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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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「どこに座る?」の一言から1on1を始める理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは主体性を促せる

コーチングマインドの一つに、 「相手の主体性を促す」 がある。 主体性が本当の意味で促される時は、 「自分で選択している」 といることが基本となる。 〜〜〜 つまり、人は、他の人に決められて動き、何かうまく行かなかったときに、どうしても、 「あの人に言われたから。。。」 と他責になりがち。 逆に、自分で決めた時は、 「まぁ、自分で言ったしな。」 と、自分ごととしてと落とし込める。 〜〜〜 例えば、対面で行うセッションの場合、座る位置なども、まずは、

コミニュケーションが上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは選択を促している

人が、 「よしっ、やろう!」 と思えるときは、どんな場面? 一つは、 「自分で、物事の選択をしたとき」 がある。 〜〜〜 ただ、スタッフ、特に新人と関わる時は、いきなり、 「さぁ、自分で決めて!」 と言うと、 「いやいや、決めるも何も、まだ、何もわからないんで。」 となるので、その場合は、リーダーからいくつか選択肢を伝えて、その中から選択をしてもらう必要がある。 中堅スタッフであれば、ある程度、その選択肢も自分で決めてもらう関わりも必要なので、この辺り

自分を認めている理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフを認めることもできる

自己理解、他者理解、多様性、よく聞く言葉。 傾聴、承認、フィードバック、これらの言葉も、リーダーとしてマネジメントに関して調べていくと、よく聞く言葉。 私も、2016年からマネジメントスキルの一環としてコーチングを学ぶ中で、 上記の言葉には、たくさん触れてきた。 〜〜〜 当初、思っていたのが、 「他者理解をすれば、いいんでしょ。」 「多様性を理解すれば、大丈夫でしょ。」 「とりあえず、傾聴すれば。」 「まずは、承認しておこう。」 と、まずは、スキルを使おう

多角的に物事をみれる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの視野を広げるサポートができる

私は、ハナミズキが咲き始めるこの季節になると、いつも思い出すエピソードがある。 それは、もう、10年ぐらい前に、とある人の自宅に伺っていて、 「山田さん、ちょっと、こっち(2階へ上がる階段を指差して)に来てよ。」 と声をかけていただく。 〜〜〜 階段を上がり、2階に行き、その方は、次に窓を指差して、 「ハナミズキを見てごらん。」 と続ける。 そうすると、道沿いに満開に咲いたハナミズキが見えた。 あまりの綺麗さに、 「うわぁ〜、凄い綺麗ですね!」 と、私が

コーチングプラットフォームの講座でサブファシリテーターとしてデビューしました

今回、所属するコーチングスクールの、一般社団法人コーチングプラットフォームの講座で初のコファシリ(サブファシリテーター)を務めさせていただきました。 コーチングプラットフォームの皆さんに、サポートをいただき、私らしく笑顔で、楽しく行えました。 サポートしてくださった、皆さんに、心から感謝です! 本当にありがとうございました! ~~~ コファシリ初チャレンジということで、 「守破離」 の”守”を意識しました。 それと共に、コファシリとしてスキルは必要ですが、やは

「1on1どのぐらいの頻度がいい?」と聞ける理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの自主性を引き出せる

先日、ある組織のマネジメントをしている方のお話しを聞いて感銘を受けた。 その方は、部署内で、1on1を始める時に、スタッフ一人ひとりに、 「これから、1on1を定期的にやりたいんだけど、どのぐらいの頻度がいい?」 と確認を行ったとのこと。 〜〜〜 そうすると、あるスタッフは、 「毎週が良いです!」 他のスタッフは、 「いやぁ〜〜〜、1ヶ月に一回で充分です。」 と、いろいろな声があり、基本的には、スタッフの意見を尊重しながら、1on1を進めているとのこと。

仕事を任せられる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは承認するチャンスを掴んでいる

コーチングスキルに承認がある。 承認は、かなりシンプルに言うと、 「相手を認める」 こと。 承認には、3つの種類があり、 この3つをバランスよく使えると、いわゆる承認上手になる。 〜〜〜 承認と言うと、褒めるのイメージが強いけど、実は、仕事場面で考えると、 「仕事を任せる」 ことも、承認になる。 先ほどの3つの中で考えると、 「存在承認」 になる。 要は、相手を信頼していて、その存在を認めているから、仕事を任すということ。 〜〜〜 そして、仕事を

スタッフの頭の中を整理できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは事実と解釈を分けられる

「コップに水が半分入っている」 という事実に対して、自分がどんな解釈をするか? 「半分も入っている。」 「半分しかない。」 どちらが正解、不正解ではない。 あくまでも、自分が、そう解釈しただけ。 物事の解釈のフレームを変えることを、コーチングスキルのリフレーミングという。 リフレーミングについての言語化↓ 〜〜〜 リーダーとして、このリフレーミングのスキルを使うと、スタッフの可能性を広げることができる。 その時に、 事実→解釈→行動→結果 というフレー

シンプルな問いを繰り返す理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの考える力を育成できる

「あなたは、どうしたいの?」 「あなたは、どうありたいの?」 「何のために、働いているの?」 「10年後、どんな風になっていたい?」 これらの問い、シンプルではあるけど、いざ聞かれると、ドキッとする。 〜〜〜 リーダーとして、スタッフ自身の考える力を伸ばす時に、 上記のような、シンプルだけど、本質を突いた問いは、有効。 なぜなら、人は、その場で、パッと答えられない問いほど、 脳で、一生懸命、自分なりの答えを出そうとするから。 〜〜〜 私が、訪問看護の現場

要約を促す理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフから話しかけられやすい

スタッフの多くが、リーダーに相談する時って、どんな場面だろう? ①緊急を要する時 ②緊急を要さないが、話をしたい時 ③ただ、話を聞いて欲しい時 今回の話は、いずれの際にも、リーダーとして必要なコミニュケーションスキルの話。 〜〜〜 それは、 「要約を促す」 もしくは、 「要約をして、伝える」 ということ。 人は、人に何か相談する時に、話しながら話をまとめていくことが多い。 話しながら、自分が、本当は何を話したいかをまとめていく(要約)。 〜〜〜 裏を返

コーチングセッションで、目標達成と自己理解の両輪を廻していく

コーチングの定義として、国際コーチング連盟では、 と表現している。 〜〜〜 この、 「自身の可能性を公私において最大化させる」 ために、必要なことが、 目標達成 と 自己理解 だと、私は思っている。 〜〜〜 コーチングセッションというと、目標達成の効果的なツールとして理解されていることも多いけど、 目標を達成させるために、欠かすことができないのが、 「自己理解」。 自己理解、、、自分が、どのように世界を認識しているか、自己認識。 そして、世界から

コミニュケーションが上手な理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは、コミニュケーションを細分化している

トム・ソーヤの冒険の作者、マーク・トウェイン氏の名言。 私は、この言葉が好き。 〜〜〜 何か物事を始められない時って、最初にやることのイメージがつかず、あれもこれもとなり、結局取り掛かることができないことってある。 コミニュケーションも同じで、 「コミニュケーション取らなきゃ!」 を 「で、コミニュケーションって、そもそも何?」 と考えると、コミニュケーションは基本的に、 話す 聞く の2つに分けられ、リーダーに多く求められるのは、 聞く こと。 〜

スタッフから相談を受けやすい理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは話を聞く時にパソコンを閉じている

コミニュケーションにおいて、非言語の情報が影響を与えていることは有名な話。 代表的な例が、メラビアンの法則↓ 〜〜〜 つまり、リーダーが、スタッフに、 「いつでも相談してよ!しっかり聞くから!」 と言いつつ、実際にスタッフから話しかけられた時に、 パソコン作業を止めずに、聞いている感じで、 「うんうん、そうなんだ。大変だね。」 と伝えても、スタッフからすると、 「うわっ、話、聞いてくれていない。。(いつでも相談してと言っていたのに)」 となる。 〜〜〜

存在を承認できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーがひと手間かけて行なっていること

存在を承認することの反対は、 「無関心」。 承認と聞くと、 「褒める」 のイメージが強く、 「そんなに何でもかんでも、褒められないよ。」 そのような理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーの声をよく聞く。 〜〜〜 「無関心」 の反対は、 「関心」 つまり、 「関心」 を持つということは、その人の存在を認めていることにも繋がる。 そして、 「関心」 を持ってスタッフに接すると、不思議と、 「褒める」 ところも見つかる。 〜〜〜 「あら