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オンライン会議だから都合がいいことと、だからって手を抜いちゃいけないこと

こんにちは。

4月以降一切出社しない生活がはじまってはや1か月半。もうこの生活や働き方にもだいぶ慣れてきました。

そんな中ですべての会議も当然リモート実施となっているわけなのですが、このオンラインでの会議を通していくつか気付いたことがあり、自分の備忘録もかねて残しておこうと思います。

タイトルの通り、「オンライン会議だから都合がいいこと」「だからって手を抜いちゃいけないこと」それぞれについて書きます。

まず、「オンライン会議だから都合がいいと思うこと」。

これについて先に前提条件から書いておきたいのですが…

会議の場では黙って聞いてたのに、後からこっそりやってきて『あの時のあれだけどさ、やっぱり…』って耳打ちしてくるような面倒な人がいないこと

これは大前提として必要ですw
幸い私の会社にはそういうせこいことする人がいないので、仕事も進めやすくて助かってます。こんなことされちゃオンラインでもオフラインでもやってられません。

話を戻して、「オンライン会議だから都合がいいと思うこと」。

●  相手の顔が見えない、だから発言されたことがすべて。

私の職場ではオンライン会議の時にカメラは基本皆ミュートにしていて、且つ大人数の会議になると発言者以外は音声をミュートにしてます。
だから、リアルの場と違ってオンラインだと良くも悪くも「人の顔色を伺えない」んです。

「あーあの人黙って聞いてるけど怪訝そうな顔してるな」「あの人もしかしたら不安に思ってるかもな」みたいなことって、顔を合わせてると何となく分かるじゃないですか。
で、気になれば「●●さん、何か気になるところありそうですか?」とか、必要なフォローを入れられる。

けど、オンラインで顔が見えないと場に出た発言がすべて。思ったことを場に出さなければ、そこで試合終了なんです。

これは個人的には結構都合がよいと感じています。人事という仕事柄、経営陣との合意形成をする場だったり、意見をもらいに行くといったような場面が多いのですが、そういう場を日々経験していても私は毎回緊張しますw

だから会議参加者の顔色を悪い意味で伺いすぎて、自信がなくなってしまってファシリテーションのキレが悪くなったりする。要は、サクサク進めることに対して気が引けてしまう。

それがオンラインだとシンプルで、
「じゃあこの案でいきましょうか。よろしくお願いします~」
って言えば、さっと会議終了できる。楽だなとw

その場で気がかりなことがあれば発言すればいいだけのことで、対面で話している時と違って「う~~~~~ん」みたいな顔してても誰も気づかないし拾ってくれない。見えないからね。

これ、企画戦略スタッフとか、私のようなコーポレート系のお仕事をしている方からしたら結構あるあるなんじゃないだろうか。
自分だけでは仕事が完結しなくて、関係者(しかも経営陣とか割とえらめな人たち)との議論や合意形成をしながら仕事を前に進めていくようなケース。要は意思決定がされないとコトが前に進まないので、特に「一緒に決める」「選択肢を提示して、決断してもらう」系の場だとオンラインってやりやすいなと思うのです。


でも、決して都合がいいだけではなくて「だからって手を抜いちゃいけないこと」がある。2つです。

1つめ。
● 会議の論点整理、事前のアジェンダ広報、会議の冒頭での丁寧なイントロダクションは必須。

なんかすごい企画1年生向けみたいなこと言ってますが。笑
改めてとても大切だなと思っているこの頃です。

「何をする場なのか」「なぜ呼ばれているのか」「自分がこの会議でどんな役割を果たせばいいのか」が分かった状態じゃないと、会議中の参加者の耳は閉じたまま。最悪、主催者が気付かずにその場がフヮッ…!っと終わってしまうなんてことがあれば地獄…

対面で話していれば、親切な人は「これって何決める場だっけ?」「これって結局論点どこなんでしたっけ?」と突っ込んでくれるけど(そう言われてしまうような状況は全力で避けたいが)、オンラインだとそもそも参加者のアテンションを集めることが対面と比べてハードルが高い

だからこそ、改めて事前準備とホスピタリティは絶対に忘れちゃいけない。
(しかもこれをちゃんとやってると、本当に必要な会議とそうじゃない会議が浮き彫りになってくるからあら不思議。)


2つめ。
● 質問力を上げる。「何に対してどう答えればいいのか」が明確な質問を投げかけて、欲しい答えを引き出していく。

結局1つ目に挙げたことと繋がるところではあるんですが、オンラインだからこそ難しいのは「アテンションをとりづらい」「相手の顔色が分からない」こと。
だからこそ、「…どうですかねぇ?」みたいなフヮッとした質問を投げかけてしまうと相手にそもそも届かないし、「ん?俺?」みたいな空気になっちゃって結局欲しい回答が返ってこない。うん、微妙だ。

オプションを明確にしたクローズドクエスチョンであったり、オープンクエスチョンであっても論点が明確なものを投げかけることで、相手との気持ちよいコミュニケーションのキャッチボールができるんじゃないかなと思います。

ちなみに、会議の事前準備に関しては樫田光さんのこちらの記事が私の箇条書きよりも何倍も勉強になります…!ここに書いてあること、全部大事。
(勝手にリンク貼らせていただきました)

事前準備のない会議は本当に関わる人全員が不幸になる。撲滅しよう!

はい、以上です!

完全に全部、自戒を込めて、という感じの内容になりましたw
オンライン会議、うまく使えば個人的には対面の何倍も快適でやりやすいので、これを機会に自分のスキルもアップデートしていけると良いなと思っています。おしまい。

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