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現役度と経験、考える力

16日の阪神-ヤクルト戦にて、解説をされている藤川球児さんの予言的中が話題になっています。

何があったかと言うと、試合の中で、ピッチャーの藤浪選手がバッターとして立ち、ツーランホームランを放ったシーン、

カウント2-2となった場面で

「話変わりますけど、案外いやなんですよ。藤浪投手の打席が、このバッテリーは気持ち悪さはあると思うんですよ。一本で1点ですから」

と指摘。

ここで藤浪が低めのボールをきっちりと見極めてフルカウントに持ち込んだところで

「気持ち悪いですね、見逃されると。なんかちょっとそんな雰囲気がするんですよ」

とヤクルトバッテリーの気持ちを投手目線で危機感を抱いたことを明かしました。

その直後にフルカウントからの直球を完璧に左翼席へ放り込んで見せた藤浪選手。

実況アナウンサーが
「藤川さんの予感、大的中となりました!」
と興奮しながら藤川さんに話を向けると、
「これ梅野選手がセカンドに走ったことが大きく響いてるんですよ。セカンドに走ったことで、ヒットもダメになったんですよ。一塁にいるままだったら、大きく打たれてもいいのでもっとリラックスして投げれるんですけど、早い当たりのゴロでもだめだ、と。だから一気に2点みたいになっちゃうんです。盗塁したことで、外野の間を抜けることがいやなんでこういう勝負の結果になる」
と展開のアヤを冷静に解説した。

何が言いたいかなかなか分かりにくい部分もあると思います。
野球知らないし、と。

確かにそうなんですが、物事は世の中が思っている以上に才能だけで上手くいくものではないと、強く思いました。

一球入魂のタイプで、まっすぐで力強く勝負しているパワータイプと思いきや、徹底的に考えて行動している事を目の当たりにしました。

解説の中でも、様々な方がいますが、とことん経験し、考えて来た方には、裏付けられた確信なるものがしっかり根付いています。

しかも現役引退してまだ日もあいてない藤川球児さんのバリバリなキレ具合には、いかに試合中も考えてきたかが伝わります!

野球を単純に楽しむよりも、解説の方々の経験も聴きながら、見ると楽しみが増えますね!


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