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酒好き主婦のときどきホテル生活 vol.12

vol.12  春は人間も花も忙しい

桜も散り川に花びら流れる4月中旬。
[HOTEL  HANSHIN  ANNEX  OSAKA

今日の逃避先


ここは2回目…だったと思う。
1年くらい前に泊まったような記憶がある。
利点は家から近いこと。忘れ物をしてもひょいと取りに行ける距離。
15時チェックイン。
今回も少し早めに着いたのだけど、フロントが混んでいた。海外のお客さんが多くてちょっといろいろ手間取っている。
ここはスパがないからお風呂が広めの部屋を予約したんだけど部屋も広くてびっくりした。

ソファがある。嬉しい。
最近ソファを部屋に設置しているホテルが増えてきた。ソファだと余計にダラダラできるから嬉しい。
それにお風呂に窓がある。これは予想外。嬉しい。

お風呂とトイレが別なのもいい

荷物を置いて買い物。
このホテルの隣は大きなスーパーになっているから便利なんだよ〜。
いつも夕飯の買い物をしているスーパーだから勝手知ったる他人の家のごとくスイスイ買い物を済ませる。
おつまみ、ワイン、ビールなどを買う。
美味しそうなマフィンがあった。4個入り?食べ切れるだろうか…と思いながらも買った。スーパーが近くにあると便利、コンビニじゃ揃わないものもあるからね。

今回のお酒セット
おつまみセット

今回はこのムートンカデ白を飲み干すよ〜とかなりの意気込み。

MOUTON CADET BLANC / BARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD2021

このムートンカデについて少し補足すると、値段はそれほど高くはない(2000円ほど)のだけど、作っているのがBARON PHILIPPE DE ROTHSCHILD(バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド)で、けっこう有名なワインカンパニーなのよ。びっくりするような高いワインも作っているけど、これはリーズナブルな部類ではあるものの丁寧さはさすがで、コスパはいいです。お味はそれぞれの好みがあるから何とも言えないけど、私はカジュアルな場面で重宝するからよく買っている。
まぁワインのことを言い出すとキリがないんだけど、ワインコメントなどを書き出すと「出た出た、ウザい奴」になるのでアバウトな情報だけで失礼します。
(興味がある方はコメントいただければ解説いたします)っていつも書いてるのだけど、いまだにそういうコメントはないわ。そこまでの情報を必要としてないってことなんだよなぁと思うよ。

余談で申し訳ないけど、私はワイン大好きなんだけどちょっといわゆるワイン通とは違う考えを持ってるのよ。ここで説明するのは大袈裟になっちゃうから「なになに?」って思う方は、以前書いたエッセイがあるのでよかったら読んでください。↓(って、結局宣伝かよ!)

さて、その前に…
 疲れを一気飲みしなくては。

おつかれさまです

このビール一杯で疲れの80%は回復する。あとの20%はおいおい。一泊かけて徐々に取り除いていくつもり。
ベッドに横になってYouTubeのチャンネルを見ながら飲む。
最近よく見ているのはストレッチやヨガの番組。
好きなインストラクターさんがいて、その人のチャンネル登録をしたのがきっかけで他の人のも見るようになった。ずっと見てるとわかるのよね、「あぁこの人は一生懸命に伝えようとしてるんだ」とか「この人は表向きだけで広告料が欲しいだけなんだな」とか…。
ビールを飲みながらベッドに寝そべってそういう健康になるための映像をを見てるのって矛盾してるけど、そういう関係ないポーズで関係ないものを見るのが好き。なんか第三者的?客観視なのが好きなんだと思う。
流行りのASMRなんかはまさしくそんな感じだと思う。ASMRは雑踏の音を聞くときによく見ているけど、こんな音がなんで落ち着くのか不思議。
まぁ、お酒を飲むとそれだけで脳の中が雑踏化するからお酒は有意義だわ〜って思うけどね。

夕刻、晩ごはんを食べに出る。
近所にあるスペインバルへ行った。そこの生ハムプレートが好きなんだ。お酒再開したらぜひ食べようと思ってて今日になった。
ワインと生ハムやチーズがセットになったプレートで1000円ちょっと。
好きなものばかりが乗っかってるから嬉しさ満載。

生ハムセット(お酒はスパークリングワイン)
赤ワインをおかわり

周りを見渡すとみんなそれぞれのパターンで楽しんでらっしゃる。
すっかり流行病もどこかに行ってしまったなぁ。
わさわさしている場所で、自分ひとりの世界で飲むのがすっごく好き。
すっごく幸せ。

午後8時ホテルに戻る。
そうそうお風呂にお湯を張らなきゃ。
ブラインドを開けて外のビルの灯りを見ながらお風呂に入る。星空とか出ないのが残念と言えば残念だけど、都会はビルの灯りでほとんど星の灯は見えない。まぁビルの灯りも嫌いじゃないからいいんだけど。
家のお風呂は典型的なマンションのお風呂で窓はないし、入っていても昼なのか夜なのかわからないのが寂しい。
明日、昼間にもう一回入ろう。今度は太陽の光を浴びて...楽しみ。

お風呂を出たら、テレビでカズレーザーの『カズレーザーと学ぶ。』をやっていてベッドに横になって見る。この番組は専門的な話をしてくれるから好きでよく見ている。
今夜のは心理学の専門家が出てきて人間の心理について話している。
瞬きひとつでその人に興味あるかないかがわかるらしい〜おもしろい。
あと外交的な人と内向的な人ではDNAの塩基の長さが違うとか…
いやぁ〜おもしろかった。

寝る前にノンアルビールを水代わりに飲んで眠くなったのでそのまま就寝。

ライザップのノンアルビール

2日目。
6時半起床。
私ってどこで寝ても就寝時間がまちまちでも目覚ましなくても、だいたい6時半に目が覚めるようになってるんだな。これが体の癖みたいなもんだと思う。
さっとシャワーを浴びてお化粧しようと思ったら、ファンデーションを忘れた。あぁ〜あ。基礎化粧品とポイントメイクだけで残念な顔つき。
昔のイタリア女みたいにアイシャドウとアイラインを濃いめに塗ったらなんとかそれらしく落ち着いたっぽいやん。
自称イタリア女風で朝ごはんを食べに行く。
混んでて少し待たされる。朝ごはんを待たされたのは初めての経験。
10分ほどで席に案内された。
それにしてもどうしてイタリア女はファンデーション塗らない人が多いのだろう。いや、塗ってるのか...?浅黒い色のファンデーションなのか…?浅黒い顔のまま派手なアイメイクと口紅のままの人が多い。それにストッキングも履かない。素足にハイヒールが多いな。今もそうなんだろうか、それはそれでなんかかっこいい。日本人が真似してもサマにならないけど(今日の私を含めて)はははっ。
ごはん来た。

奥の豚しゃぶ美味しそう

セットになってるからいちいち取りに行かなくていいから楽ちん。
豚しゃぶうまーい。
しばらくして若いビジネスマンが隣の席に座った。
その彼、食べるのがめっちゃ早い。私が半分も食べ終わらないうちにもう食べ終わって席を立って行った。お口に合わなかったのかしら?と思ってお膳を見たら完食していた。
早食いは体に悪いよ〜と、母親のような気持ちで思う。
最近、若い男性を見ると異性というより母親のような気持ちになる。
『女は死ぬまで女』という人がいるけど、私には当てはまらない。
女は徐々に人間になっていくね。

朝ごはんを食べたレストランにもコーヒーサービスがあったんだけど、淹れたてのコーヒーがいいなと思って、ごはん食べたあと近くのカフェに寄ってコーヒーをテイクアウトする。
コーヒーのことなんだけど、いっ時体がコーヒーを受け付けない時期があって3ヶ月間くらいかな…どこのどんなコーヒーを飲んでも不味く感じて飲めなくなったんだ。コーヒー好きとしてはショックだった。それ以来紅茶系を飲んでいたんだけど、最近ちょっと飲んでみたら飲めたからまたコーヒーを飲むようになった。
でもきっと飲み過ぎるとまたダメになるような気がしてるんだよね〜、飽和状態っていうのかな、好きなものでも体が「もうけっこうです」となると受け付けなくなるような気がしてる。だからほどほどにしてる。
カフェインがダメだったのかと思うけど、紅茶は平気だし(紅茶の方がカフェイン高いしね)何が原因だったのか今だににわからない。
飽和状態にはご注意を…

あっ、風呂はいろ。
昨夜のお湯を抜いて新たにお湯を溜める。

お風呂に浸かりながら思ったこと…
負けてもいいかと思えるようになってきた。
負けるって楽よ、楽。
誰の言葉だったかなぁ〜『センスがなくても幸せならいい』っていう言葉があったんだけど、今なら「うん、うん」とうなづけるわ。

残りのお酒を飲み干そう。
外は曇り空、雨が降り出しそう。

最後の一杯

11時45分チェックアウト。

ここのホテルの廊下が好き。誰かを立てせてみたい
Good bye days


外は小雨が降ってる。
小さな折りたたみ傘をさして帰宅する。
家に辿り着いた途端大きな雨になる。


あとがき
今回も独りよがりのおしゃべりを読んでくださりありがとうございました。
体調もほぼ…94%くらいかな?元に戻り、厚かましくも元気に動き回ってきました。
桜の花も散り、花びらは地面で茶色くなり、皆に踏まれて、あのチヤホヤされた時期はすっかり去ってしまいました。迎えるは梅雨(早っ)から夏へ…
私の大嫌いな季節に突入していき、多少へこみがちになる場合もありますが、ホテル生活を糧にいつかは永遠ホテル生活を目指して今は細々と生きていくつもりです。
こんな風ですが、飽きるまでよろしくお願いします。

尚、この記事はボイスレコーダーを再生しながらできるだけそのままの言葉で書いています。それによって変な言い回しなどがあるかと思いますが、ご了承ください。
それと、このシリーズはホテルの紹介やお酒の紹介をするのが目的の記事ではないため、ホテルの感想及びお酒の感想などは私の主観によるものです。
詳しく書かないのもそのためで、そこのところはご察しください。

それじゃ、また次回。

イトカズ


Thanks !!


vol.1 〜 vol.12までマガジンに収録されています。


読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。