1次試験悔やまれるシリーズ
1次試験で出題された問題で、冷静になれば解けていた問題がいくつかあるので振り返ってみます。
自己採点の参考にしてもらえたら恐縮です
悔やまれるシリーズその1は化学です。金属材料からの出題でした。
5択の問題を消去法で以下の2つまで絞りこめたのですが、そこで手が止まってしまいました。
この2つのうち正しい文章はどちらでしょう(それぞれ部分的に抜き出して要約しています)
①銅は湿った空気中でさびない
②チタンは頑丈で航空機の材料に用いられている
②に関しては勉強不足で判断不能でした。なので①単体で判断することにしたのですが、『湿った』という表現に心を揺さぶられてしまいました。
まずそもそも一般的にさびにくい材料と考えられているアルミやステンレスは、空気中におかれた瞬間表面全体が薄く酸化することでそれ以上内部に反応が進むことを防いでいます。
そして試験当時の私には、銅にも同様の性質があったような覚えがありました。
つまり私の認識では、そもそも周囲の空気が湿っていようがいまいが銅は『表面が薄くさびている金属』だったのです。
ここからなぜか私は「ははーん、さてはこれは何らかのひっかけだなぁ」というような謎の疑心暗鬼に陥り、最終的に①を正しい文章と判断して選択しました。
あとになって冷静に考えると、湿った空気とは当然水分が飽和状態にある空気のことであり、その環境下では緑青などのはっきりしたさびが発生するので答えは②ですね。
悔やまれる………
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