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ブルーオーシャンにたどり着くには、結局この3つの方法しかないという話

おはようございます。べーちゃんです。

本日は、ブルーオーシャンにたどり着くにはどうしたらいいかという話です。
転職活動をしている人、自分の会社の経営方針に疑問を持っている人、
この事業をこのまま続けていいか悩んでいる人は面白い内容となっております。
そもそもブルーオーシャンとは何かというと、競争相手のいない未開拓の市場のことです。対義語はレッドオーシャンです。競争相手が多く、血で血を洗うような顧客争奪戦が繰り広げられている市場のことですね。大抵の市場はレッドオーシャンだと言われています。以下のリンクにわかりやすい説明が載っています。

普通に考えて、誰だって競争相手がいないブルーオーシャンに行きたいと思うんです。確かに、ブルーオーシャンって言葉自体はよく聞きますし、美味しい話だとは思うものの、「じゃあ、具体的にどうしたら見つかるものなの?」と思いますよね。

今回はブルーオーシャンを捜索する方法として、結局3つしかないんだなということがわかったので、記事にまとめたいと思います。様々な文献に共通していたことを抽出してみて、「なるほどな〜」というポイントだけをまとめてみました。

方法は以下の3つが考えられます。

1. アナロジーを取る
2. 顧客のペルソナを明確に描く
3. 未来を想像する

1. アナロジーを取る

アナロジーとは、類推のこと。別の事象から、特定の事柄に紐づく抽象構造を見出し、別の具体に応用するということです。つまり「〜〜っぽいものを見つけること」ですね。これは戦略コンサルタントの日々の業務にも応用されている考え方ですね。ブルーオーシャンにたどり着くために、他業種や同業種の価格帯が異なる企業の戦略からアナロジーを取ってきたり、もっとかけ離れたところ、例えば宗教、大学法人、スポーツ、小説などからアナロジーをとってきたりして、新規市場の創造に関するヒントを見つけてくるということですね。

アナロジーの例は以下のリンクにまとまっていますのでご参考にどうぞ^ ^

アナロジーについて基本的なところから体系的に学びたい方には、こちらの本が非常に参考になります。(個人的に細谷さんの本は読みやすくて、スイスイ頭に入ってきます。大学生の頃から細谷ファンです笑)

2. 顧客のペルソナを明確に描く

ペルソナとは、対象とする顧客層のステータスや課題を整理した情報のことです。これがあるとターゲットに自社サービスが刺さりやすくなります。今やこの考え方は、マーケティングや事業立案においては必須の考え方となりました。以下のサイトに非常に詳しくまとまっています。

別の言い方をすれば、ペルソナというのは、「顧客が本当に望むサービスを提供するために、顧客の課題や心理を明確に想像しよう」ということです。
上記のメリットはもちろんですが、ブルーオーシャンにたどり着くためにペルソナ設定が重要な理由は大きく3つあります。

一つは、買い手は一人ではなく、複数人が関係し合っていることが多いためです。具体的には、買い手は「購買者」「利用者」「影響者」の3種類があります。最も成員が少ない場合は購買者=利用者で1人、影響者0人となりますが、最も多い場合で3人以上になるのです。
この成員の互いの関係性を認識しないでいては、誰が欲しがっているサービスを作っているのかわからないですよね。

二つ目に、補完財を考えるためです。補完財というのは、製品Aを売る時、同時に売ると、製品Aの販売数が増加するような製品のことです。補完財は顧客の購買行動の障壁となっている何かを取り除く作用があります。
例としては、映画館が小さい子供づれの家族向けにチケットを売る場合、育児サービスを同時に提供するとチケット販売枚数が増加する、というような場合です。これはターゲットのペルソナを明確にしなければ、理解できないことですよね。

三つ目は、顧客層と非顧客層を明確に分類するほど、どのように市場開拓していくかの戦略が立てやすいためです。ペルソナ設計を行うと、同時に自社が対象としない顧客層も明確に設定することになります。これにより、尖ったサービスが作れるようになると同時に、もし次に市場を広げていくときに、どの顧客に脚を伸ばすべきかが明確になるのです。

以上のようなことから、ペルソナを明確に設定することが非常に重要です。
また、ペルソナの発展系としてカスタマージャーニーマップも非常に有用です。ターゲットが具体的にどのようなプロセスをたどって購買に至るのかを精緻に分析するために使います。作成方法は以下のリンクを参考にしてみてください。(作成はちょっと面倒ですが、やってみるとあとあと参照できるのですごく便利です。社内の会議でもひっぱってこれるので話し合いがスムーズになります)

3. 未来を妄想する

最後は未来を妄想する、ということですが、ぶっちゃけこれができたら苦労しないよね、という声が聞こえてきそうです笑。誰にだって未来はわからないものです。具体的な未来は予想しきれないまでも、「ここまでは言える」という大まかな未来は予想できそうです。特に、「日本の人口が減少すること」は避けがたいものとして、すでに人口学で予想されています。そのことから導かれる未来を、雑多に書きつらねてみたいと思います。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではないですが、連想ゲームによって未来を予想するのが一番だと思います。何か他にも予想できそうなことがあったらコメントください!^ ^

・高齢化がさらに進み、子供の数は減る。
・中産階級以上の人たちの中で、健康寿命への需要が高まる
・サプリなどの健康グッズ系のECがバブる
・日本のサプリメーカーで価格が安いところが伸びる
・投資や資産運用に対する需要が高まる。詐欺も増える。
・科学あるいは宗教への需要が高まる。
・新興宗教が増える。
・既存の宗教の学び直しの教養書がベストセラーになる。
・大学での学び直しを考える社会人が増加する。
・労働市場内で、大学での学びの意味づけが問い直される。
・特に統計学が非常に重視されるようになる。
・従業員との関係性を保つために、会社の従業員に対する拘束力が弱くなる
・健康経営がより求められるようになり、人事の仕事の幅が広がる
・人事に、科学的戦略思考がより求められるようになり、人事の高学歴化が進む
・人事の人手不足はさらに進み、効率化をより求められるようになる
・人事がさらに分化して、企画、営業、労務の3分類にわかれる
・一人当たりの養育費が増大し続ける
・人手不足の市場から順に、IT化や国外外注が盛んになる

以上になります。最後の未来を想像するというのは、連想ゲームみたいでほんとにおもしろいので、複数人でブレスとしてみるともっと色んなアイデアが出てくるんじゃないでしょうか。

ただ、2000年代に入り、技術の進歩が非常に早くなっているので、3年以上先の未来を創造することにあまり意味がなくなってしまっているのも現状です……具体的に創造しすぎず、ある程度の粒度で留めておくのも大切かもしれませんね。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!
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