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小林賢太郎氏のホロコースト揶揄|私たちは傷ついていません!イスラエルの新聞社が小林氏の解任撤回を要求【東京五輪】

東京オリンピック開会式前日に演出家である小林賢太郎氏が突然解任されました。

このことは国内だけではなく海外でもスキャンダラスな出来事として報道されました。

【東京五輪】 開会式でミュンヘン大会のイスラエル人犠牲者を追悼

22日には、米ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」が公式に非難声明文を公開しました。

その結果、演出家の小林賢太郎氏は解任されました。

Twitterで問題となった動画が拡散されてからわずか半日ぐらいの出来事です。

ところが23日に開会式が行われた後、SWCは東京五輪開会式に感謝の気持ちを伝えてくれています。

セレモニーの一部で、コロナ禍で亡くなった人と「ミュンヘンオリンピック事件」の犠牲者に向けて追悼する時間を取ったのです。

森山未來さんのパフォーマンスと黙祷は、好意的に伝わり喜んでもらえたのでしょう。

ミュンヘン大会での事件の犠牲者遺族は長年、国際オリンピック委員会(IOC)など五輪関係者に対して、開会式で犠牲者を追悼するよう求めていたが、事件から49年後についに実現した。

事件でそれぞれ夫を失ったアンキー・シュピッツァーさんとイラナ・ロマーノさんは、東京での開会式に出席。「私たちは49年、闘い続けて、決してあきらめなかった」、「ついに報われた」と話した。
2人は、涙を抑えられなかったと言い、「この瞬間をずっと待ちわびていた」と述べた。

追悼は当事者にとって震えるほどの感動があったようです。

長年IOCにオリンピックの開会式で犠牲者の追悼をするように求めていたけど、拒否されて実現されなかった。

バッハ会長、そして日本の開催で追悼が現実のものとなりました。

小林賢太郎氏がこの追悼にどの程度関わったかは不明ですが、小林氏が不在の中、ほぼ予定を変更されることなく行われたようです。

急遽発売中止になった開会式公式プログラムは、事前に予約していた人は購入できたようです。

紹介する意義のあることだと思うので、有志の方が公開したものを掲載しておきます。

小林氏の細やかな配慮を知ることができるでしょう。


東京五輪|むかしのホローコストジョークは五輪開会式ディレクターの解任理由にはならない

イスラエルのメディアHAARETZに「むかしのホローコストジョークは五輪開会式ディレクターの解任理由にはならない」という記事が公開されました。

ハアレツって?

ハアレツ (ヘブライ語:הארץ‎, 英語: Haaretz )は、イスラエルの新聞である。新聞の名称のハアレツは、直訳すると「その土地」であり、世界に流浪していたユダヤ人の間で故国イスラエルのことを指す言葉として使われていた。


ハアレツは1918年にパレスチナの英軍の出資の下、新聞紙として発刊された。

内容を要約します。

音声でもニュースが聞けるので、英語がわかる人はこちらで。

(PCだと購読のサブスク画面になります。スマホだとアクセスできます)

意訳の中にユーモアのあるジョークが多く出てきますが、わたしが想像で書いたものではなく、ほぼ原文通りの意訳です。

原文が英語でシュールなジョークがてんこ盛りなんです。茶化すとかではなく。
私自身が「ホロコースト」や今回の問題をネタにふざけて記事を書いたわけではありませんので誤解なきよう。

コメディアン時代のジョークが火種となったのを知って、ジョーク多めで書いてくれたんだと思います。


ドライバー」って日本語でなんていうんでしょう?
ヘブライ語では古いジョークのことを「ishimoto」といいます。

ISH IM OTO = man with car という意味。

車を持ってる人

古いジョークのことを「運転手」っていうみたいです。

つまり、笑えないジョークを言ったら「イシモト」っていうんだと思います。

みんな車を持ってる、当たり前のことでしょっていう意味の慣用句みたいですね。(おもしろい)

石本さんは気をつけましょう。

自分で墓穴を掘ったのかも知れないけど、23年後に人々は解任を要求するでしょう。

23年前のシュールなジョークが、23年たって解任につながるっていうジョーク的表現ですね。

過剰な読者が、このジョークは日本にとって致命傷になると思った。世界からの失笑に耐えられないという理由だけで。
私が食べる寿司がない。

過剰な読者が「これは大問題になる」と思ったのでしょう。

でも、ishimoto(ここでは会長のことのよう)は健在だ。まだ五輪組織委員会の会長として働いているようだ。

ここから問題から解任の経緯を解説してます。

橋本会長、小林氏のジョークを私たちの苦痛や心配を引き合いにだしてまでイスラエルにまで届けないでください(聞かせないでください)。
蝶の羽ばたきを、まるで竜巻のように言わないで。

イスラエルからすると「聞きたくもないことをわざわざこちらに聞かせないで」ってことです。

「蝶の羽ばたき程度のことを、まるで竜巻のようにいうのですね」

大袈裟だってこと。

余計なお世話というか、関係ないでしょってことです。

ホトコーストジョークは23年前、ホロコーストの4世代後向けのテレビ番組。子供じゃないですか。
本当の小林氏を歪めてしまってる。

ホロコーストから23年前のテレビの話でしょ。

ホロコーストについて知らない世代が冗談として使っただけ。ユダヤの歴史の認識が薄かったとしてもしかたない。

本来の小林氏の人格を変えてしまっている。

反ユダヤ主義のアイスクリームパーラーの刑をするなら、恐ろしい銀河級の寿司ボイコット

(ユダヤから)賠償を要求されることが選択の余地がないことだと判断するのは勇み足です。
日本政府により、私たちの祖父母の"国際的にメンタル崩壊をさせたトラウマ"を呼び起こしました。
ミュンヘン1972、東京2020の背景です。

いずれにせよ橋本会長がやったことは元にはもどせない。
小林氏の解任だけで問題が解決できると思っているなら、誰のための解任なのか?(ユダヤ人のための解任ではないでしょう)
橋本会長、切腹 "HARA-KIRI" で解決する必要はありません。
解任処分はBen & Jerry'sアイスのカートンのように冷たすぎます。

やはりこの処分は切腹文化として認識されているみたいです。

英語では「HARA-KIRI」として知られています。

「死んでお詫びします」みたいな風習が日本にあるんじゃないかと思ってくれてます。

それは大量のアイスクリームのように冷たすぎるって(笑)

Ben & Jerry'sのボイコットには前例があり、こちらは本気の運動です。

この表現も背景を知らないと本当の意味がわからないと思います。

(ちなみに私も知らなかったので、フォロワーさんから教えてもらいました。感謝!)


反ユダヤ主義のアイスクリームパーラーの刑をするなら、おっそろしい銀河級の寿司ボイコットを行います。

忖度して行った処分は逆にナチスドイツのように思え、それはユダヤ人の思い出したくない記憶のホロコーストそのもの。

アイスクリームパーラーの刑をやったら、寿司を永遠に食わないボイコットを決行しますって。

こういうところにユーモアをぶっ込んでくるの、小林賢太郎氏の考えるシュールなコントそのものです。

冒頭の伏線の貼り方が素晴らしい。

ちなみにユダヤ人も小林賢太郎氏の作品「」を見ている人がいるようです、こちら。

↓↓↓

ヒトラーが自殺した理由を知ってますか?

橋本会長、誠心誠意、私たちに聞かせてください。
あなたは発狂しましたか?
例えば、ハアレツ(このメディア)の小林氏解任記事のコメント欄にある、ホロコーストについてのジョークです。
ユダヤ人の国民国家でもっとも古い日刊紙です。

"ヒトラーが自殺した理由を知ってますか?"
"ガス代を払いたくなかったからだってよ"

この記事を読めば読むほど、小林氏のコント台本のようにみえてきました。

こういった国際的な問題に関しても、ジョークで返したりしている。

これは問題を茶化すとかじゃなくユーモアですよね。

心配性な日本人が過剰に反応して行き過ぎた炎上・連絡と早まった処分がされた。

この様子は滑稽に見えたでしょう。

小林氏個人のことを考えてくれて、わざわざこのような記事を出してくれているのです。

23年前の古いジョークで解任された男は(私たちの)気分を害していません。
それどころか、「キャンセルカルチャー」よりも「切腹文化」をはるかに心配しています。

ひとつ前の記事で私が書いたことと同じことを言ってますね。

がんばって書いてよかったです。

これは日本で発狂することじゃないことは明らかです。
メディアによるキャンセルカルチャーの影響の判断。
この発狂は、新型コロナウイルスをしのぐ勢いで世界中に広がっています。



背景説明が長くなりましたが、記事の意訳の続きです。

問題なのは、ユダヤ人が不快に思うということを理由に、ジョークを言った男を解任したことです。
例えそうだとしても、彼を問題にすることができるのはユダヤ人だけです。

彼を擁護するほかの人(五輪パラ開閉会式クリエイティブチーム メンバー)も同じように解任されるリスクがあるでしょう。

文章には書かれていませんが、小林氏を解任したのは何か他の理由があるのではないか?
政治的、またはその他の目的でユダヤの名前を使った政府を問題視しています。

度重なる辞退・解任の連鎖は何か別の理由があることを心配しています。

Bring back Kobayashi and climb down from the rooftop.

ユダヤ人の声は「私たちは傷ついてなんかいません!

小林氏を呼び戻し、(炎上の)屋根から降ろしなさい。


だからこそ誠実なユダヤ人は、日本から遠く離れた場所から聞こえるように大きな叫び声を上げなければなりません。
私たちは傷ついてなんかいません!
1998年に言ったジョークは気にしません。
私たちは障子の部屋の紙の仕切りではありません。
小林氏を呼び戻し、(炎上の)屋根から降ろしなさい。
(解任撤回して晒し者から降ろしなさい)

ユダヤ人を代表するこのメッセージは、小林賢太郎氏を責めるどころか、小林氏が解任された背景を想像して、小林氏の解任撤回を求めるものでした。

この件は経緯はイスラエルのメディアは知りませんから、誰が何をしてこうなったかまではわかりませんから、橋本会長に向けてメッセージしています。

橋本会長は事情を聞いて対応をしただけなので、ある意味足を引っ張られた感じですよね。

開会式前日にオリンピック阻止テロを起こした人たちがどういう扱いになるのかは私には分かりませんし、何かをいう立場ではありません。

でも私やファンは小林賢太郎氏の五輪セレモニー演出家の解任の撤回を希望しています。

Twitterのハッシュタグにも声が寄せられています。

#小林賢太郎の解任撤回を

#小林賢太郎を応援します


今回の件で、イスラエル人、ユダヤ人のユーモラスなところや優しさ、何よりもひとりの人間の人生を考えてくれたことに、一人に人間として心から感謝申し上げます。

あなたはどう感じましたか?

PS:中山氏に関する言及は、私の中で誤解が解けたので訂正・削除しました。


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