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BTSのIDOLが名曲だと思う理由

バンタンについて語りたいことはたくさんあるけど、周囲に濃密に語れるアミが少ないので、noteに気の済むまで自分よがりに書くことにした。

そして、きょうは1曲に絞って徹底的に書き連ねたい、そんな気分。

IDOL(2018年)

私にとって、バンタンの数多い楽曲の中でも、特にIDOLは鮮烈な印象が残る曲。
はっきり言って、大袈裟でも何でもなくBTS史の中で外せない名曲のひとつだと思っています。

苦楽を共にしてきた7人が、いろいろ乗り越えて再出発した2018年にこの曲を歌った意味が大きいと思うし、楽曲そのものに熱量がすごくこもっている。
歌詞はちょっとシニカルでメッセージ性も強く、特徴的なダンスからもとてつもない覇気を感じる。

MVの感想

最初に感じたのは「粋」「アフリカン」「男らしい」。
あえてCG丸出しのキッチュな仕上がりになっていて、何度見ても面白いMV。
今振り返ってもバンタンの曲の中でも異彩を放っている。

ついでに、メンバーの衣装も異質。
アフリカンとボヘミアンが混ざったような超派手柄スーツや、サファリルックみたいなのとか、レトロポップ風な服とか、本当に面白いコンセプトだと思う。
特に、1回目サビの韓服着崩し風の衣装がめちゃくちゃかっこいい。「オルスジョッタ〜」のジャンプで翻る感じ、、、一生見ていられるではないか…(オタク)

ダンスは全体的に激しい動きだけど特徴が強く出ていて、バラバラの動きをするところと揃った動きをするところのメリハリが楽しい。
最初は「変わったダンスだな」と思ったけど、見れば見るほどめちゃくちゃクセになる。スルメすぎる。(←語彙力)

細かい仕掛けも見応えがあって、メンバーのイラストもいい味出てるし(ジンくんのKORE…笑)、ナムジュンのsnow加工もめっちゃかわいいし、ジミニの口に吸い込まれるとこも、ホビの横の黄色いウニョ〜ンとしたやつ意味不明だし、テヒョンのハート柄もやヤバい(これが似合っちゃう笑)。ユンギは白雪姫だし!
そして、ジョングギの「사랑」は名場面(かっこいいけどなぜか笑ってしまう)。適度に一瞬しか映らない絶妙な尺が実に良い。
사랑=愛(Love)の文字を背負ってサマになる男、チョン ジョングク。

とはいえ、このMV初見当時はメンバーの見分けがほぼついていなかったので、最初の頃は映像作品として、今よりも(推しに目を奪われることなく)全体をフラットな目線で見ることができていたと思う。
バンタンの曲でMVを真剣に見たのは、IDOLが最初だったから、こういう見方はもうできないだろうなぁ。

なぜIDOLが好きなのか

曲自体は、ノリが良くてキャッチーで覚えやすいけど、ただの明るい曲でもない。
意味を調べてみたら、歌詞からはメンバーからの強烈なメッセージを感じるし、この歌詞を歌うバンタンが一層好きになった。

ナムジュンから始まるラップ(というかAメロというか)がいい。自分たちのことを何とでも呼んでくれ、と。周囲のノイズに左右されない意志の強さを感じる。

あと、歌詞に「love myself」があるのも好き。
Love Myself
Love Yourself
この時期の大きなテーマ。これって人間として生きていく上で大切な言葉。言うのは簡単だけど深くて難しい。

何より、私がこの曲を好きな理由は、タイトルが「IDOL」ということかもしれない。
なかなか歌えないよ、「IDOL」という曲。シンプルの極み。

デビューしたばかりのグループや実力のないグループがこのタイトルで歌っても「はぁ…(ポカン)」としか思えないけど、当時デビュー5年目にして、それなりに経験や実績を重ねてきたバンタンが、圧倒的なパフォーマンス力であの曲をあの年にリリースしたことが意義深いのではないだろうか。

彼らはアーティストでもありクリエイターでもありアイドルでもある。で、エンターテイナーでもあり、やっぱりアーティストだ。
そもそも平凡な肩書きだけでは表せない魅力もある。

メンバーが自信をもって表現することを、私なりに応援していきたいと強く思わせてくれる、私にとって大切な一曲「IDOL」をこれからも大切に聴きたいと思います。

最後に私が大好きなpractice動画をば。

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