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【感想ではなく記録のための雑文】十月に観た映画10作品(2023/10/1~2023/10/31)

今年からはじめた映画の記録。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムはとうとう月600円に。こうなったら月6本くらいは観たいなと思っています。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。


水星の魔女

2022年から放映されたガンダムシリーズ最新作。アマゾンプライムで視聴。

アド・ステラ122――
数多の企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を構築する時代。水星からアスティカシア高等専門学園に編入してきたスレッタ・マーキュリーは、ミオリネ・レンブランの花婿として、株式会社ガンダムの一員として、出会いと刺激に満ちた学園生活を送ってきた。プラント・クエタでの事件から2週間。
スレッタは学園で、ミオリネとの再会を心待ちに日々を過ごす。一方ミオリネはベネリットグループ本社に身を置き、父の容態を見守っていた。二人に襲い来る新たな困難と、迫られる決断。少女たちはそれぞれの想いを胸に、ガンダムがもたらす強大な呪いへと立ち向かっていく。

公式HPより
ん? これシーズン2の方かもしれませんが、まあ、こんな感じです。

人生初ガンダムです。
ものごころついた頃にはすでにたくさんのシリーズが出ており、これを見るならやっぱり最初から観た方がいいんだろうなぁとか思っていたらまったく手を出せずに今になり初ガンダム。何故今かと言うとYOASOBI→推しの子がとてもよかったので、同じくYOASOBI→水星の魔女となりました。
初ガンダムは学生の百合的展開を見せられ、惰性で見ていたらちゃんと重めの話になりました。SFは得意ではないですが、ガンダムがエヴァでエアリアルの中身が攻殻機動隊の草薙素子みたいな感じか。……雑な理解ですみません。
最後にエピソード0を見ることである程度納得ができたのですが、結局地球の荒廃ぶりがいまいちよくわかってない。見飛ばしているかもだけど。


野田版 桜の森の満開の下

シネマ歌舞伎という、映画館で歌舞伎の舞台を観るやつです。映画よりちょっとお高め。原作は坂口安吾、脚本が野田秀樹。

深い深い桜の森。時は天智天皇が治める時代。ヒダの王家の王の下に、三人のヒダの匠の名人が集められる。
その名は、耳男、マナコ、そしてオオアマ。ヒダの王は三人に、娘である夜長姫と早寝姫を守る仏像の彫刻を競い合うことを命じるが、
実は三人はそれぞれ素性を隠し、名人の身分を偽っているのだった。そんな三人に与えられた期限は3年、夜長姫の16歳の正月まで。
やがて3年の月日が経ち、三人が仏像を完成させたとき、それぞれの思惑が交錯し…。

公式HPより

「ミステリと言う勿れ」を観たくて映画館へ行ったのに、思わずこっちを観てしまいました。
「耳男と夜長姫」と「桜の森の満開の下」をミックスして現代風にアレンジされた舞台。格別安吾が好きというわけでは無いのですが、「桜の森の満開の下」はとても好きです。ただグロすぎるのでその辺の表現がどうなるのやらと思っていましたが、いやはや見事に一つの話になってた。演劇ではなく歌舞伎なので、その文脈での演技ですが、やはり動きも俊敏で滑舌も良い。
元々原作のある話をモチーフとして話を書く、というのは一度やってみたことがあるけど、完全手探り状態でどうしようもないものができました。今回のはほんと参考になる。あ、こんな感じか、と納得。でもわかったからと言ってできるものでもない。


名探偵ポアロ ベネチアの亡霊

2023年のアメリカ映画。原作はアガサ・クリスティの小説「ハロウィーン・パーティ」。ケネス・ブラナーが監督・製作・主演を務めた「オリエント急行殺人事件」「ナイル殺人事件」に続くシリーズ第3弾だそうです。あの人、監督だったんだ。。。

ミステリアスで美しい水上の迷宮都市ベネチア。流浪の日々を送る名探偵エルキュール・ポアロは、死者の声を話すことができるという霊媒師のトリックを見破るために、子どもの亡霊が出るという謎めいた屋敷での降霊会に参加する。しかし、そこで招待客のひとりが人間には不可能な方法で殺害される事件が発生。犯人が実在するかさえ不明な殺人事件に戸惑いながらも、真相究明に挑むポアロだったが……。

映画.comより

「ミステリと言う勿れ」を観たくて映画館へ行ったのに、思わずこっちを観てしまいました。のパート2。
最初はミステリーじゃなくホラーじゃんコレ、という感じが続き、まあそれはそれでいいけど……と思いきや、派手な殺人で一気にミステリー感が出てきた。最初のハロウィンパーティー要る? という気持ちは最後まで残る。背景と伏線の為必要なのはわかるけど、あれだけの時間を割いたのだからもう一声欲しいかな。
でも良かった。帰りに無性にチョコレートが食べたくなってフラフラ買いに行きました。濃厚なチョコレートをつまみながら観たい映画。
ちゃんとしたストーリーの紹介は秋様の記事をどうぞ。


ミステリと言う勿れ

3度目の正直でちゃんと観ました。2023年公開日本映画。主演は菅田将暉。彼の作品も結構見てるな。

天然パーマでおしゃべりな大学生・久能整は、美術展のために広島を訪れていた。そこで、犬堂我路の知り合いだという一人の女子高生・狩集汐路と出会う。「バイトしませんか。お金と命がかかっている。マジです。」そう言って汐路は、とあるバイトを整に持ちかける。それは、狩集家の莫大な遺産相続を巡るものだった。当主の孫にあたる、汐路、狩集理紀之助、波々壁新音、赤峰ゆらの4人の相続候補者たちと狩集家の顧問弁護士の孫・車坂朝晴は、遺言書に書かれた「それぞれの蔵においてあるべきものをあるべき所へ過不足なくせよ」というお題に従い、遺産を手にすべく、謎を解いていく。ただし先祖代々続く、この遺産相続はいわくつきで、その度に死人が出ている。汐路の父親も8年前に、他の候補者たちと自動車事故で死亡していたのだった…
次第に紐解かれていく遺産相続に隠された<真実>。
そしてそこには世代を超えて受け継がれる一族の<闇と秘密>があった――― 。

公式HPより

漫画は読んだことが無かったのですが、ドラマは面白く観ていました。
犬神家の一族みたいな不穏な感じがいかにもなミステリー。相続のための親族集合と、異常に広い家の敷地と、蔵と、怪しげな話と、事故に見せかけ狙われる命。いかにもです。次、どうなるという気持ちを抱きつつ2時間楽しめた。何よりこれを誰一人殺すことなく行った原作と、惹きつける映像を作った監督の手腕ですね。一部、ご都合主義に感じたところもありましたが概ね満足感のある映画でした。


暗殺教室

2015年公開の実写映画。いや、実写というか……。
主演が山田涼介の他、菅田将暉、椎名桔平。黄色いタコ状の物体の声は二宮和也。

名門進学校・椚ヶ丘中学校の落ちこぼればかりが集められた3年E組に、突如として謎のタコ型生物が現われた。すでに月の7割を破壊したというその生物は、1年後に地球の破壊も予告しており、多くの刺客や軍隊が暗殺を試みるも全て失敗に終わっていた。そして謎の生物は、自らの希望で椚ヶ丘中学校3年E組の担任に就任。通称・殺(ころ)せんせーの暗殺を政府から秘密裏に依頼された3年E組の生徒たちは、様々な手段で暗殺に挑む一方で、意外にも生徒思いな殺せんせーのもとで成長していく。

映画.comより

いつぞやの金曜ロードショーを録画してました。
漫画をネットかアプリか何かでしばらく読んでいたので大体内容は知っていたのですが、やはり設定がトンデモすぎて気持ちが入らず。ただ主人公の雰囲気は良いなぁと思う。合ってる。色々なキャラが出てくるけど2時間という限られた時間内では漫画のようには描けないから、ただのイロモノとなるのが残念。まあそれくらいの軽い気持ちで観よということだろうか。コレを観た後、😃がセンセーに見えてくる後遺症を患った。


ゴースト・イン・ザ・シェル

2017年のアメリカ映画。士郎正宗のコミックを押井守監督が映画化したSFアニメの傑作「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」を、ハリウッドで実写映画化。アマゾンプライムで視聴。

脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていた。

映画.comより

本家というか押井守の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」にリスペクトを感じる実写。ほぼ同じ画角で作ってるんじゃなかろうか。絵が似すぎていて、じっくり堪能した。この後すぐにアニメの方を見直したかったけど、有料でヒヨり止めました。吹き替えで見ましたが、素子、バトー、トグサの声が本人で違和感ゼロ。ですが、なんかやっぱり似せすぎると逆に比較して粗探ししてしまう。課長だけが北野武のため声も北野武。それがなーちょっとなーここももう少し揃えたかったなー。せめてもうちょっと小柄な役者が良かったかなー。


次元大介

2023年公開の日本映画というか、アマゾンプライムビデオでの配信のみでしょうか。主演は玉山鉄二。脇を真木よう子、真木ことか、草笛光子が固める。

ルパン三世の無二の相棒で早撃ちの天才ガンマン、次元大介。過去の悲しい出来事から言葉を発することができなくなった少女オトを守ることになった次元は、オトを狙う謎の組織や、国籍・年齢不詳の美女で、片足と声を失ったミステリアスな元殺し屋のアデルと対峙する。

映画.comより

原作の次元大介って、画風がクセ強系なのでなかなか実写では難しい気がしますが、雰囲気が出てました。あともっとガラガラ声であってほしかったですね。帽子の押さえ方とかの角度や醸し出す雰囲気等、こちらも本家へのリスペクトを感じる。ストーリーについてはともかく、周囲の商店街キャラも良かった。いや、というか草笛さんですよ。御年90歳らしいじゃないですか。黒柳徹子さんも同い年のようですが、ナニモンですかこの人たち。


トータル・リコール

2012年のアメリカ映画。フィリップ・K・ディックの短編小説を映画化したアーノルド・シュワルツェネッガー主演の同名SFアクションを、コリン・ファレル主演で新たに映画化、とのこと。アマゾンプライムで視聴。

戦争の果てに環境が荒廃した近未来。工場労働者のダグラス・クエイドは、退屈な日々の生活に嫌気がさし、記憶を売買するリコール社を訪れる。しかし、クエイドが新しい記憶を植えつけられようとしたとき、突然、警官隊が襲来。クエイドは思わぬ戦闘能力を発揮し、その場を逃げ切る。やがてクエイドは、現在の自分が、記憶を上書きされてダグラス・クエイドという人物になっているだけだということを知り、自分の記憶のどこまでが本物なのか、すべてを疑いながら戦いに巻き込まれていく。

映画.comより

2012年のコリン・ファレルが主役のやつですが、1990年のシュワちゃんのやつを見たことがあるような気がします。乳房が3つある女性が出てきた時にふと既視感があったので。見たとしても相当前だろうな……。
CGも良くて、ストーリーも面白い。残念ながらフィリップ・K・ディックの「追憶売ります」を見てないので原作に忠実なのか分かりませんが、手のひらの携帯とか、地球の裏側へ行けるエレベータとか、建物内を上下左右に移動するエレベータとか、未来の描かれ方が好きでした。


アウトロー

2012年のアメリカ映画。主演はトム・クルーズ。アマゾンプライムで視聴。

トム・クルーズが一匹狼の元軍人ジャック・リーチャーに扮し、難事件解決に挑む姿を描いたアクションサスペンス。英作家リー・チャイルドによるハードボイルド小説を、「ユージュアル・サスペクツ」のクリストファー・マッカリー監督・脚本で映画化した。米ペンシルバニア州ピッツバーグの郊外で、白昼に6発の銃弾が放たれ5人が射殺される事件が発生。元米軍スナイパーのジェームズ・バーが逮捕されるが、かつて米軍で秘密捜査官を務めていたリーチャーは事件の不審な点に気づき、真相をあぶりだしていく。ドイツの鬼才監督ベルナー・ヘルツォークが悪役で出演している。

映画.comより

イギリスの推理小説で「ジャック・リーチャー」シリーズという原作があるそうで。さすが推理小説家、という感じで伏線の貼り方が面白かった。ぱっと見では気づかないところを、後で指摘されて思い出せる。それを映像で表現できる監督も良い。ミッション・インポッシブルの監督らしい。
作品上、主人公がチート過ぎる気もするが、インポッシブルなことをこなせるトム・クルーズなら納得。でも、できれば相棒が欲しいなー。囚われのお姫様ではなく。


沈黙のパレード

2022年の日本映画。東野圭吾原作のガリレオシリーズ。主演が福山雅治。当時映画館で観るか迷い、止めたのをアマゾンプライムで視聴。

東野圭吾のベストセラー小説を原作に、福山雅治演じる天才物理学者・湯川学が難事件を鮮やかに解決していく姿を描く大ヒット作「ガリレオ」シリーズの劇場版第3作。
数年前から行方不明になっていた女子高生が、遺体となって発見された。警視庁捜査一課の刑事・内海によると事件の容疑者は、湯川の大学時代の同期でもある刑事・草薙がかつて担当した少女殺害事件の容疑者で、無罪となった男だった。男は今回も黙秘を貫いて証拠不十分で釈放され、女子高生が住んでいた町に戻って来る。憎悪の空気が町全体を覆う中、夏祭りのパレード当日、さらなる事件が起こる。
キャストには内海役の柴咲コウ、草薙役の北村一輝らおなじみのメンバーが集結。前2作に続いて西谷弘が監督、福田靖が脚本を手がけた。

映画.comより

絶対外さない男、東野圭吾のガリレオシリーズ。
テクニカルなミステリーの作り方とどんでん返しという論理的なところと、人間の感情的な部分の描き方が両立させ、見事に組み合わせるあたり、やっぱり私はあと人生10周してもかなわない。
でもガリレオ作品で比較すると『容疑者Xの献身』に及ばず。椎名桔平の演技はすごく良いですが、泣き崩れる堤真一のあの絵を超えることは簡単ではありませんな。
……ところで、福山雅治さん、貴方何歳よ。石仮面、被りました?(©ジョジョの奇妙な冒険)。

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