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セラピスト必見!地域リハで役に立つ5冊の書籍をご紹介!

~本記事の概要~
大学生時代から本を買い漁りすぎて借金まで作った私が、地域リハを行う上で役に立つ書籍を5つ厳選してご紹介しています。今回は臨床系の本から地域リハだからこそ必要になるスキルに関連した本まで、幅広くご紹介いたします!

noteを始めた頃からずっとやろうとしていた本企画。

大学1年生の頃から月5万円近くを書籍代にぶち込み続けて早9年。今でもビジネス系の本を中心に月20冊以上を買い漁る日々。

そんな私が、地域リハで役に立つ書籍を5つに厳選してご紹介いたします。
臨床的に役に立つ本から少し視座を高めるための本まで。どうぞ、ご覧ください!

①痛みの考え方 しくみ・何を・どう効かす

一つだけ臨床的なものを挙げるとしたら、こちらをオススメします。
痛みを問題としている人は非常に多く、地域リハの分野でも例外ではありません。

こちらの本の良いところは、痛みに対する基本的な"考え方"が網羅されていること。そのおかげで、痛みを評価するための問診・視診などを組み立てやすくなります!
特に地域リハ(生活期)で訴える痛みは慢性化&複雑化していることが多いので、痛みの発生機序など基本的なことを抑えていないと太刀打ちできません。

もし、本書の内容で優しいと思う方は熊澤先生のをオススメします。578ページと特大ボリュームですが、かなりの良本です。

②行動意思決定-バイアスの罠

生活期では利用者やその家族、ケアマネなど多くの方々とコミュニケーションをとります。その際に生まれやすいのがミスコミュニケーションです。

特に、地域の利用者は病院とは違って自分でサービスを選んで自分でサービスを辞められるため、良し悪しを適切に判断できずに自己感情だけで物事を決めてしまいガチです。
それを引き起こす一要因として、意思決定時のバイアスがあります。

本書では各バイアスの解説はもちろん、バイアスが生じやすい具体的な場面も分かりやすく書いています。

意思決定の本はたくさんありますが、本書はあらゆる意思決定やコミュニケーションの基礎となる内容が網羅されているので優先的に目を通しておきたいものです。

ただし、かなり文量もページ数も多いので読む時は気合を入れましょう。

③臨床のためのEBM入門-決定版JAMAユーザーズガイド

生活期はとにかく自己管理が命。自己管理が上手くためには、正しい情報を提供しなければなりません。そのためには、論文やニュースなどの様々な情報を適切に読み解ける必要があります。

本書は論文を適切に読むための知識が詰まっていますが、何度も読み返して内容がしっかり理解できる頃には、世の中の様々な情報を正しく汲み取るための知恵が詰まっていることに気づくかと思います。

地域で働いている方に限らず、すべての医療従事者に読んで欲しい本です!

ケアマネ一年生の教科書―新人ケアマネ・咲良ゆかりの場合― (まんがでわかる! 介護のお仕事シリーズ)

地域(介護保険)の中心はケアマネです。ケアマネの仕事を理解することは、介護保険や地域資源を最大限に活かすことにも繋がります。

ケアマネの試験用の資料を読んで学ぶと、アレやコレやと書いてあるのでかえって訳が分からなくなってしまいます。本書はマンガなので、イメージもしやすくケアマネのことが何も分からないという方にはオススメです!

⑤コトラーのマーケティング・コンセプト

地域や自社をデザインして、どうしたら届けたい利用者に最適な形でサービスを提供できるのか。それに応えてくれるのが本書です。

病院で言うと課長・部長クラスが読む本かもしれませんが、地域だと利用者が嫌だと思った瞬間にサービスを切ることができるシステムなので、営業スキルは重宝されます。
また、介護保険事業でもヘルスケア事業でも集客は死ぬほど大切ですが、本書ではそんなかゆいところにも手が届く一冊です。

さらに言えば、本書はマーケティング業界では知らない人はいないくらいの超絶有名な学者であるコトラー氏が書いたものです。内容も読みやすく、信頼性も高い情報ばかりです。

サービスの作り方から集客、利用者への具体的なサービス提供までを学べる最高の本です。

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以上、厳選した5つの本でした!

まだまだ紹介した本があるので、しばらくしたら第2弾をお届けしたいと思います。もし、こんなテーマの本を紹介して欲しいというものがあればコメントしていただけると幸いです。

では、最後までご覧いただきありがとうございました。

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