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#64_【大人の社会科見学】空港制限区域

東京圏出身の人だと、知っているけど利用したことのないもののひとつに、「はとバス」というのが、あるのではないでしょうか。

私の場合、かつて練馬区の環七沿い(豊玉陸橋の近く(^^;)に住んでいて、新宿駅や王子駅に行く都バスを利用していましたので、「あれも実は、はとバス」という、マニアしか分からないツッコミをしてくる人がいそうですが(゜゜;)\(--;)、団体旅行自体に参加する機会がほとんどありませんので、40数年生きてきて、初めて利用しました。

【ナンバープレート横にあるオレンジの掲示物は、空港への入構許可の証だそうです。】

団体行動が嫌いな私が、なんで「はとバス」に乗ろうと思ったのかといいますと、羽田空港の制限区域内でバスを降り、航空機を間近に体感できる、「羽田空港ベストビュードライブ」に参加するためでした。

【2階がオープンの車両で運行することもありますが、空調がないのでこの日は屋根付きでした。】

空港施設は年々セキュリティチェックが厳しくなっていますので、制限区域に入る前には、身分証の照会やら手回り品の制限やら撮影禁止のものが諸々あるというのはもちろん、差し出された紙を指でこすり爆発物のチェックまでされました。米軍基地並みに厳しいです(検査の様子は写真撮影禁止です)。

見学中、ターミナルのある建物側は写真撮影禁止でしたが、駐機場所まで連絡バスで案内される、対馬行きのような冷遇されている便を利用していますと、実は空港の地面に降りてから飛行機に乗るよなぁとか、手荷物のターンテーブルの搬入口やボーディングブリッジに直行できそうな場所なんかはいつも見ているけどなぁとか、若干思うところはありましたが(苦笑)、飛行機が間近に見られるとあり、大盛り上がりでした。

【JALのエアバス350。】
【国際ターミナルに並ぶ飛行機。】
【羽田で唯一定期的に見られるボーイング747(ルフトハンザ)。】
【離陸を待つANAのポケモンジェット。】
【化学消防車の放水訓練がおまけで付いてきました(^^ )。】

飛行機は、風に向かって離陸しますので、当日の風向きにより見られるのが着陸の場面になるか、離陸の場面になるか変わります。
ツアーの出発時間は3つありますが、午前中がオススメだそうです。羽田ですと、数分間隔で飛行機が飛んできます。ちなみに、昼過ぎですと、滑走路点検と重なってしまうこともあるらしいです(つまり、その滑走路には飛行機が着陸できない)。

よそのことだけ書いてもしょうがないので、対馬の話に移しましょう。
対馬の人にもあまり知られていないようですが、現在の対馬空港の管制は福岡からリモートで行われています。一応管制塔らしき構造物はあり、リモートになる前は国土交通省の職員の方がいらっしゃいましたが、現在は無人のようです。

毎年空の日の前後に全国の空港でイベントが企画され、対馬空港でも「夜の滑走路を歩こう!」など、制限区域内でのイベントがありましたが、その影響により近年は行われなくなってしまいました。特殊な舗装がしてある滑走路を歩けたり、滑走路の端から着陸する飛行機が見られたりして、意外と面白かったんですけどね。

そんな古き良き時代の残り香を思い起こしていたところ、対馬空港でも、今年の10月1日(日)に、飛行機のお見送りと化学消防車の見学ができるイベントが開催されるとのこと。

【実は対馬にも同じ型の化学消防車があるようです。】

そういえば、再来年の2025年が、現在の対馬空港が開港してから50周年にあたります。
何か期待したいですね・・・f^_^;)。


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