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『ブーケ』についてプランナーが思うこと

皆さま、こんにちは。
B buddy consultingの佐伯です。

私たちは、結婚式にまつわる様々なコンテンツについて
『プランナー』と『キャプテン』という
二つの視点で分析していくことを大きな特徴としています。

そんな中でnoteでは
それぞれの気づきを記していきたいと思っています。

今回私はウエディングプランナー目線から
『ブーケ』について考察してみます。

突然ですが、皆さん、お花は好きですか?
実は最近、お二人にお伺いすると
お花に興味のない方も
多いような気がしています。
お花を贈ったりいただいたりする機会も
少ないのでしょうか。
世の中にはお花以外にもたくさん
素敵なプレゼントもあるしね。

ちなみに私は、お花、好きです。

でも別に『常にお花買って活けてます』という
女子力の高さを持っているわけでもなく。
でも、何かの折にプレゼントしていただくのは
とても嬉しいです。
そして、なんでもすぐ捨てるくせに
お花だけはなかなか捨てられない。
なるべく長く飾ったり
ドライフラワーにしたり。
とにかく、捨てられずに
ことお花に関しては『最期』まで見届けたくなる性分です。

特に鉢物よりも『切り花』が好き。

切り花の魅力。
美しさ。

おそらくなのですが、
散りゆく命の儚さとか
限りある生命力の刹那とか
そういうものに魅かれてしまうんですね。

私が結婚式、という『刹那』を愛する理由にも
通じているような気がするのですが。

結婚式が生まれた理由を考察したことがあるのですが、
私はこんな風に考えています。

『永遠』とはとても困難な事。
命にも通じるように。
でも、だからこそ
『今』が少しでも長く続くよう願う気持ちが、
結婚式を創生した。
誰かの人生に想いを馳せ
幸せを願うことができる人間という生き物の
優しく美しい心が
形になったものなのだ、と。

そして、ブーケや花束も。
残念ながらその命は永遠ではない。
切られた花には
根のある花とはまた別の
透明感を帯びた美しさを感じます。

鉢植えは瑞々しく
生きるチカラに満ちている。
切り花は最期の時に向かって
限りある命を少しずつ静かに燃やしている。

ブーケの言われは
男性がプロポーズの際
野に咲く花を束ねて
プレゼントしたことが由来、と言われています。

愛を花に託して。
喜ぶ顔に想いを馳せて。

私はコンセプトミーティングで
『好きなお花はありますか?
 と言うか、お二人、お花、好きですか?』
と、必ずお二人共に伺うことにしています。

プロポーズの朝に
野に咲く花を束ねる方なんて
現代にはなかなかいないと思うけど
もし二人にまつわるお花があるなら
結婚式のブーケに
その想いと共に束ねたいとも思う。

今日しかないこの日を
その美しさで彩り
文字通りその人生に
『花を添えたい』と思う。

実は過去に一度
ご新郎様と一緒に山に入り
『まつゆきそう(スノードロップ)』を
生産者さんから切り分けていただいて
私がそのままフラワーアーティストに預け
翌日のウエディングのブーケに
仕上げていただいたことがあります。

月並みですが山の中で涙があふれた時、
『結婚式(=人生)を創っている』
そんな手応えを感じられる時間でした。

そういう仕事を
皆さんと一緒にしていきたいのです。
ウエディングプランナーが感度を高め
感じ取ったものに
仲間を信じて一歩踏み込む。
想いを乗せる。

そして、そんな想いのこもったブーケを
結婚式の中でキャプテンと、また創り手たちと、
どう体現し
人々の心に届けていこう。

お二人の愛や想いが
目で見えるもの
肌で感じることができるものとして
昇華され、未来の人々の心に届く
『結婚式』という深く美しい世界を
創っていきたい。

そんな想いで
ウエディングプロデュースという
儚き仕事に心を砕き
B buddy consultingを
運営しています。

佐伯エリ🧜‍♀️

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