見出し画像

【感想ではなく記録のための雑文】3月に観た映画他10作品(2024/3/1~2024/3/31)

昨年からはじめた視聴した映画の記録です。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月600円。月6本観たら元を取った気分になれます。
後述しますが1か月だけHuluを観ようと1050円払いました。アレもコレも面白そうなのがあって1日4,5時間は観ている気がします。仕事……? 多分してません。年度末なのに。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。 


隣人x

2023年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

ある日、日本は故郷を追われた惑星難民Xの受け入れを発表した。人間の姿をそっくりコピーして日常に紛れ込んだXがどこで暮らしているのか、誰も知らない。Xは誰なのか?彼らの目的は何なのか?人々は言葉にならない不安や恐怖を抱き、隣にいるかもしれないXを見つけ出そうと躍起になっている。
週刊誌記者の笹は、スクープのため正体を隠してX疑惑のある良子へ近づく。ふたりは少しずつ距離を縮めていき、やがて笹の中に本当の恋心が芽生える。しかし、良子がXかもしれないという疑いを払拭できずにいた。良子への想いと本音を打ち明けられない罪悪感、記者としての矜持に引き裂かれる笹が最後に見つけた真実とは。嘘と謎だらけのふたりの関係は予想外の展開へ…!

公式HPより

上野樹里と林遣都はどちらも好きなので、いつか観ようと思っていたやつです。
タイトルからするとSFミステリーだとばかり思っていたけど、どちらかというとヒューマンドラマ。人権問題。西島秀俊版仮面ライダーの年齢対象を上げた感じというか。
他の登場人物の絡みも良くて、面白く観れた。時々宇宙人的な雰囲気を醸し出したけど、もういっそ無くても良かったんじゃないかと思う。ホクロ云々の考察も見ましたが、証明できません、で良い気がする。原作は、第14回小説現代長編新人賞のパリュスあや子氏の本らしいです。ってことは宇宙人的要素はこちらの本を見た方がしっくりくるかも。


金の国 水の国

2023年公開の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

2017年「このマンガがすごい!」で第1位を獲得した岩本ナオの同名コミックをアニメーション映画化。
商業国家で水以外は何でも手に入る金の国と、豊かな水と緑に恵まれているが貧しい水の国は、隣国同士だが長年にわたりいがみ合ってきた。金の国のおっとり王女サーラと、水の国で暮らすお調子者の建築士ナランバヤルは、両国の思惑に巻き込まれて結婚し、偽りの夫婦を演じることに。自分でも気づかぬうちに恋に落ちた2人は、互いへの思いを胸に秘めながらも真実を言い出せない。そんな彼らの優しい嘘は、やがて両国の未来を変えていく。

公式HPからはコピれなかったので映画.comより

ヒロインの顔が可愛らしすぎたので対象年齢がかなり低めかと思いきや、そうでもないです。かなり作り込まれたしっかりした設定で面白く観ました。モブキャラがしっかり立ってる。登場人物も多くてたった2時間の映画でこれだけだすと混乱しそうなのですが、しっかり描き分けられていてすんなり入ってくる。童話のような雰囲気と王道のハッピーエンドで、とても良いです。対象年齢はかなり広め。
制作は『サマーウォーズ』のマッドハウスですか。なんかわかる。


来る

2018年の日本映画。あれ? 日本映画が続いてるな。アマゾンプライムで視聴。

「嫌われ松子の一生」「告白」「渇き。」の中島哲也監督が、岡田准一を主演に迎え、「第22回日本ホラー大賞」で大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を映画化したホラー。黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡らが顔をそろえる。恋人の香奈との結婚式を終え、幸せな新婚生活を送る田原秀樹の会社に謎の来訪者が現れ、取り次いだ後輩に「知紗さんの件で」との伝言を残していく。知紗とは妊娠した香奈が名づけたばかりの娘の名前で、来訪者がその名を知っていたことに、秀樹は戦慄を覚える。そして来訪者が誰かわからぬまま、取り次いだ後輩が謎の死を遂げる。それから2年、秀樹の周囲で不可解な出来事が次々と起こり、不安になった秀樹は知人から強い霊感を持つ真琴を紹介してもらう。得体の知れぬ強大な力を感じた真琴は、迫り来る謎の存在にカタをつけるため、国内一の霊媒師で真琴の姉・琴子をはじめ、全国から猛者たちを次々と召集するが……。

映画.comより

ホラーですが人間のイヤな部分とかも描かれたホラーだけではない話。かなーりのスプラッタなのでそういう刺激が欲しい方にはオススメ。
人間の悪を描く話としては先が全然読めず、オバケ系としても展開が読めない。最後のお祓いのシーンはなかなか壮大でした。怖いけど面白い、おすすめできる作品。でも怖いのが苦手な人は夢に見るやつです。


埋もれる殺意~18年後の慟哭~

2018年のイギリスのTVドラマ。1時間×6話。アマゾンプライムで視聴。

英国ITVで放送され、緻密に練り上げられたストーリーで話題となったクライム・サスペンス!
高速道路の中央分離帯の地中から白骨遺体が見つかり、警部キャシーとその部下サニーらの捜査チームが真相を追う。
本作の主人公キャシーを演じるのは、“ラジオ・タイムズ”誌でTV業界人が選ぶ2018年のTVスター100人の10位に入った二コラ・ウォーカー。英国でも現在進行形で人気の高いシリーズである。
ロンドンの高速道路の中央分離帯で、地中から若い女性の白骨遺体が発見される。腕を骨折して金属プレートで修復した痕があることから、少なくともここ60年以内の遺体と推察された。プレートに刻まれたロゴから外国製だと判断したキャシーらは、病院で金属プレートについての聞き込みを開始する。その後、遺体から見つかった金属プレートはキプロスのメーカーのものだと分かり……。

ミステリーチャンネルより

なんと。この記事を書くため調べて初めて知った事実。シリーズものやん、これ! しかも私が見たのは4作中3つ目。……単品でも楽しめました。シリーズとは気づかないくらい。
主人公が決して若くも綺麗でもない普通のおばさまキャリアウーマンで、感情的で人間的。そういう配役がまず珍しいなと思ってしまう。登場人物は多く、関係性も最初はわかりにくかった。ウソとミスリードもあり複雑。6時間ものならではというか、こういう複雑な話を作れるのがすごい。キャラクターそれぞれの家族模様もあり、基本的にはみんなハッピーになっていたので、犯人はサイコながらまあ良いエンディングを迎えました。
そうかシリーズものか……他の3つも観てみたいかも。


聖闘士星矢

2023年の日本・アメリカの合作映画。アマゾンプライムで視聴。

自らの身体に“小宇宙”という力が宿っていることを知らない若者、星矢。地下格闘技でその日暮らしをしながら生き別れた姉を探していた彼は、ある日闘いの最中にその“小宇宙”を発したことで謎の集団から狙われることに。彼らは強い“小宇宙”の持ち主と、シエナと言う女性の命を狙っていた。ペガサスの星のもとに生まれた星矢の使命は“知恵”と“戦い”の女神アテナの生まれ変わりであるシエナを守り、世界を救うこと。自らの秘めた力に気づいた時、彼はこの世界を救う“聖闘士”となる。

公式HPより

元々はマンガで、確かアニメがあったはず。私はどちらも見ていないけど、当時兄が見ていたような気がします。私のうろ覚えの記憶では、色んな髪色のにーちゃんたちが、大きな行李(か何か四角い箱?)をかついで山へ登っていくような話だった気がする。まあ、元の話が長いだろうから良いところだけピックアップしているのでしょうけど、雰囲気だけ良くてイマイチわからなかった印象。なぜか戦い、なぜかハッピーエンド。で、女神はどうなったの? 融合? 消えた? それで良いのか? フェニックスは敵だったの? 原作を知っていればわかるのでしょうか。映画だけではよくわかりません。


ヴァチカンのエクソシスト

2023年の映画。アメリカ・イギリス・スペインの合作だって。アマゾンプライムで視聴。

オスカー俳優ラッセル・クロウがホラー映画初主演を務め、カトリック教会の総本山バチカンのローマ教皇に仕えた実在のエクソシスト、ガブリエーレ・アモルト神父の回顧録「エクソシストは語る」を映画化。
1987年7月、サン・セバスチャン修道院。アモルト神父はローマ教皇から、ある少年の悪魔祓いを依頼される。少年の様子を見て悪魔の仕業だと確信したアモルトは、若き相棒トマース神父とともに本格的な調査を開始。やがて彼らは、中世ヨーロッパでカトリック教会が異端者の摘発と処罰のために行っていた宗教裁判の記録と、修道院の地下に眠る邪悪な魂の存在にたどり着く。

映画.comより

『来る』に近いものを見てしまった。ザ、エクソシストという王道のやつです。強い悪魔に信仰心で打ち勝つ。アクションも派手だし、悪魔の攻め方、名前を暴くことがまず大切なとことか、戦い方もおそらく実際に近い仕方で、司祭、というかエクソシストのおしごとを知るのに良いお話。それにしても見終わってから目が痛い。悪魔にとりつかれたかもしれない。ブルーベリーで撃退できるかしら。


大河への道

2022年の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

夢とロマンを抱き55歳から地図作りを始めた伊能忠敬。根気と執念で日本全国を測量すること17年。歩いた距離は地球一周分。そして1821年、遂に日本初の実測地図「大日本沿海輿地全図」(伊能図)は完成した……というのが歴史の授業で習うこと。しかし、200年の時を経て、そんな日本史の常識をひっくり返す映画が誕生した!
「伊能忠敬は地図を完成させてない。だからドラマにはならない!」
千葉県香取市。市役所の総務課に勤める池本保治(中井貴⼀)は、市の観光振興策を検討する会議で意見を求められ、苦し紛れに⼤河ドラマ制作を提案。思いがけずそれが通り、郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画が立ち上がってしまう。ところが企画を進めるうちに、⽇本地図を完成させたのは伊能忠敬ではなかった!?彼は地図完成の3年前に亡くなっていた!という驚きの事実が明らかに……。江戸と令和、2つの時代を舞台に明かされていく⽇本初の全国地図誕生秘話。そこには地図を完成させるため、伊能忠敬の弟子たちが命を懸けて取り組んだとんでもない隠密作戦があった――。

公式HPより

伊能忠敬の大河、ってドラマになるのか?と思ったけどなかなかドラマティックで感動できる、俳優陣が強力すぎますな。みんな役に沿える方々なのですごく良い。違和感があったのは北川景子さんが綺麗すぎるくらいでしょうか。現代と江戸の演出は新鮮で良いなぁと思ってましたが原案が立川志の輔さんだとか。新作落語「大河への道 伊能忠敬物語」を映画化されたとのことでとても納得。落語っぽい雰囲気あります。良い映画でした。


十角館の殺人

2024年のドラマ。1時間×5話。Hulu限定配信。

K大学のミス研メンバーたちは、合宿のため、孤島・角島(つのじま)にある十角形の奇妙な館、“十角館”を訪れていた。半年前にこの島で起きた通称・青屋敷事件は、未だ解決していない。そんな彼らの前に、突如として殺人予告を思わせるプレートが現れて……。一方、本土では、“青屋敷事件”で焼死したとされる天才建築家・中村青司(仲村トオル)から、一通の手紙が届く。手紙の内容は、死者からの“告発状”。元・ミス研メンバーの江南(奥)と、江南と行動を共にする男・島田(青木)が手紙の真相を調べようと、動きはじめる。

公式HPからコピれなかったので映画.comより

これが観たいがために、とうとうHuluの登録をしてしまった。でもお金払ってでも見てよかったと思う。
映像化不可能と言われていた作品です。トリックがアレなので文章ではいけるけど映像は無理とされていました。けど、うまくやりましたよ。おそらく元ネタを知らなければ騙せるんじゃないかと。
ちょっと前に見た、『ある閉ざされた雪の山荘で』では、舞台が現代へ持って行かれたけど、今回は時代はそのまま。どうやら綾辻さんがそう望んだらしいです。話はかなり忠実に再現され、館の雰囲気も素晴らしい。これは原作者も満足な再現ではないでしょうか。
監督は刑事もの、探偵ものをやりまくってる内片輝氏。納得。


魍魎の匣

2007年の日本映画。せっかくだからHuluを観まくるぞ。

戦後間もない1952年、東京。世間では謎の美少女連続殺害事件が発生し、不幸をハコに閉じ込めるという怪しげな宗教団体が勢いを増していた。それぞれの謎を追っていた探偵・榎木津や作家・関口、記者・敦子、木場刑事らは、真相解明を求めて京極堂のもとに集う。京極夏彦のベストセラーシリーズの映画化第2弾で、前作に続いて主人公・京極堂を堤真一が演じ、阿部寛、宮迫博之、田中麗奈らも続投。監督は「突入せよ!『あさま山荘』事件」の原田眞人。

映画.comより

京極堂シリーズの2つ目の話。『姑獲鳥の夏』は読めたけど、魍魎はさらに分厚いサイコロ本になりまして、読むことを諦めました。2007年と17年前の映画ですが出てる役者が良いですね。
作品の、境界が薄ぼんやりとしていて、眩暈のするような雰囲気が表れてる。おそらく元ネタからすればかなりカットされていて、原作ファンには物足りない部分もあろうかと思いますが、役者の雰囲気がとても良くてハマり役だよなぁと思う。原作に準じて会話が難しい。けど文字で見るともっと耐えられないので、私には映画くらいがちょうど良いです。本で読むと中盤の京極堂の話で脱落するんだよなぁ。


ザ・ミステリーデイ

未来の総理大臣の呼び声高い新進気鋭の政治家・夏目恭輔(小栗旬)が何者かに拉致された。犯人は大胆にもその監禁動画をネットに投稿し、「2週間後に殺す」と予告!政治絡みの怨恨か、愉快犯か?動機は一体…。折しも都内では連続通り魔殺人「カサブランカX」事件が発生中で、捜査一課は、エース刑事の久遠真梨華(松本まりか)をはじめとした優秀な人員を、その犯人検挙に割いてしまっていた。一課長の小磯(髙嶋政伸)は仕方なく、手の空いている“使えない”刑事・戸隠九十九(ユースケ・サンタマリア)に、所轄に向かうよう告げる。九十九はIQ200の超エリートだが、極度の怖がりのため現場では全く役に立たず、一課のお荷物と呼ばれていて…。ちょうどその頃、交番勤務の警察官・安藤花恵(川栄李奈)は、「カサブランカX」捜査の助っ人で中通り署にいた。度胸が取り柄で、いつか刑事になることを夢見る花恵だが、やって来た九十九に巻き込まれ、夏目恭輔拉致監禁事件の捜査に参加することに…。さっそく聞き込みを始める九十九と花恵。夏目の秘書(迫田孝也、峯村リエ)や、失踪直前に会っていたタレント(中条あやみ)、街のタクシー運転手(笑福亭鶴瓶)、行きつけの花屋店主(木村多江)などに話を聞いて回るが、事件解決の手掛かりになりそうな情報は得られない。そんな中、捜査本部が設置され、サイバー犯罪対策課のエース・奥野(町田啓太)や、花恵の同期・真木(佐藤寛太)らが捜査に加わる。事件は早期解決に向かうと思われたが…事態は一転、有名人が一人また一人と姿を消し始め、連続失踪事件へと発展していく――!次々と消える有名人…浮上する容疑者…黒幕は一体誰だ!?そして、その目的とは!?前代未聞の謎解きミステリーが幕を開ける!!

公式HPより

2時間ものに対して登場人物が多い気がする。公式HPで数えてみたら23名。多いな。色々絡んで転びそうだけど、意外とすんなりいけるあたりやはり脚本の力だよなぁと実感。これくらい多くの人物が出ると犯人探しはレベルが上がって、ミステリー本来の楽しみ方ができる。落としどころもよろしくて、万人受けしそうな展開が好印象でした。


この記事が参加している募集

映画が好き

よろしければサポートをお願いします!サポートいただいた分は、クリエイティブでお返ししていきます。