【自慢のペット企画】かぜの風太郎
note企画【自慢のペット】
この写真は、彼と初対面したときに撮った写真。
彼の名前は、『風(ふう)』
カッコよすぎます。僕の家の犬の名前とは思えません。
ですので、いつも僕は「風太郎」と呼んでいます。風なんてそんなの粋すぎます。
名付け親は、当時大学を休学して実家に帰っていた弟。
「ネーミングセンスあるわぁ。」と思いました。
ですので、風とは呼びません。彼は風太郎。
ちなみに、歴代の犬達の名前は
1代目:ゴロ(♂)、ネネ(♀)僕が物心付いたころから家にいました。【柴犬の混ざった雑種】(~小学校低学年まで)
2代目:シロ 知り合いから譲り受ける、母命名。【紀州犬の混ざった雑種】※ソフトバンクのお父さんとそっくりでした。(2002~2016年)
2代目ですが、♀メスです。弟が「さくら」と提案するも、「シロ」で定着。
名は体を表す、良く道をすれ違う人に「ガッシリとした良い犬ですね。オスですか。」と声をかけられていました。シロ、噛んでもいいところですよ。
オスに負けず逞しい犬でした。
シロは、優しく元気に大らかに育ったと思います。これは、母親の影響が大きかったと僕は思っています。
シロには、何度も笑わせてもらいました。今でも、食卓で話題にあがります。
さて、風太郎ですが。
彼は、保護犬として両親が引き取ってきました。
シロがいなくなった後、「もう年だし、犬を飼うことはない。」と話していた両親でしたが、どういう経緯か(僕はそのとき、もう名古屋にいました。)里親となることを決めたようです。
それから、保護犬探しをし。風太郎と出会いました。
激人見知り。犬嫌い。引込思案。
実家に帰り、初めて彼と対面し僕が受けた印象でした。
いいでしょう。僕の家向きです。
激人見知り:特に小学生くらいの子供が苦手の様子で、散歩ルートが山方面に絞られます。街中より楽です。○
犬嫌い:他の犬を見ると牙をむいて、跳びかかろうとします。他の犬が見えるとルートを変えます。軽い犬なので対応楽です。△
引込思案:とにかく、表に出ません。なので吠えません。とにかく静かに事なきを得ようとします。動かぬこと岩のごとしです(in犬小屋)。静かな犬は好きです。○
僕は、帰省したときに会う程度だったので、初めて会ったのは彼が家に来て2か月ほど経ったあとでした。
保護犬を飼うのは、一家全員(5人家族です)初めてのこと。
あわれ。すでに2名が彼の餌食となっていました。そう、父と弟(名付け親)です。
2人の共通点は、極端な距離感です。
父は。頑固。基本、自分中心です。毛づくろいのし過ぎでガブリ。
弟は。寂しがりや。彼の事が好き過ぎます。頬ずりし過ぎてガブリ。
その話を聞いていたので、どんな犬かと思えば。最初の写真のような、上目遣いの大人しさ。
僕は、犬が好きです。
ただ、犬の散歩は好きではありません。
実家に帰った時は、積極的に散歩に行きますが。それは、両親の負担を減らすためと、普段会うことが出来ないので出来るだけ彼との時間を作るためです。
そもそも、お互い行きたい方向は違いますし。
聞いていた通り。他の犬を目にするとものすごい形相になり、跳びかかろうとします。
ルートの先に他の犬が見えると進路を変更します。
どういう経験をし、家に来たのか彼は話すことが出来ません。
先を歩く後ろ姿は、若く。しかし、おそらく僕よりも多くの苦労をしたことでしょう。
父と弟は。その後、もう一度づつ彼の歯形を頂くことになりました。理由は。全く同じ。
学習したようで、2人は彼が噛む前に出す声?を聞き分ける超感覚を手にしました。おめでとう。そして、どんまい風太郎。2人はめげませんよ。
帰るたびに、「また噛まれた?」と聞くと。それを聞いている母親が恥ずかしそうに言います。「もう、やめて。」
だって気になるんですもの。
そんな、風太郎ですが。わが家へ来て1年が過ぎたころ。
散歩のときに気付いたのですが、変化が出てきていました。
他の犬に吠え掛からないのです。
家に帰った後、そのことを両親に話すと「そう、最近吠えなくなったやろ。」と嬉しそうに話していました。
彼は、今も相変わらず。
激人見知り。犬嫌い。引込思案。ですが。
僕の前を歩く彼は、前よりも自由に歩を進めます。
その背中に向かって言います。心の中で。いつまでも、家にいてよ。
他の犬が吠えてくると、僕と一緒に走って逃げます。
まるで、進む先に手にしなければいけない大切なものがあるように、目を輝かせて。
彼の名前は、風。※僕は風太郎と呼びます。
読んでいただきありがとうございます😊
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?