン思考とは、計画から検証までの4工程を繰り返して改善していくことでより良いものを生み出すためのプロセス。

・学生B
使う人、ユーザによりそったデザインを考えること!

・学生C
プロトタイプを作成して、プロダクトを開発していくこと。

・学生D
社会の中で、ユーザの視点で課題を発見し、解決し、未来のあるべき姿を目指していく方法。

さすが、造形。(造形・メディアデザインコースの学生、あるいはコース自体のことを、みんな「造形」と略します)
あまりに的外れなことを書いている人はいませんでした。
急な抜き打ちテストに、ご協力頂きありがとうございました!

PBLについて

さて、最後にPBLについて軽く触れておこうと思います。
造形・メディアデザインコースのコース説明にはこう書かれてあります。

3年次の段階でデザイン思考をもう一度最初から繰り返し,プロブレムベースドラーニングで再確認し、フィールドワークで実際に社会に飛び出してみて、プロトタイプで形にすることを学び、再確認後に必修として地域と連携したプロジェクトベースドラーニングを行う。

香川大学 造形・メディアデザインコースより

先に、プロブレムベースドラーニングとプロジェクトベースドラーニングについて少しお話します。
(※個人の解釈に近いですので、厳密には間違っているかもしれません。)

プロブレムベースドラーニングは、日本語に訳すと、「問題解決型学習」になります。学生が主体になって、地域が抱える問題や企業が抱える問題を自ら再確認し、解決していくという学習になります。

プロジェクトベースドラーニングは、日本語に訳すと、「課題解決型学習」になります。要するに、学生が主体になって、地域が抱える問題や企業が抱える問題を自ら発見し、解決していくという学習になります。

2つとも略すとPBLになり、名前も似ているので混同しがちですが、微妙に違うところがあると思います。それは、問題があらかじめ決められているか、決められていないかです。
そして、どちらが、学生にとって自由度が高いのかというと、後者になると思います。そして、自由度が高い分、解決が難しくなる傾向があると考えます。

ただ、どちらも「答えのない問題」であり、解決は困難であることに間違いはありません。そういった活動を学生のうちに経験することができるのも、造形・メディアデザインコースの強みであると思います。

とりあえず、今回はここまでにしておきます。
読んでいただきありがとうございました!

今度の記事は、別の話題について書こうと思いますが、また気が向いたら造形のことについて書こうと思います。
それでは~。

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