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:LIVING IN THE ECHO CHAMBER

Bearwearの2ndミニアルバム『:LIVING IN THE ECHO CHAMBER』を本日3月29日に発売いたしました。アルバムはこちらから買えます。

本来であれば今日、新宿MARZにてリリースショーを開催していてツアーが始まる予定でしたが、残念ながらコロナウィルスの影響でそれも叶わず。感染拡大のリスクを考慮し、リリースショーは延期とさせて頂きました。

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会場で直接みなさんに新しいBearwearをお届けしたかったです。ギリギリまで開催するか延期するかで悩みましたが、ミュージシャンとして考えた結果、今無理やり開催するより、皆が楽しめる万全な状況での開催のほうが良いとの判断に至りました。

改めて今回このリリースまでの数ヶ月間発表してきたことと、これからのBearwearの動きをまとめてこのnoteに記します。

ミニアルバム 『:LIVING IN THE ECHO CHAMBER』

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前回のミニアルバム『DREAMING IN.』から約1年半ぶりのCDリリースです。

2019年中頃、SNSの狭いコミュニティ内での過激な意見や、議論にみせかけての一方的な鬱憤晴らし、毎日見かける炎上などの問題が激化していった状況と、前作リリース後に生活までは大きく変えられてなかった自分達のネガティブな気持ちが自然に重なる瞬間がありました。

そんな中で、成功したヴィジョンに想像を働かせ、ポジティブマインドで制作を行ったのが今作『:LIVING. IN THE ECHO CHAMBER』となります。

恋愛や人との別れに関する歌詞がメインだった前回のミニアルバムとは一転し、今作は”夢と現実の対比”にフォーカス

「ECHO CHAMBER(エコーチャンバー)現象」とは、一見無限の考え方にアクセスできるように思える情報社会において、リアルでもSNSでも、実は一つのコミュニティ内では同意見だけが響き渡り、狭い世界に皆が閉じ込められてしまっている状況のことです

無意識にエコーチャンバーの中で生かされている世の中と、アナログ時代のRec設備であるエコーチャンバー構造をかけて、”クリエイターは一生かけて物作りと向きあっても答えはない=Recブースの中に死ぬまでいること” を意味した、今の時代と自分達とが重なる瞬間をコンセプトにアルバムタイトルを付けました。

まさにいまの世の中の状況こそ、正しい情報の取捨選択をする意思や、未来に希望を持つポジティブマインドが必要な時だと感じています。

2つの映像作品と2つの先行配信EP

今回のミニアルバム『:LIVING IN THE ECHO CHAMBER』は収録されている6曲を前後半に分けて先行公開しています。2枚のデジタルEPとして3曲づつ配信し、同時にそれぞれ3曲を使った2つの映像作品を若手映像監督とコラボしてリリースしました。

・Episode 1『:2222』

ミニアルバムの前半三曲は『:2222』というEPで公開。この三曲は夢と非現実世界がテーマです。

Episode 1として公開したのは、3曲をひとつの映像作品にしたショートフィルム。監督はAge Factory、ももいろクローバーZ、VavaのMVなども手がける小島央大にお願いしました。「現実と非現実のコントラスト」を映像で表現しつつ、メンバーの生の声やライブ活動を記録したドキュメンタリー的な要素も取り入れて、MVとしては異質な12分を超える作品になっています。

三曲すべて、コーラスは滋賀のシューゲイザーバンド”揺らぎ”のボーカル・miraco。映像にはTHEティバUsWaaterRY0N4なども出演しています。僕らが関わりの深い同年代のアーティストたちに参加してもらいました。

・Episode 2『:P.S.』

先行配信第一弾から約2週間後に、後半三曲を『:P.S.』というEPで公開。この三曲は思考と現実世界がテーマ。

映像作品Episode 2を制作したのは、Bearwearが結成当初からお世話になっているPennacky監督です。前回依頼してから1年以上経ったが、いつのまにか星野源とかJojiとかジャニーズとかを手掛ける国民的映像監督になっていてびっくりしました。今回も期待通りPennackyらしい作品になりました。

タイトルトラックである“P.S.”でゲストボーカルを歌うのは、横須賀出身の2ピースバンドTHE ティバのボーカル・明智マヤ

Episode 1は短編映像(Short Film)と名付けましたが、このEpisode 2はVisual EPVisualizerとしました。

2本とも最後まで見てくれる人がいて、今のBearwearのやりたいこと、今のBearwearの形を汲み取ってくれた人がいたら嬉しいです。これが今の俺らの記録で、未来に託す映像です。

リリースお祝いコメント

辻友貴(cinema staff / peelingwards / LIKE A FOOL RECORDS)
西口直人(Age Factory / nerdwitchkomugichan)
彦(Made in Me. / SANAGARA)
高橋響(Cody・Lee(李))
aviel(CVLTE)
からリリースお祝いコメントを頂きました!

リリースツアーに込めた思い

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残念ながら初日のレコ発が延期となってしまった僕らの「:LIVING IN THE ECHO CHAMBERリリースツアー」

これまで3年間活動してきましたが、自分たちの冠イベントも、自分たちがメインのツアーも企画するのは初めてだったので、このライブができない今が本当に悔しいです。

残り2公演は今後の状況を見て判断します。新宿MARZの振替公演も、パワーアップしてより良いものを届けられるように頑張ります。

このツアーに出演してもらうゲストアクトも、もし知らないバンドがいたら絶対チェックしてほしいです。インディーズの心を持ちながらも、オーバーグラウンドで戦える最強のバンド達です。前作リリース以降のライブ活動で様々な場所で出会った、俺たちが好きで信頼しているアーティストを集めました。

物販解禁

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ツアーで売るつもりだった新しい物販も解禁し、通販で取扱い開始しました。春っぽい2色のシャツとホテル風キーホルダーとステッカーセット。

こちらのショップページでCDや物販セットが購入できます。

NEW VISUAL

Bearwearアー写2020 (2)

アー写も前回のリリースぶりに更新しました。カメラマンは同い年の友人であるYabuki Hiromu

ボーカルKazmaが数年前吉祥寺の飲み屋で出会って意気投合してそのまま、めちゃくちゃ仲良い友達になってしまったという不思議な出会い。

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友達スタートだからこそできるフランクな撮影でありながら、初めての撮影スタジオにちょっと緊張したりしつつ丸一日写真を撮り続けました。

当日撮った写真はアー写のやつ以外にもいい写真がいっぱいあるので少しづつ小出しにしていくと思います。

これからのこと

コロナ感染拡大防止のために外出自粛、自宅待機。何も考えずゴロゴロしたり、ただ悲観してるだけなのはもったいない。
とりあえずBearwearはこの時間を使って新曲作りを始めました。それが一番シンプルにアーティストとしての使命だと思っています。
あとは、新たな発信方法としてPodcastラジオを始めようと計画中です。皮肉にもコロナのおかげで今世界は娯楽コンテンツの常識が変わる時代の瞬間を迎えていて、新しいことを始めるベストなタイミングな気がします。他にも新鮮なプラットフォームがあれば何にでも俺は飛び込むつもりです。
世界中がピンチですが、柔軟な思考持ってる人にとっては今こそ何かを起こせるチャンスでもあります。自宅のベッドルームにいながらでも、今起こした行動がコロナ収束後に大きな結果残すかもしれない。
Bearwearの次の動きとツアーの残りの公演楽しみにしながら、きちんとコロナの危険性理解して健康な体で面白いこと想像し続けましょう。
Kazma Kobayashi
Bearwearにとって大切なタイミングと今回のコロナウィルス感染の重大な局面が重なってしまいました。
ひとまず、僕たちにできるのは家に篭って感染拡大を防ぐことだと思い延期を選びました。これを横浜の自宅で書いている今、予定通りならちょうど新宿でリハーサルをしている頃です。
思うにコロナ以前から時代は軋む音を響かせていて、それが今回の騒動で形になったような気さえしてます。
聴き慣れないカタカナの言葉が飛び交い、経験したことない外出自粛、身近にもライブハウスの人や、フリーランスの音楽家で窮地に立たされている人がたくさんいて、すぐに力になれない自分にもどかしさを感じています。
今は自室に篭ってbearwearの曲を作っています。音楽だけでこの問題を解決することはできませんが、自分らの音楽を良いと言ってくれてる人の力になる事を信じてやっています。良い曲を作るので、これが終息した後ライブで演るのを楽しみに待っていてください。
Kou Ishimaru


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