#123_【対馬の生活情報】対馬のお買い物事情
日本の最前線である対馬には、最前線ならではのお仕事があり、それに伴い離島の中では多くの人が住んでいますので、年度の変わり目には多くの方が出入りします。
中には、離島に足を踏み入れたことすらないという方もいらっしゃいますので、数年前に「対馬生活オリエンテーション」と題し、対馬で新生活を送る方向けのイベントを開催しました。
しかしながら、参加者にアンケートを依頼したところ、参加者にとって役に立っていそうな手応えがまるでなく、私のずぼらな性格も相まって、しばらくお休みしておりました。
今年は、年度の変わり目に引っ越しや事業の準備が重なり、はなからムリだと諦めていたのですが、noteのアクセス数を見ていると、島民カードやパスポートの作り方が地味に読まれ続けており、何もしないのもどうかなぁ、と思っていました。
以前お世話になった学校の先生が、対馬にはお店がないと思い、本土で収納用品や雑貨をガッツリ買い込み乗り込んだところ、意外とお店があってムダに終わった、という話をしていたのを思い出しました。
そこで、対馬のお買い物事情についてご紹介したいと思います。
厳原(いづはら)地区
対馬の行政機能が集中する厳原地区には、住民だけでなく、宿泊施設も多いので、徒歩圏内に色々なお店があります。
都会の生活に慣れてしまうと「コンビニがないと生きていけない」という方もいらっしゃるかと思いますが、厳原には24時間営業のコンビニが2軒あります。ATMやマルチメディア端末も備えています(^^ )。
余談ですが、フェリーが欠航しますと、お弁当やおにぎりの棚がスッカラカンになります。
そして補足ですが、厳原はタイトルにも記載したとおり、かな表記は「いづはら」になります。
「パソコンやスマホで変換できないのは対馬が僻地だから」と小バカにする人がいますが、ちゃんと入力すれば一発変換できますので、気を付けましょう。
美津島町雞知(けち) ※鶏知とも表記します。
島外の方への電話対応すると、3回くらい聞き返される地名ですが、対馬空港もあり、日常会話で普通に出てきます。笑いたくなるかもしれませんが、我慢してください( *´艸)。
雞知には、ロードサイド型のショッピングゾーンが形成されており、大きな駐車場が完備されているお店が多いです。
厳原町小浦
転勤だと、家電製品が必要になるのは対馬にいる間だけなんだよなぁ…とお悩みの方もいらっしゃるかと思いますが、そんな時にはリサイクルショップも活用しましょうo(^-^)。
厳原町小浦は、位置関係でいいますと、厳原と雞知の間になります。
上対馬町大浦
赴任先が比田勝の場合、雞知へ行くにも片道1時間30分くらいかかりますが、上対馬にもショッピングゾーンがありますので、ご安心ください。
大浦地区は、比田勝港から車で5分くらいの場所になります。
昨年2月に釜山航路が再開し、韓国人観光客が増えております。
スーパーやドラッグストアの商品陳列を観察していますと、流行が分かり面白いです(^^ )。
その他の地区
「中対馬(豊玉町、峰町)はどうなんだい?」というツッコミが入りそうですが、豊玉町仁位にサイキ豊玉店と、峰町佐賀(さか)にダイレックス対馬店があります。
手元に写真がなかったので、地味な感じになりますが、補足しておきます。
通販・宅配便
必要なものが対馬で全て揃いませんので、通販を活用される方も多いと思いますが、「島でもちゃんと届くの?」と気になる方もいらっしゃることでしょう。
そこで、宅配便について要点をまとめました。
ヤマト運輸と日本郵便は離島料金が発生しませんが、一般的に中継料が発生します。そのため、楽天市場など、ショップにより追加料金が発生する場合があります。
フェリーで輸送する関係上、そのダイヤが絡んできます。そのため、同じ区間を行き来する場合でも、対馬から出す場合と、対馬に送る場合で、かかる日数が違います。対馬から送る場合、集荷締め切りは午前中になります(15時頃のフェリーで対馬を出ます)。他所から対馬に送る場合は、1日余計にかかります。
実はゆうパックが最速らしい、というウワサがあります。
フェリーが欠航すると、クール便の受付をしてもらえなくなります。営業所で収納しきれなくなるためです。
郵便番号が分かれば、配送料金と輸送にかかる日数を検索できます。
余談ですが、最近断捨離した本とCDを売ろうと思い、NETOFFに問い合わせてみたところ、対馬も対応してくれるようになっていました(^_^)b。
その他まとめて
対馬は車社会ですので、最近のエネルギー価格について気になる方もいらっしゃるかと思いますが、対馬の場合、輸送コストがかかる都合上、どうしても高くなります。島あるあるでネタにされるガソリンは、現在193円/ℓです。
ガスは、もちろんプロパンです。
電気料金については、現状ほぼ本土と同水準です(最近離島料金が上乗せされるようになったので、今後は分かりません)。
ただ、金銭感覚が都会と違いますので、一般的にお金がかかるものが、タダで手に入ることもあります。
例えば、対馬だと、魚はもらうもの、または釣ってくるものとか。
実際、かつて仕えていた上司は、生まれてこの方魚を買ったことがない(そして、生け簀を持っている)とおっしゃっていましたΣ(゜Д゜)。
さいごに
私も移住者ではありながら、振り返れば間もなく10年が経とうとしており、なんとなくどんな情報が必要をされているのか掴み切れていない気がします。もし欲しい話題がありましたら、コメント欄か弊社webサイトのお問い合わせフォームからお問い合わせください。
ダラダラと書き連ねましたが、少しでもお悩みの解消につながれば幸いですf^_^;)。
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