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【感想ではなく記録のための雑文】七月に観た映画7作品(2023/7/1~2023/7/31)

今年からはじめた映画の記録。
本を読むのは実はあまり得意ではないので、映画を観ようという流れです。
アマゾンプライムは月500円だから、5本くらいは観たいなと思っています。
例によってアウトプットする準備は一切なく書いています。観てない人から見れば(観た人もかも)意味不明かもしれません。
どうぞすっ飛ばしてください。


インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国

2008年のアメリカ映画。主演がハリソン・フォード。ジョージ・ルーカス&スティーブン・スピルバーグのコンビです。金曜ロードショーで視聴。

東西冷戦時代の1957年。アメリカ国内の米軍基地をKGBの女スパイ、スパルコ率いるソ連軍が襲撃し、彼らに捕らえられたインディ・ジョーンズは神秘の力を秘めた「クリスタル・スカル」の捜索を強要される。スパルコのもとからなんとか逃げ出したインディの前に、今度はマットという青年が現れる。マットによると、クリスタル・スカルを追っていたインディの旧友オクスリー教授に危機が迫っているという。クリスタル・スカルの謎を解くため、インディとマットはオクスリーを探しにペルーへと向かう。

映画.comより

 インディ特集4つ目。例によって見たことは何度もある。今回まとめて見たことで分かったけど、前の作品からの踏襲やその内容を踏まえたジョークとかがあり、そういうのは初めて気づいたので、なるほどと面白く見ました。一気にインディが歳をとり、イケオジなものの体力の低下を感じさせる演技。もちろん演技演出ですが、やっぱ若い方が良いなぁと思ってしまう。でも今度の映画はもっと年齢が上がってるんだよね。一作目で出会う女性と最後には結婚して、シリーズとしてキリがよいですが、最新作はどうなるのでしょう。
 この作品の最初に、爆弾の実験をするシーンがあるのですが、岡田斗司夫の解説で初めて原爆だと知りました。それは……無いな。あのシーン、正直要らないと思うのでカットして良い気がする。


犬王

南北朝~室町時代に実在した能楽師・犬王を題材にした古川日出夫『平家物語 犬王の巻』を原作としたミュージカルアニメだそうです。2022年公開。アマゾンプライムで視聴。

南北朝~室町期に活躍した実在の能楽師・犬王をモデルにした古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」を、「夜明け告げるルーのうた」の湯浅政明監督が映像化した長編ミュージカルアニメ。京の都・近江猿楽の比叡座の家に、1人の子どもが誕生した。その子どもこそが後に民衆を熱狂させる能楽師・犬王だったが、その姿はあまりに奇怪で、大人たちは犬王の全身を衣服で包み、顔には面を被せた。ある日、犬王は盲目の琵琶法師の少年・友魚(ともな)と出会う。世を生き抜くためのビジネスパートナーとして固い友情で結ばれた2人は、互いの才能を開花させてヒット曲を連発。舞台で観客を魅了するようになった犬王は、演じるたびに身体の一部を解き、唯一無二の美を獲得していく。湯浅監督がかつてアニメ化した「ピンポン」の漫画家・松本大洋がキャラクター原案を手がけ、「アイアムアヒーロー」の野木亜紀子が脚本を担当。

映画.comより

 日本画みたいな絵に、ロックでバレエな猿楽。クイーンみたいな音楽と雅楽器テイストが物珍しく面白い。音楽にのせた語りですからまさにミュージカル。ああいう演出がこの時代にできたのか、なんか鍵盤楽器みたいな音がする等細かいところが気になるたちなので引っかかるところはあるっちゃある。設定は面白いけどラストのあたりがイマイチよくわからなかったかな。


インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

2023年公開作品。主演がハリソン・フォード。ジョージ・ルーカス&スティーブン・スピルバーグのコンビは制作総指揮となり、監督はジェームズ・マンゴールドへ渡されたみたいですね。映画館へ観に行きました。

考古学者で冒険家のインディ・ジョーンズの前にヘレナという女性が現れ、インディが若き日に発見した伝説の秘宝「運命のダイヤル」の話を持ち掛ける。それは人類の歴史を変える力を持つとされる究極の秘宝であり、その「運命のダイヤル」を巡ってインディは、因縁の宿敵である元ナチスの科学者フォラーを相手に、全世界を股にかけた争奪戦を繰り広げることとなる。

映画.com

 最初の20分くらいは約20~30年前の回想シーンですが、79歳のハリソン・フォードを一コマ一コマ37歳へ直していったそうです。クリスタルスカルのときのインディと同じ顔です。技術って凄い。で、現在の79歳のハリソン演じるインディが今回の主役ですが、いやあ、歳取ったなぁと感慨深い。その歳でよくアクションものをされますね。
 ストーリー構成や見せ方は今までのシリーズと同じ形式でファンにとっては嬉しい限り。今のご時世ですから今までのモラル的なツッコミを受けそうな部分は極力排除したうえで、元ナチスという敏感な人には反応されそうなところを入れてくるあたりはインディシリーズらしい。
 聖杯のときにキリスト教とユダヤ教の話がありましたが、今回は最初にロンギヌスの槍が出て来て、あれまたキリスト教?と思いましたが、タイトルになっている本筋の方はアルキメデス絡みでした。古代ギリシアならみんな楽しめますね。トンデモな展開は実にインディらしい。


だましえの牙

2017年の映画らしいです。出版業界ミステリー小説。作家塩田武士による大泉洋のあてがき。アマゾンプライムで視聴。

「罪の声」などで知られる作家の塩田武士が大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説を、大泉の主演で映画化。出版業界を舞台に、廃刊の危機に立たされた雑誌編集長が、裏切りや陰謀が渦巻く中、起死回生のために大胆な奇策に打って出る姿を描く。「紙の月」「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督がメガホンをとり、松岡茉優、佐藤浩市ら実力派キャストが共演する。出版不況の波にもまれる大手出版社「薫風社」では、創業一族の社長が急逝し、次期社長の座をめぐって権力争いが勃発。そんな中、専務の東松が進める大改革によって、売れない雑誌は次々と廃刊のピンチに陥る。カルチャー誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされるが……。

映画,comより

 大泉洋が出るからみる、という程度の気持ちでしたが面白いかった。普段小説を書く側なので、書かせる側、出版社側はこんなものの見方になるんだなぁと興味深く見ました。マネジメントでありプロデューサーなんですね。ゴリゴリしてて大変そうだ。


水曜日が消えた

2020年公開の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

中村倫也が、曜日ごとに入れ替わる7つの人格を持った男を演じた主演作。幼い頃の交通事故により、曜日ごとに性格も個性も異なる7人が入れ替わる「僕」。彼らは各曜日の名前で呼び合っているが、中でも「火曜日」は一番地味で退屈な存在で、他の曜日から家の掃除など面倒なことを押し付けられる損な役回りだった。しかし、ある時、1日を終えてベッドに入った「火曜日」が、水曜日に目を覚ます。僕の中の「水曜日」が消え、「火曜日」は水曜日を謳歌するが、その日常は徐々に恐怖へと変わっていく。中村が7つの人格を持つ主人公を演じるほか、石橋菜津美、元「乃木坂46」の深川麻衣、きたろう、中島歩、「ゲスの極み乙女。」の休日課長などが顔をそろえる。MVやCM、短編作などで注目される吉野耕平の初の長編監督作。

映画.com

 あり得ない話だと思うけど設定は面白い。細かな辻褄とかはおいといて、ストーリーラインは良くて、ラストもハッピーな感じで良かった。主役の中村倫也さんの演技力がものを言う映画ですね。数年前に比べて演技力が上がったなぁと最近思ってます。
 あとエンドロールがオシャレでついつい最後まで見てしまった。この作品の最大の評価ポイントです。


パスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版

2022年公開の日本映画。2019年のドラマ「シャーロック」の劇場版です。アマゾンプライムで視聴。

アーサー・コナン・ドイルの名作探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と岩田剛典演じる精神科医・若宮潤一が数々の難事件に挑む姿を描いたテレビドラマ「シャーロック」の劇場版。原作シリーズの中でも人気の高い「バスカヴィル家の犬」をモチーフに、不気味な島で暮らす華麗な一族をめぐる事件を描く。瀬戸内海の離島で、日本有数の資産家が莫大な遺産を遺して変死した。資産家は死の直前に、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮に依頼していた。真相を探るべく島へやって来た獅子雄と若宮の前に現れたのは、異様なたたずまいの洋館と、そこに住まう華麗な一族の面々と怪しい関係者たち。島に古くから伝わる不気味な魔犬の呪いが囁かれる中、島内で新たな事件が連鎖的に発生し……。監督は「容疑者Xの献身」の西谷弘。

映画.comより

 ドラマを観ていたので観てみました。ストーリーラインの作り方がさすがだなぁと思う。ミステリーを書きたいと常々思っているけど、こういう構成の作り方がまだできないので羨ましい。話の構成と人物像(感情面)がうまくマッチしたラストも、ああ良いなと思う。よくみたら監督は「容疑者Xの献身」の方だとか。いやあ納得。うまいね。
 そういやドラマであったおディーン様のヴァイオリンシーンがなかったですね。不要は不要ですが、無ければ無いでちょっと寂しい。


悪夢探偵

2007年公開の日本映画。アマゾンプライムで視聴。

国内外から注目を集める塚本晋也監督が、松田龍平を主演に迎えて放つサイコサスペンス。自宅で眠ったまま切り刻まれるという連続殺人事件が発生。事件を解く鍵は夢にあると推理した女刑事・慶子は、他人の夢の中に入りこむ特殊能力を持つ“悪夢探偵”こと影沼京一に協力を求めるが……。ヒロインの女刑事に扮するのは、本作が映画初出演のhitomi。共演には安藤政信、大杉漣、原田芳雄ら豪華俳優陣が顔を揃える。

映画.comより

 ホラー&スプラッタなB級映画だと思う。松田龍平筆頭に俳優陣はちょいちょい良いですが。
 夢と現実の間を行き来するという設定は好きですが、描かれ方が曖昧すぎてどっちがどっちかわからない。それが狙いですと言われればそれまでですが、わからなすぎて感情移入しにくい。そのため合間に入る回想シーンにもビビッと来ない。
 もともと小説でその作者が監督を務めた映画みたいですが、案外小説で読んだ方が面白いかもしれません。


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