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【はじめに】60歳からのプログラミング

還暦を迎える数年前に何か新しいことを始めてみようと思い立ちました。
しかし、今さら何にチャレンジしてみようかと、皆目見当がつかず、何も手をつけることなくそのまま数年が過ぎてしまい、とうとう60歳を迎えたのは半年前のこと。

この歳になると、若いころからやってみたいと思い続けてはいたものの、
何らかの理由をつけて今に至るまで手をつけていないことや、途中までやってみたけれども結局は続かずに尻切れトンボになってしまったこと、思い出せば出すほどいろいろと出てきてしまいます。

自分の場合、その中のひとつにプログラミングもあったなあ、と思うことがありました。ずいぶんと昔になりますが(30年以上前?)、仕事であるシステムの開発に関わっていたことがあり、その時にプログラムをいくつか書いていたことがあるからかもしれません。(その頃の環境と今の環境では、まったく違っていると思うのでその当時の知識や経験はほとんど役にたたなくなっているとは思いますが。)

また、ここ数年の間に、子どもたちを対象にプログラミング教室が盛んになってきたからか、学生や比較的若い社会人の間でも興味をもつ人が増えてきたからなのか、プログラミングという言葉をよく耳にするようになったことも、思い出した要因なのかもしれません。

そうすると別の観点で気になり始めてきたのは、プログラミングは子どもや若い人たちだけが興味をもっていて、自分と同世代の中高年の人たちは興味を持っているのかということ。ネットで検索してみた限りでは、どうやら自分のようなシニア世代の中でも少数ではあるにしてもプログラミングに興味をもっている人がいるような気配を感じました。少し前の話になりますが、80代のシニアの方がスマートフォン向けのアプリを開発したというニュースは大きな話題をよんだようです。

中高年はパソコンやインターネットは全く苦手という認識が一般常識のように広くいきわたっているようにも感じますが、本当にそうなのかな、と思うこともあります。仕事も私生活も、今ではパソコンやインターネットなどがないと話にならない状況ですので、ひと昔前の中高年とは異なり、現代の中高年の多くはある程度はITツールを使いこなせているように感じます。

そうすると、単なるパソコン操作やインターネット検索では物足りず、それらの基本的なスキルからレベルアップしたミドル・シニア世代の人たちがスマートフォンやWeb上でアプリをふつうに作って楽しんでいる世界が広がっていくことも、これからはありえるのかもしれません。

そんな仲間に入れてもらうべく、自分の興味や関心に沿ってプログラミングを「今さら」ではありますがスタートしてみようと思い直しました。この年齢になって、プログラミングなんて何でやるの?脳トレ?と言った声も聞こえてくるようですが、脳トレでも何でもいいのでとりあえず趣味としてやってみようかなと思うことにしました。


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