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読書備忘録 22(番外編)

どうも。アラフィフおばちゃんです。
今日は、備忘録と何故その著者の作品を読み続けているのかについて書きますね。
まず、作品は・・・

・「桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ」 内藤了 著
こちらは、著者の新シリーズですね。うまく説明できないのですが、日本版アベンチャーズ(怪奇版)みたいな感じです。
この作品は、事件を解決するのが目的ではなく「霊障」による事件を世の中に出ないように「処理」する異能力者たちが警視庁内で秘密裏に活動しているという、ざっくり説明すると少し前に始まった「警視庁特捜地域潜入班 鳴瀬清花」と最終的な志は同じ人々が活躍する小説だと思っていただければ。

・「呪街 警視庁異能処理班ミカヅチ」 内藤了 著
こちらは前述の「桜底」のシリーズ2作目です。
今月、3作目も出るようなのでそちらも買おうかな・・・と思っています。

さて、今回の記事に「番外編」とついていることについて少し書こうかと思います。
この「備忘録」をもしずっと見ていてくださる方がいらっしゃったら、お気づきかもしれませんが、私はここのところ「内藤了」さんの作品を読むことが多いです。
彼の作品はシリーズであることが多く、「藤堂比奈子シリーズ」と「堀北恵平シリーズ」は既に完結しており、共に全巻読了致しました。
何故、そんなにも著者の作品を読むのか?それは、著者のデビュー作が世に出た時に、たまたま手にしたことから始まります。
もともと猟奇的な作品が好きだったので、「また新しい作家さんが出たんだなぁ」くらいの気持ちで買いました。
正直、デビュー作は文章も拙く強く惹かれるという感じではなかったのですが、「これはシリーズ化するつもりで書いてるんだな」というのは伝わってきたので、3作目まで読んで面白くなかったら読むのを辞めようと新作が出ては読ませていただいていたのですが、若干「おや?あの作品に似てないか???」という事件なども途中挟みながらも、かなりツッコミどころの多い展開をどんどん広げていくので、ついつい「これはどう終わらせるのか、最後まで見届けてやる!」という妙な意地でスピンオフも含めて14冊読破しました。
ありえない設定や、とんでもないことを登場人物たちが当たり前のように受け入れていることに対して「・・・」と感じたりはしたものの、とにかく登場人物がみんな個性的で飽きさせないという点と、何よりも確実に「完結」させたことに、この著者は絶対に面白い作品を出す!と思い、次に「堀北恵平シリーズ」を読了。こちらも見事なまでの「完結」の仕方でした。
※ありえない設定は、もう受け入れる前提で読んでいます。

しかし、著者の作品ならばなんでも「当たり」なのかというとわたしは「憑依作家」シリーズはどうしても面白いと感じることは出来なかったですし、今回の「ミカヅチ」も、あまりに突飛すぎて、どちらかというと同時進行でシリーズ化されている「鳴瀬清花」シリーズの方を読了するかもしれません。
とにかく、筆の速い方なので待たされすぎないのも良いのかもしれないですね。
今後作風が急に変わることがない限り、しばらくは著者の作品はチェックしていきたいと思います。

もうひとり、気になっている作家さんで「まさきとしか」さんもいるのですが、こちらはかなりずっしりとくる作品を書かれる方なので、消費カロリー高めなのであまり高頻度では読まないですね。数日、引きずられてしまうので。でも、とても素晴らしい作家さんだと思っております。
現在、手元に未読の作品がありますのでじっくり読ませていただこうと思っています。

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