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【理学療法士国家試験】1日で対策できる筋ジストロフィー!

受験生の皆さんこんにちは。リハビリ専門学校で教員をしている、理学療法士のダイ吉です。

私は、ボーダーラインの学生を国家試験に合格させるため、毎年200時間以上の国家試験対策をやり続けています。

その経験の中で分かったことは、効率良く平均点をUpさせたいなら、神経筋疾患の分野が最高!ってことです。

難病は解明されていることが少ないので、新しい問題を作りづらいのでしょう。毎回、同じような問題が出るので対策が簡単です。

筋ジストロフィーは、実地問題(3点問題)でも出題されますので、しっかりと対策しておきたいですね。

筋ジストロフィーとは

筋ジストロフィーは遺伝子の異常により、骨格筋を形成するタンパク質の組み立てが上手く働かなくなり、骨格筋の細胞が維持できず、変性や壊死をする筋原性疾患(ミオパチー)です。


出題傾向について

筋ジストロフィーには様々な病型がありますが、国家試験で出題される割合は、おおよそ以下の通りとなっています。

 約70% = デュシェンヌ型筋ジストロフィー
 約20% = 筋強直型ジストロフィー
 約10% = その他の筋ジストロフィー

毎年3~4点の出題がありますが、効率良く点数を取るなら、デュシェンヌ型と、筋強直型の2つに絞るべきでしょう。


デュシェンヌ型筋ジストロフィー

Duchenne Muscular Dystrophy(DMD)は、X連鎖劣勢遺伝のため男児しか発症しません。

3歳くらいから、徐々に全身の筋力が低下し、段差が降りにくい、起き上がる時に頭が持ち上がらないといったことで、発症を自覚します。

DMDの経過はこの動画がおすすめです。

<前半の和訳>

【00:34~】
 3歳までにいくつかの問題が出てきます

【01:15~】
 6歳になると歩行が困難になってきます

【01:38~】
 7歳、友達に追いつくのが難しいですね

【01:58~】
 8年で日常生活にかなり支障が出てきます

【02:46~】
 9年…、力は衰え続けています

【03:23~】
 歩けなくなる時期の平均は10歳です

この動画を繰り返し観るだけでも、十分な国家試験対策になりますよ!


さて、ここからの解説は有料となります。

もし、購入に不安がある場合は、こちらの無料記事を参考にしてから購入を検討してみて下さい。

また、6疾患全てが入った、マガジン購入が安くておすすめです。

でも、今回は有料記事のため、誰にでも理解してもらえるよう、時間を掛けて仕上げてます。

また、最後にオリジナル問題もありますよ。

今までに培った経験と知識を、全て詰め込んでありますので、どうぞ期待して下さい。

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