見出し画像

底辺の仕事とは

どうも。アラフィフおばちゃんです。
先日「底辺の仕事、12選」のようなものが発表されましたね。

まぁ、当然入ってるだろうなぁと思ってたら入ってましたね「コールセンター」
私も今のコールセンターに応募した理由は、専業主婦歴が長かったこと・特に資格などを持っていなかったにも関わらず、応募できて他業種に比べて時間の融通が効き時給が比較的高かったからでした。

コールセンターが底辺の仕事だと、私も入社前は思っていました。今思えばとんでもない誤解でした。確かに間口が広くどんな人でも大体採用されます。
しかし、ほとんどの人は3ヶ月も持たずに去っていきます。短い人は一週間持たない人もいます。

正直、仕事はキツイです。基本的に謝罪するのがメインの仕事ですから。最初はみんな心折られます。
それでも辞めずに続けていくと、電話対応のマナーもしっかり出来るようになり、メンタルが強くなってきます。

問題は、声帯や聴覚をやられる人が多いです。
私も一定の音域の声が出なくなりました。聴覚も今は「軽難聴」状態です。

クレーム対応が多いオペレーターの仕事ですが、実際には「督促」「商品問い合わせ」入会書などに不備があった際の「確認電話」などもありますし、時には外国人のお客様に対する英語対応などもあります。

また、意外に思われると思いますが人に優しくなれます。勧誘の電話などが来ても「あ、これは委託のオペレーターだな」とわかるので、相手が嫌な思いをしないように、しかし以後「架電停止」になるようにお断りすることが出来るようになります。これは架電する側からするとかなり「当たり」のお客様です。
自分がされた時に嫌な思いをしなくて済む対応をすることが出来ると、自分自身に自信が付きます。

コールセンター歴5年になる私は自分の職場を「底辺」だと今は思っていません。
お客様にしっかりと向き合って、誠意ある対応をさせていただいています。お客様から感謝の言葉をいただくことも多く、その際にはこの仕事をして良かったと思っています。

「底辺の仕事」って一体何でしょう?
私は今の会社ではベテランの域に入るレベルにまでなりました。私がやっている副業の代表からもスキルを認められています。
私自身も、いつでも他のコールセンターに移ってもやっていける自信があります。つまり「どこへ行っても働けるスキル」をコールセンターで身につけることが出来たのです。

私は「底辺の仕事」とは、人を欺き自分は楽をして稼ぐ仕事だと思います。
実際には「固定の底辺の仕事」なんて存在しなくて「底辺の人間」がしている仕事は、業種に関わらず全て「底辺の仕事」なんだと思います。

仕事にプライドを持てるなら、例え見ず知らずの人間から「底辺の仕事」などと言われても構いません。
勝手なイメージで言っているのなら、一旦その仕事を体験して極めてから言って欲しいですね。

※「底辺の仕事」はありませんが「底辺の会社」は実在します。気をつけましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?