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安心して不登校になれるということ

私は、高校三年生の7月頃からパニック障害とうつ病のため学校に行かなくなり、現在は高校を休学して、大学受験のため予備校に通っています。私も、去年のこの時期にまさに当事者として、憂鬱な8月を過ごしていました。うわ、思い出したくない...

不登校になる原因というのは様々だと思います。いじめもあるだろうし、私みたいに病気になってしまうこともあるだろうし、学校の雰囲気が合わないなどもあるでしょう。それに、学校にはちゃんと行ってるけど、すごくつらい、行きたくないという人もいると思います。多分そういう人って結構多いんじゃないかな。私の周りにも実際不登校にはならなかったけど、学校に行くのをつらそうにしていた子が沢山いました。

そういうのを含めて考えると、学校に行けなくなること、行かないという選択をせざるをえないことは誰にでも起こりうることではないかと思います。私の高校は一学年280人くらいだったのですが、やはり留年や退学したり、学校に行けなくなったりした人が、私の他にも10人にはならないかもしれませんが、一定数いました。どこの学校でもこんなかんじじゃないかと思います。

生きていれば、病気になったり、いじめなど理不尽な目にあったりしますが、それに絶対的な理由というのはないと思ってます。そうなりやすい傾向とか、わかりやすい因果関係もあるかもしれませんが、偶然的な要素の方が強いのではないでしょうか。私も、病気や不登校になるまで、そんなことが自分の身の上に起こるなんて思ってませんでした。

だからこそ、どんな人にも起こりうることだからこそ、大切にしてほしいことがあります。
それは、不登校にならないことではなく、安心して不登校になれることです。これは、生徒自身にも近くの大人達にも大切にしてほしいです。

まず、大人は、子どもとしっかりコミュニケーションをとってください。その子がどうしたいのか、自分はどうしてほしいのか(学校には行かなくてもいい)など確認するだけで安心度は上がると思います。

二つ目に、当事者自身は相談できる先をたくさん持つことです。私は、精神保健センターと学校、心理カウンセリングを利用しました。また、無料でラインや電話で相談のできるところもあるので、相談してみてください。私も最初は、大人に相談するのができなかったので、そういう所に相談していました。やはり、学校に行かなくても、高卒認定や交流などができる場所など、様々な手段があるということを知る上で、情報を持っているかどうかは大切だと思います。

学校に行ってる子も行っていない子も、やはり学校に行かないと詰むという背水の陣で過ごすのは、結構つらいと思うし、余計にしんどくなってしまうと思います。これを読んで安心できるかどうかはわからないけど、ちゃんと手段はあること、あと不登校という経験があったとしても、少し休憩したあとに私のように自分の未来に向かって、進められるということを頭の隅っこでいいので置いといて貰えるといいなと思います。

全国の精神保健福祉センター
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html

SNS相談
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_sns.html

チャイルドライン
https://childline.or.jp/index.html

#8月31日の夜に


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