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ヘイジーって美味くて飲んでる人いるの?

ヘイジーって何がそんなに人気あるんすかねぇ?

ヘイジー(Hazy)とは、ビアスタイル(ビールの種類)のひとつで、大量にホップを使い、液体が濁っているビールのこと。2018年くらいから登場し、2022年の3月現在では多くのビアバーで飲むことができ、むしろ繋いでいない無い店の方が少ないかもしれないくらいに市場を席巻している。

最近はどこ行っても“へいじーへいじー”じゃないですかあ。正直ね、“感動的にすっげー美味いヘイジー”って飲んだことないんですよ。
クラシカルなピルスナーとかヴァイツェンとか?まあ、IPAもですけど、そーゆービールって、ホント目が覚めるような感動的な美味しさってあるんだけど、ヘイジーって「うん。濁っててちゃんとホップ苦いね!」とか、「ネクターみたいにトロピカルだね!」止まりなんすよね。
なんてゆーか、2012年くらいのニガニガIPAブームみたいな感じ?味とか質とか二の次で、とにかく苦ければいい、みたいな空気感。あれと似てる気がするんすよね。

2011年くらいに起こったクラフトビールブーム。
このブームの旗頭がアメリカンIPAであり、大手のビールにはないホップの苦味がビールマニアたちの心を掴んだ。
その後、苦味を追い求める方向性が強まり、ダブルIPAやトリプルIPAなど「ホップ苦いほど美味い」という信仰が生まれた。IBUの数値が重要視されたのもこの頃で、2022年現在もメニューに掲載している店舗も多い。IBUは苦味数値ではあるが、体感に合わせた数値ではないので数値が高いからといって苦く感じる訳ではなく、現在は当時ほど重要視されていない。
なお、当時のビールマニア数名に話を聞くと「美味しくて飲んでた訳じゃなかったよねwww」という意見も多い。

みんなこぞって飲んでるけど、喉痛くなるしパイント一杯飲むのとか実質罰ゲームじゃないすか?ハーフでもキツイのとか多くないです?それともボクの喉が弱いだけすかね?そーゆー刺激を求めてるんすかね?激辛料理みたいな?
今ニガニガIPAがほぼ絶滅してると思うんですけど、ヘイジーも歴史を繰り返してるんですかね?美味くて喉に優しいヘイジー……みたいな方向性に進化してのヘイジーブーム完成だといいんですけどねー。まあ、海外では喉痛く無いヘイジーが増えてきてる風潮も出てきてるって話もあるようですけど。そういやNE(New England IPA)ってここんとこ言わなくなりましたよね?

そう……、例えば今飲んでるこのイングリッシュスタイル(ビター)のように、日常的に飲めるのが結局ビールの着地点なんじゃないかなあ。アメリカンIPAもそんな感じになってないです?まあ、非日常用の飛び道具ってのもビールブーム拡大のためには必要なんでしょうけどなんだかなーって。

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