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医療系の学生にアクティブラーニングは通用しない!

こんにちは、リハビリ系専門学校で教員をしているダイ吉です。

学校がアクティブラーニング推しなので、私も実施してはみるのですが、
あまり効果的だとは思いません。

う~ん、うちの学生には通用しないっす…。


アクティブラーニングとは

アクティブラーニングは、教員があれこれ教えずに、学生が主体的かつ能動的に学ぶ授業形態のことです。

一番分かりやすいのは、グループワークですね。

授業時間の中で、協力して調べものをしたり、代表者が発表したり、お互いに知識をシェアする形態です。

授業者は課題を与えたり、ヒントを出したりするだけで、基本的には見守るだけです。


医療系の学生には通用しない

その理由は、医療系の勉強は範囲が広すぎて、共有できるほどの知識が学生に備わっていないからだと思います。

アクティブラーニングの講習会に何度も行かされました。当然、参加者は大人ですのでグループワークはサクっと進みます。

色々な経験と豊富な知識があるので、どんな課題を出されても、きっちりとワークができちゃうんですね。

講習会を終えた時は、「確かにコレ良いかも~」と思うのですが、実際に学生に試してみると散々な結果に…。

これ、私が使いこなせていないだけ?


シェアには経験がいる

国試前など、知識パンパン状態の学生であれば、放置していても勝手にアクティブラーニングを始めます。

しかし、そうではない医療系の学生は、主体的には学べません。やはり、シェアをするための知識が不足しているんですね。

楽しいBBQをイメージして下さい。

食べ物を持ち寄ってシェアしよう!といって集まった時、もし全員がお肉を持ってきたら絶望しますよね。

炭を用意する人、野菜を持ってくる人、食器を準備する人。それぞれ持ち寄るものがあってこその楽しいBBQです。

BBQっていったらお肉っしょ!みたいなポンコツが何人集まっても、BBQは成立しませんね…。

つまらない講義も仕方がない

アクティブラーニングのメリットを活かすのであれば、事前に知識を詰め込んでおく必要があります。

一方的な講義で、つまらなかったとしても、そこはきっちり学んで欲しいと思います。

多くの訓練を積み、素早く炭をおこし、網にお肉と野菜を並べ、テントが張れるようになりましょう。

そして、立派なキャンパーを目指そう!

え、あれ?

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