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【カメラ#5】 ライカ手にしたなら、これデフォでしょ!… Leitz Thambar 90mmF2.2

ライツが生み出してきた名玉は、多々あります。でも外せないのはこれ、タンバールです。


Leitz Thambar 90mmF2.2 + Leica DⅢ

オリジナルのタンバールは、ライカカメラ社光学技術者のマックス・ベレクが設計したレンズで、1935年に発売されました。戦前の1934年から1940年にかけて製造された総生産数はおよそ3,500本。現存するタンバールは希少ですね。噂によると残念なことに、日本にある数多くのタンバールは、ある一人のコレクターが買い占めちゃってるらしいですよ。


レンズ本体に加え、フード、フィルター、ケースもセットでオリジナル。

タンバールは、ソフトフォーカスとボケ味で好評を得ました。ライカレンズ中、唯一のソフトフォーカスレンズで独特の描写力を誇ります。



専用フィルター使用で、反射レンズのようなボケを作ります。


絞りの調整と、フィルターの有無によってボケ度をコントロールできます。


撮影時に被写体の輝度が気になります。


浅草を撮影すると、昭和感が出ますね。www


レンズと組み合わせ効果を発揮する専用フィルター。
中心部の光を除いてボケを増し、リング状のボケを作り出す。

いざ、レンズ沼からオリジナルタンバールを掘ってみると、欠けてはならない専用フィルターが付属しないものを多く見かけました。これ使わないと、価値は半減します。専用フィルターが付いてない場合は、自作しましょう。www


ボケに加え、独特の空気感を持った写りです。


少しだけ絞ってみました。
デジカメとなら、通常のレンズとしても使えますよ。


望遠、標準、広角…タンバールを含むこの3本のライツで旅撮影をよくします。

M型ライカの人もミラーレスアダプターの人も、ぜひオリジナルタンバール使ってください。世界が開ますよ。www


Leitz Thambar 90mmF2.2 + Nikon Z7
こう写すと超望遠みたいだ。www

詳しいウンチクは、ググルといっぱい出てきますので、どうぞそちらでお願いいたします。

続く…。

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