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このテープもってないですか?を見てみる 第1夜〜第2夜

こんばんは、こんにちは、begabankと申します。

同じくBSテレ東で作製された「このテープもってないですか?」を見てみました。プロデューサーは奥様ッソ!と同じく大森さん。

2024年2月現在、#UーNEXT にて視聴可能です。

今回もお付き合いいただければと存じます。
よろしくお願い申し上げます。


第1夜〜第4夜イントロ

前回は Twitter予告編がかなりの補助線を引いてくれましたので早速確認します。

・井桁弘恵さんの人先指のところに赤ん坊らしき小さな手がある
・番組PR動画内の過去VTR場面で、急に音がなくなる
・水原アナウンサーの手がデカすぎる
・第二夜、第三夜の告知画像でスタジオとタブレットの時計がズレている
・各告知VTRで映る内容とコメントがあっていない
・過去と現在をノスタルジーで正常化する営みに寄与して頂ければと思います。と言う意味不明コメント

事前 Twitter+PR動画

このことから、今回は放送禁止的なモキュメンタリーではなくて、心霊系な形になるだろうなと感じられますね。

第1夜メモ

あまりホラー考察は得意なジャンルではないのですが、早速第1話をみていきましょう。違和感が特にある部分は太字にしています。

・何故かタブレットに時刻が表示されている→16:04
・既にTV局ではテープを破棄しているため、視聴者から投稿してもらう。
・VHSビデオを没収して、とアナウンサー
 →強制的に取り上げるほどのことなのか
・募集したテレビ番組一覧が出される
 →武田鉄矢の泣いて笑って武者修行:実在?
 →坂谷一郎のミッドナイトパラダイス:架空
 →アレヤコレヤ博物館:不明
 →ジョギングクイズ:実在?
 →素人勝ち抜き大相撲:実在?
 →スタンダップニッポン:不明
 ※本番組放送当時は、坂谷一郎にかかるページは放送後すぐ作られ、架空のものであるとわからない状態であった
・多分本当に流されたニュース映像?
→後半のいなずま治療は検索しても見つからず、また医学博士の名前がノイズで消されていることから、このニュース映像自体も真偽不明
・1985年に放送されたという坂谷一郎のミッドナイトパラダイスについて、木曜日の夜中生放送であることに加えて、いとうせいこうさんから「中堅の放送作家からカルト的人気があった」「ぱったり聞かなくなった」とコメント
 →手厚いフレーバー、時刻は16:21
・埼玉県の隠茂さんから3話分提供があり、3夜分放送する

・トゥナイト2の山本監督担当回やギルガメッシュナイトを感じさせる昔のTVでやっていた大人向け番組感のOP
・アシスタントの女性のプライベート暴露など、今では考えられないMC運びをする坂谷一郎
・エマニエル夫人の下りでノイズが全体的に入る
・ゲストは華村”みどり”、MCはゲストの持ち歌を歌う
・トークテーマはいわゆるサイコロ的な感じ
 →好きな数字、今すごく欲しい物、苦手な男性のタイプ、毎日の楽しみは?、お風呂はどこから洗いますか?、得意なこと&苦手なこと、つまんなかった映画、実は内緒にしていること、何か自慢をしてください、特別な日に何を食べますか、無くなったら泣いてしまうもの、嫌いな業界人
・テーマは苦手な男性のタイプ:靴の後ろを踏んで歩くのは嫌い。MCは履きやすくていいじゃん、ゲストは家で見るとゲンナリ。

・スタジオにもどり時刻は16:32
・せいこうさんは、ああいうタイプはこの時代まで、井桁さんは居酒屋の嫌な時間というコメントにせいこうさんもそうそうと賛同
 →時代はあったけれども賛同はしていないニュアンスの文脈

そしてこの話が狂い始める”見て、聞いて、坂谷さん!”という視聴者投稿VTRのコーナーへ
→劇中劇で今我々がみている番組と同じ構図で展開される。つまり、スタジオも同じ状況になる?
・最初は鯉の餌やりが地獄絵図にという投稿
・少年2人が餌をあげる
・成人男性2人が写り、カットが変わる感じでその成人男性2人も変わる
 足元には鯉が集まるも、餌をあげている様子はない?
→子供2人の成長した姿?つまり、この番組、テープは時空の位相がおかしくなっている?
・そして再び少年による鯉の餌やりへ
・鯉が苦手と坂谷、そして缶バッチをプレゼント
・2本目は、おじいさんの健康法の投稿
・草むらでおじいさんが漁っていて、蝉の抜け殻を手に「がら」と喜ぶ
・天日干しをしてカラカラになると香ばしくて美味しいと食べる
・スタジオに戻り、近くの公園で採取した脱ぎたてホヤホヤの蝉の抜け殻を用意したと出すアシスタント
→お皿いっぱいにあることと、言葉をそのまま信じるならば、この収録は最盛期にあたる7月末〜8月と推察される。が、アシスタントの服装は夏ではないし、男性陣は皆白長袖Yシャツにスーツ(サマースーツかは不明)。言葉と季節感がズレている。
・なんやかんやでその辺のセミを食べるという演者根性を見せる坂谷さん
→明らかに直前のVTRでお爺さんが食べた時の咀嚼音と異なる音。土の味する
 →咀嚼音はボリボリだったのだが、アシスタントは「カリカリいい音がしています」と回答。
 →乾燥した臍の緒を食べた?

・そしてお悩みコーナーへ。埼玉県の御茂さんから。
→音声が途切れており、VTR提供者の隠茂さんとの関係性は不明だが、読み方は同じのため、(我々視聴者は)そのまま受け入れてしまう。
・方向音痴でどこから来たのかわからなくなる
 →途中音声の質感が変わるタイミングでガラスに映る姿が消える
 →その時のノイズも窓の中のみ
 →奥の干してあった布団が落ちる
 →同じ話がループした時、再度音声の質感が変わると、今度は話していた当人の顔が消える
 →空のベビーカーが動く、それに対して「大丈夫、大丈夫、一緒にいこうねぇ」と赤子をあやすように言う
 →ホワイトノイズと胎児の絵が入る
 →そして謎の景色と森に続く道が出る
 →そもそも、こんなO.A.に耐えられないものをスタッフはなぜ事前に弾かなかったのか?
・呆然とする坂谷さん、進行も怪しい
・アシスタントは「タカキ」さんからの投稿、と読むが、テロップには高村と明らかに違う

・冒頭投稿者は高村と自分の名前を言うので、何か意図的?
・橋の奥にカメラを見つめる男性
・橋がずっと揺れている?それともカメラが揺れている?
・タバコはロマンを吸っていると言い、スタジオでタバコを吸い始める坂谷さん
 →宇宙に太陽が生まれて、地球が生まれて、人類が生まれて、その悠久の時を肺に入れてそして血管に流れて、これさ、大人になったら君もわかると思うよ〜
・この世に弊害がないものなんてないと言う岡崎さん
・コーナーは終了し、水着タイム
・ゲストから新しい曲が5月25日に出ると番宣。
 →この時期に蝉はいない。じゃあやっぱり?

・来週は俳優のおのでらしんごがゲスト、良い週末を!とクロージング
 →毎週木曜深夜の生放送では?金曜はまだあるはず、翌日が祝日?

・スタジオに戻り、せいこうさんのコメント時に画面にノイズ
・時刻は16:49
・右上のテロップには「1日目の復活を終えて、、、」
 →復活?封印されていた?

・次回は夜11時から放送とアナウンサーが締める

第1夜は視聴者投稿VTRコーナーという劇中劇の劇中劇とも言える構図が、現代とビデオの中で重なっていること、そしてこの投稿されたVTR自体がおかしいこと、スタッフ側もそれを弾かなかったことが読み取れましたね。

では、続いて第2夜をみます。

第2夜メモ

番組を見ながらのメモです、違和感が強い部分は太字にしています。

・時刻は16:53
 →スタジオは第1夜から連続して撮っていると想定
・ニュースは1970年代の内容から
 →大阪万博は1970年からなので真実
 →石和温泉は確かにぶどう畑のボーリングがきっかけの青空温泉ただし、発見されたのは1961年。、、、?時系列がおかしい?
 →催眠術療法は途中手のアップでノイズが入る。内容的に催眠現象利用法によるものと思われる。民間治療として行う場合、現代催眠原論では批判の対象となっているが、この番組の注釈には特に何もないので、おそらくフェイク。(蝉の抜け殻の時はあった)

・スタジオに戻り、坂谷一郎のミッドナイトパラダイスの話へ
→せいこうさんも井桁さんも肯定的。前回までの嫌な居酒屋といった感覚はどこへ?
・アシスタントの女性へのセクハラトークで音声にノイズ
・四つ木さんは娘とお風呂に入っている
→かのうしたらいやだもんね〜と坂谷さん(噛み合ってない)
 →噛み合わなさを流して、会話を続ける四つ木さん
・そしてアシスタントの女性に一緒にお風呂入ろうと更なるセクハラトークをする坂谷さん
・今回のゲストは坂谷さんの旧知の中。観点喜地(かんてんきち)の明眸皓歯(めいぼうこうし)と残りせきを奪い合った。(大喜びするような美人を巡ってナンパ合戦をした?)
・ゲストは映画監督の生島勉
・監督の奥さんのさおりさんという内輪トークの中で、岡崎さんはSM専門だからと坂谷さんがコメントすると「ないわっ!」と一喝。明らかにスタジオはおかしいが、そのまま進行し、トークコーナーへ。
・俺にはタブーはねぇよと啖呵を切る生島監督と、オーバーリアクションをする四つ木さんをじっと真顔で見つめてるだけの坂谷さん。
 →四つ木さんと坂谷さんは噛み合ってない。
・トークテーマは、毎日の楽しみは?、得意なこと&苦手なこと、特別な日に食べたいもの、嫌いな業界人、無くなったら泣いてしまうもの、つまんなかった映画、今すごく欲しいもの、お風呂はどこから洗いますか?、何か自慢をしてください、実は内緒にしていることと前回我々がみたテーマと内容はほぼ同じ。
・止まる際に順番がおかしく、お風呂はどこから洗いますか?に決まり、おっさんがどこから洗うかなんてどうでもいいとスタジオ、視聴者の想いはシンクロする。
が、大島監督は「そりゃあ、女の体だよ」というセクハラ的ユーモアで、その場の文脈としては満点の回答をする。この人すごい。
・そして、異常なほど大笑いする坂谷さん、上手い回答だねとコメントする四つ木さんを一瞬見るもそれにはリアクションせず、ずっと大笑いする。その場もとりあえず合わせて笑うことで坂谷さんの異常さを誤魔化す。
→坂谷さんが全体的に噛み合っていない
・次のトークテーマをふるアシスタント、つまんなかった映画に決まる。
 それに対して生島監督の回答は「東京物語だな、あんなのただのホームビデオだよ。俺だったら酒池肉林のような東京物語にするね。退屈を絵に描いたような映画だね」と答え、不朽の名作を斬るあたりに無頼派的なキャラクターなのだと分かる。
 ※東京物語は、老夫婦の視点を通じた家族のあり方の変化と、撮影の構図、最後の自分の死を受け入れるのに「癒る」という言葉を繰り返すラストが素晴らしいですよね
坂谷さんからの軽快なツッコミを待っていたのにこない生島監督は自分で愛想笑いをする。事前に責任取ってくれる?と聞いていたのに、まさにハシゴはずし。これじゃ、この回答がガチになっちゃうじゃん
・って、流れで坂谷さんから「酒池肉林ったってさ、酒で池を作んなかったりとそれなりに大変なわけじゃん。仰った通り、綺麗な水も汚れるってこともあるわけだしね」と明らかに明らかに手前の文脈ぶった切りの返し。
・監督の機転でそれっぽく返すも、全く坂谷さんと周りが噛み合わない状態に困惑する監督と言う状態が浮き彫りに

・スタジオに戻り、時刻は18:19
・生島監督の過去エピソードをせいこうさんが語る。この人は世にも奇妙な物語でいうタモリさんポジ?

・そして始まる「見て!聞いて!坂谷さん!」という視聴者投稿VTRコーナー
・俺、暗いところ好きだけどね〜と言う坂谷さんに対して、愛想笑いをしている生島監督。
・V入りの掛け声も、スターティン!ではなくてドーン!
 →Dawn?暁?つまり、境目に来ていると言うこと?
・暗がりを怖がる子供の話
 →おかしを口にいれているせいで、肝心な子供のコメントが全て不鮮明
 →扉の向こうに、カメラには映らない何かがあるようで、異常なほど怖がる子供
 →部屋の隅で座布団を被る娘を横目に、暗がりの中を調べる母親
 →後ろで「うぁンァぁぁ」と小さく叫ぶ娘
 →机の上にあったお菓子と皿はなくなり、一瞬で窓際に腰掛けて静かにしている娘
・怖がり方尋常じゃないね〜と坂谷さん、アシスタントの女性に話をふるも完全に放心状態。構わず進行する坂谷さん。完全に引き攣った感じの監督のコメントに対して脇毛トークで天丼する四つ木さんと坂谷さん。その間にアシスタントの女性帰還。よだれを拭う仕草あり。
次のV入りを説明するアシスタントに被せるように「好きなんだけどね、こっちとしては願ったり叶ったりなんだよね」と坂谷さん。完全に進行ぶった切り。
・エスパーばーさんにはVTRスターティン!といつもの掛け声。
 →宇宙船の夢をよく見ていたと言うトークの時に、赤子の声と後ろの鏡に胎児の姿
・ほとんど偽物でも本物がいるんですよと言う四つ木さんのエスパートークに対して、アシスタントの女性が強い口調でツッコミ
 →円山応挙が夜に飛び起きたようなもんだよなと言うコメント
  ※足のない幽霊を描いた画家でも得体の知れない仄暗い異界にいれば耐えられない=偽物を作る人も本物があれば飲み込まれる?
  →つまり、ミッパラスタッフはすでに飲み込まれていることの暗示?

・8わりって3と並んで嘘の代名詞じゃない!とアシスタント
 →嘘八百(=嘘ばかりつく人が話すこと)と千三つ(=千回話す中で三つしか本当のことを言わないこと)。つまり、嘘話と大嘘つきの四つ木さんと言うこと?
・とは言っても、拷問はほどほどにしないとね〜と坂谷さん
 →拷問とは、誰が誰になんのためにしたのか、、、?
・それに爆笑するアシスタント。
・岡崎さんが年サバ読んでたでしょ?と聞くと、「びびとんね」わからん言葉を返すアシスタントに、そうなの!?と驚く坂谷さん。そしてアシスタントは、胸のサイズをBなのにDと言っていたと自爆。昔の話と言う。
 →生島監督が明らかに明確に困惑しながら愛想笑いをしていることから、完全に狂っている状態と見て取れる
・V入の掛け声は「VTRスターティン!どどんと発射〜」
・ペットのぺぺちゃんを紹介する
 →突然、開くドアと明らかに人が階段を降りる足音に対して、ぺぺちゃーんとペットを呼ぶ感じ
 →階段でおもちゃ、洗面所でご飯が床に散らかっている。追いかける撮影者。押入れの真っ暗な空間の中でぺぺちゃんを発見した模様。からのベビーカーのノイズが入り、最後に赤子の声が入る。
・生島監督が拾ったネズミを飼っていたエピソードトークで、そのネズミが猫に喰われたんだよね。と言うコメントに対して、「えっ、どうしよう。指先が黒ずんだりしたら」とアシスタント。
 →アシスタントは泥棒猫?

・脈絡ない返しに困惑しつつも、その猫を飼ったトークで監督はしめる
・勉ちゃん心が広いのよを2回繰り返し、自分の彼女とやっちゃったおとこをやっちゃつたようなもんだからと坂谷さん
四つ木さんは確かホ〜なんだよねと肝心なところでノイズ。放心する四つ木さん。
・大江健三郎じゃないんだから〜と岡崎さん
 →同性愛的な描写が感じさせられる作品群がありますので、おそらく四つ木さん=同性愛者、さらには主テーマの一つ監禁とも繋がりがある?
・もう一回、勉ちゃん心が広いのくだりをする坂谷さんと大ウケするアシスタント
・ミュージカル志望の女性からの投稿
 →途中赤子の鳴き声がしてから、女性の口調が豹変。「テメェだろ、気持ち悪い顔しやがって!」
 →通行人が奥から迫ってくる暗闇に飲まれる
・突然、自分の田舎を語りだす四つ木さんだが、途中でフリーズ。
それをアシスタントの女性がフォロー。隠岐島出身と語る。
・島流の?!と監督が拾うと、花は咲きませんけど。と返すアシスタント
 →隠岐島にはナゴランと言う珍しい胡蝶蘭の一種があるのだが、、、ちなみに胡蝶蘭の花言葉は「純粋な愛」
・父親との和解の理由は、「娘が死んだって言うのに健康祈願に行くような人ですよ〜」「パノティプコンとの親和性にもうるさい」「波止場にも止まったことのない人には常識とかどうこう言えない」とアシスタント
 →つまり、既に亡くなっている?
 →パノプティコンとの親和性にもうるさい=彼岸など儀式をちゃんとやる?
 →波止場にも止まったことがない=三途の川の桟橋に来たことがない
・隠岐の堅物をどう懐柔したの?と岡崎さんに対して。父が坂谷さんのファンだったことから、OKになったと。
・何故か前回の水着ショーで出た水着の方の映像

・スタジオに戻り、時刻は17:15
・せいこうさんの画面アスペクト比で産まれる黒みががったの両端なり、井桁さんの注目したいとコメント、色々ずれ始める。

・ゲストはアリ・ミラー
・水原アナウンサーが昆虫が大ブームになったと言う振りが入るが、画面の絵はスプーン曲げの超能力者なので、完全にずれてる。
・おもっきりセンターに立ち、ミラーと向き合う通訳。
 →通訳の立ち位置としては考えられない。後ろでは?
・アシスタントがスタジオ下手を見て固まり続ける
・ギャラいくら?訳さなくて良いから!と言う坂谷さん、その後「ああ、そうだよね、九相図がすぐ腐るようなもんだよね」
 →九相図は段階的に遺体が腐敗・白骨化し、埋葬される一連の日本絵画。すぐ腐るようなもの=最初の数枚はすっ飛ばして、腐乱している(=死んでいる)。つまり、お金をもらっても土葬で腐敗してるんだから、使えないよねってこと?
・このトークの時に、ベビーカーが動くような音が聞こえる
・「アリ・ミラーさん”など”が」
 →などって誰が他におるんですかね?
・アシスタントの女性はまだ下手をみて固まっている。異常。
・スプーン曲げ中の絵に、赤子の声が入る
・謎の口上が始まる
 “砂漠の籠城に嵌った病のぞうし、芒に月、出鱈目の坊主が真っ黒に塗り潰した枯尾花、花の蕾の羽化とともに裏返ったパノプティコンの円筒みたいに”
 →砂漠の籠城=見かけはりっぱであるが、基礎がしっかりしていないために長く維持できないもの
 →病草紙=色々な病気や奇形を通じて人の苦悩を、苦悶や嘲笑など個々人の微妙な感情の動きと共に表す話
 →芒に月=花札ではススキに月、8月札
 →枯れ尾花=お化けの正体みたり、ススキのこと
 →出鱈目の坊主=いいかげんな(剃髪をした)師匠
 →花の蕾の羽化=羽化のように咲くのはポピーと言われています、白いポピーの花言葉は我が毒
 →裏返ったパノプティコンの円筒=監視する側(真ん中の塔)と監視される側(塔を囲むようにある監獄)が入れ替わる
 →このスタジオでの劇中劇も仮初のものであり、死後の世界から苦悩をとりあげ、月の下にあるススキを適当な私たちが黒に塗りつぶすことで、この劇中劇を見るあなたたちに届けるように念を込めますってことかな?
 →つまり、このビデオテープはハナからこの世のものではなく、しかも現実世界をも繋がって伝播してしまうことのメタファー?

・スタジオで語られる、せいこうさん・井桁さんともに明るい番組と絶賛
・時刻は17:35
・心の闇を照らす、明るさ
・最後に赤子の鳴き声が入って終わる
 →現実に伝播し、実体化してきた?


この台詞回しの部分を読み解くのに時間がかかりました、、、

第二夜で、どうも、この番組というかテープ自体がこの世のものではないこと、赤子の呪いを現実に伝播するために、隠茂さんから奪い取った何か?ではないか?というのが見えてきましたね。。。

それでは次は第三夜と、それ以外に散りばめられたフレーバーを追いかけて考察してみたいと思います

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