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春の日記

桜の季節なので、今日は公園で昼食をとりました。
いつもは職場のでデスクで食べています。

公園の近くにはお気に入りのタイ料理屋さんがあって、グリーンカレーのお弁当を売っています。買い物をすると、店員さんが両手を合わせて、おそらく「ありがとうと」の意味の言葉を掛けながらお辞儀をしてくれます。もしかしたら、何かお祈りをしてくれているのかもしれません。それから、お釣りの小銭を渡すとき、片方の手を私の手の下に添え、両手を使って丁寧に渡してくれます。そんな店員さんのしぐさと、具が沢山入った味の濃いグリーンカレーが好きで、気持ちの良い晴れた日には、時々この公園でグリーンカレーを食べていました。

しかしコロナ以降は、外食をすることがほとんどなかったので、お昼を食べに公園に来たのは久しぶりです。グリーンカレーを食べるつもりで件のお店に行ったのですが、お店にはお客さんが並んでいて、お弁当の注文は割り込んで頼むことが出来るとは思うけど、それが面倒で、向かいにあるセブンイレブンでおにぎりとドーナツを買いました。

桜の木の下で、コンビニで買ったおにぎりを食べながら、桜の森の満開の下を読みます。

グリーンカレーを食べることができなかったし、時間が足りずに最後まで本を読むこともできなかったけど、久しぶりに贅沢な時間が過ごせたと感じました。今までも何度も繰り返してきた日常の出来事を贅沢だと感じたのは不思議でしたが、来年もまたここで同じことができるといいなと思いました。

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