【感想ではなく記録のための雑文】五月に観た映画8作品(2023/5/1~2023/5/31)
今年からはじめた映画の記録。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月500円だから、5本くらいは観たいなと思っています。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。
ルパン三世 ルパンVS複製人間
1978年のアニメ映画。金曜ロードショーで視聴。
マモーです。マモー。懐かしい。口に出したくなる、マモー。
初めてみたのは小学生くらいの時でしょうか。マモーが怖かった覚えがあります。当時はクローン人間なんて非現実的でSF感満載のお話でしたが(ラストは宇宙に飛び出すし)、今じゃあり得る話になりました。
残念ながら原作の漫画はちらりとしか読んでいないのですが、かなり原作に近いタッチで進むお話。
マモー1人にここまで世界が振り回されることはないだろうと思ってしまうが、テーマやストーリーはワクワクする。
そう言えばこの時のルパンの声は山田康雄さん。1985年から栗田貫一さんへ変わったそうですが、違和感無いな。
鳩の撃退法
2021年の日本映画。原作は2014年発売の佐藤正午『鳩の撃退法』。主演は藤原達也。アマゾンプライムで視聴。
藤原達也が出る映画は面白いだろうという勝手な想像でみました。藤原さんは我が消える役者ではないけど、味がありますね。そんでやっぱ上手いと思う。特にろくでなしの人物。
ストーリーはこれでもかというくらいギチギチに設定が作られている。出てくる人たちが繋がりまくり三万円が飛び回る。正直一回観ただけでは全部理解できません。ちゃんと人物相関図を書いて整理すべき。つまりはそれくらい綿密な構成、ミステリーの解消。スマホ画面じゃなくちゃんと大画面で正座してみるべき映画です。
すみませんスマホ画面で観ました。何度も戻しながら観ました。
元がしっかりした小説だと、2時間の映像に凝縮するのが難しくてこうなっちゃいますね。
予定は未定
劇場公開は2020年の短編映画。アマゾンプライムで視聴。
短編映画もアマゾンプライムで観れることを初めて知りました。気軽に観れて良いですね。ただ、小説の長編と短編の雰囲気が違うのと一緒で、映画も長編と短編では雰囲気が違う。しかも賞レースで受賞する作品って社会的テーマに沿っていて、ある意味2時間もののアクション映画より観るのが大変だったりする。
独身女子の大台前の焦りと競争で負けていく悔しさが伝わる。ラストに断り走り出すシーンは爽やかで良いのですが、紙飛行機を飛ばすシーンからそこへ繋がる心理的変化がまだ理解できてません。ただ全体としては好きな感じでした。短編小説にしても良さそう。
レジェンド&バタフライ
2023年公開の日本映画。主演は木村拓哉、綾瀬はるか。監督が大友啓史(るろ剣とか)で、脚本が古沢良太(ALLWAYSとか)。
アマゾンプライムでガンガン宣伝されてます。もちろんアマプラ視聴。
女子の皆様、ご安心ください。恋愛映画です。
戦国時代の、しかも織田信長というと、歴代多くの人が演じてきた人気の時代。私も歴史にはとんと疎いのですが、マムシだの明智十兵衛だのくらいは流石に知ってるのです。史実は史実なので起こったことは変えずに、いかに新しい解釈を入れて新しい物語にしていくか。それが時代劇の命題のようにも思います。そういうところ、クラシックの演奏にも似てますね。
また史実だからこそ、信長が本能寺の変で光秀に打たれることは変えられない。クライマックスが決められている中で、どう見せるかが腕の見せどころかと思います。良いラストでした。斜に構えた人にはお涙頂戴じゃないかと言われそうですが、良いのですよ恋愛映画なんだから。
歴史を扱う話でここまで中心に恋愛を置くことってなかなかないかと。信長の業績に関わること等はばっさりカットされているので、信長の領土、今どの辺? と思いながらも、非常に楽しく観ました。
この感じ、どこかで……と思い起こしたところ、ハウルの動く城でした。この映画も戦争の話そっちのけで恋愛映画でしたね。
インフィニット 無限の記憶
2021年のアメリカのSFアクション映画。アマゾンプライムで視聴。
輪廻転生、アメリカバージョン。
そうか、アメリカの方が輪廻転生の話をするとこんなふうになるのか、と感じつつ、なんか、まあそうなんだけど、なんかなぁ、というのが寸感でした。
もちろん白人のお兄さんがジャパニーズなブレードを振り回し活躍する様はベリベリクールなんですが、時代劇の後に見ると動きが気になるところも。ジャパニーズブレードはそっち方向の力は弱いよ、折れるよ、みたいな。
輪廻というよりもSF感が強い。今の体がなくなったら新しい体にデータをそのまま移す感じ。
お話としては2つの立場が明確で、何で争っているかわかりやすく、キャッチーな映像、豪華なアクションは、気軽に観るのにはちょうど良いです。
老後の資金が足りません
2021年公開の日本映画。主演は天海祐希。監督は前田哲。元は2015年刊行の垣谷美雨『老後の資金がありません』らしいです。アマゾンプライムで視聴。
完全に三谷幸喜作品だと思って観てました。ごめんなさい。三谷さんはしれっと役者として出ているだけなのですね。(失礼ながら……何やってんの、この人w)
コメディ要素を上手に入れながらも、老後2000万円問題や、娘の結婚(しかも相手が売れないパンクバンド)、オレオレ詐欺に、姑との同居、リストラと、お金に関わる内容が次々と起こっていく。
登場する個性豊かなキャラクターと、お先真っ暗になりそうな絶望的な展開が、最後には全てが調和し美味しく収まる。こんな本を書けるようになるまで、私にはあと何十年かかるんだろう。力量の差を見せつけられながらも、大いに笑い、ツッコみ、感動させられる。最後のエンディングも良い終わり方で気持ちが良い。
それにしても配役が秀逸なのだけど、あてがきでしょうか。ちょい役も大切にされてるのがわかる。色々一流。
レイダース 失われたアーク
1981年のアメリカ映画。主演がハリソン・フォード。原案にジョージ・ルーカスが入り、監督はスティーブン・スピルバーグです。金曜ロードショーで視聴。
ストーリーを全部知っているのに観てしまう名作映画。
これもまた映画の前に岡田斗司夫氏の見どころ解説を聞きました。例によって見どころがニッチです。そう思いながら、ここかと思いつつ眺める。
(公開終了されたのか動画が見つからなかったので、残念ながらリンクは貼れません)
最近の若い人は、ディズニーシーのアトラクションとして知っているそうです。よく金曜ロードショーでやっているイメージはあるけど、そうかもしれません。あと吹奏楽部なら必ずやるレイダース。この曲の映画ですよ、吹部の方。
最初から最後まで目が離せない展開、コミカルな部分、魅力的なキャラクター、興味をそそる演出、どこをとっても最高の映画ですね。
しばらく金曜ロードショーはインディー特集らしいので楽しく鑑賞するつもりです。考古学というテーマが良いのか、なんか古さを感じない。そのうえで、インディージョーンズ系映画という1ジャンルを築き上げたレジェンド的シリーズです。(勝手なジャンルを作ってますが、多分多くの人に伝わるやつ)
インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説
1984年のアメリカ映画。インディーの二作目です。
金曜ロードショーで視聴。
金曜ロードショーの第二弾。1つ目がエジプトなら、2つ目はインドです。昔の映画だから許容されてるのかもしれませんが、今じゃ食事のシーンなど、色々差別だなんだと言われそうなアジアの秘境感満載。でもこれくらいやってくれるとファンタジーとしてワクワクして観れますね。
なお、今回も岡田斗司夫氏のお話を聞いてからの視聴。いつもお世話になっております。
第一弾の「失われたアーク」で1番有名なシーンが大岩が転がってくるところなら、こちらはトロッコで地中の溶岩の上をジェットコースターのように走るシーン。一部はミニチュア、一部は荒い合成で進むのですが、カット割りが良く迫力がある。観てて楽しい。
一週間しか空いてないので、前回のコメディ部分の踏襲とかもわかりやすくクスリと笑える部分もあり、最初に派手なアクションを繰り広げた店名がオビ・ワンだったりと細部まで面白く観ました。
そういえば岡田氏の情報によると、最初のシーンは中国だったけど、本当は日本で撮影したかったのだとか。いやぁ、中国で良かったんじゃない? と感じました。
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