Cursor_と_ofo还钱了_对不起_还的是这家公司_用户排队超1400万人

シェア自転車ofoからデポジットのお金が返ってきません

内容は
・ofoは資金がショートしていて問題多発中
・ユーザーが払ったデポジットを返却することができない
・ofoの最近の歴史についてまとめました

先日中国のシェア自転車ofoについて中国国内で報道がありました。

日本でも話題になった中国のシェア自転車サービスは激しい競争の末Mobike一強になりつつあります。初期にスタートして、最後まで頑張りをみせるofoは現在経営難に陥っていて、支払うべき代金が未払いになっていると自転車サプライヤーから訴えを起こされていました。

4月20日夜、上海凤凰(Shanghai Phoenix Bicycle)は、2019年の1月から4月までにofoから3574.62万元の支払いを受けたと発表しました。現在の為替レートですと約6億円ですね。上海凤凰(Shanghai Phoenix Bicycle) はofoの自転車サプライヤーで、2017年にofoと戦略合意を行った後に2018年後半までに少なくとも500万台の自転車を供給すると計画していました。しかし、シェア自転車の様々な問題やofoの不振、お金の未払いにより、計画の37%となる187万台しか達成できていません。ちなみに、ofoはまだ3617万元を上海凤凰(Shanghai Phoenix Bicycle)に払わなければなりません。

そして私たちが最も気にしてるのがデポジット!ユーザーが払ったデポジットがまだ返金されていないのです。デポジットを返却してもらうのを申し込んだ人が長〜い順番になっていて、これがもはやネタのように中国で話題になっています。例えば每日経済新聞(http://www.nbd.com.cn/) によると、2019年1月から3月で、@Jessicaさんはデポジット返却順位1392万から1320万に72万ほど順位が上がりました。が3ヶ月で70万ほどしか支払いが進んでいません。また、写真の@Hon_Tangさんは1481万番目です。信じられないくらいの待ち行列です。。僕のデポジットもいつ返ってくるのか...😥


正直なところ、ofoはかなり厳しいですね。ofoを創業した戴威(ダイ ウェイ)は北京大学時代にofoを立ち上げました。学生にして起業し、高い志を持って事業を行ってきた、みんなが尊敬する若きCEOです。しかし資金調達に苦戦し、Alibaba、didi、Tencentとの関係構築にも失敗、他の創業メンバーとの関係も悪化(戴威を含む3人で創業したが他2名は既に退職) と苦しんでいます。

中国でビジネスが大成功するかどうかにおいて、AlibabaやTencentなど巨大な影響力を持つ企業とどうやって協力していくかはとても重要な要素。2017年に入りofoの経営が問題となりはじめたころ、中国版Uberのdidi(滴滴出行)がofoに買収を持ちかけましたが、戴威はこれを断固拒否。自分たちだけで事業を行いたいという志を持っていて、それは素晴らしいと称賛されていました。そして、didiでは無くAlibabaから約17億円の融資を受けます。
資金調達が行われた後は、Alibabaの圧倒的な資金力によりofoは安泰と世間には思われていましたが、それは長くは続きません。Alibabaとの関係が悪化してしまいました。理由は、AlibabaのライバルのTencentとofoが協力してTencentが提供するWechatアプリ内で、ofoのサービスが使えるようにしてしまったのです。

AlibabaとTencentは中国のみならず、世界中でビジネスのTopの座を争うライバル関係にあります。当然Alibabaはofoのこの決断に激怒。ofoとの協業は一気に解消され、ofoへの融資も凍結。Alibabaは第3のシェア自転車サービスHello Bikeに投資しサービスを開始することになります。その後ofoはなんとかかんとか維持して現在に至るのですが、中国では連日ofoの倒産についての話題が報じられています。

シェア自転車の発展の歴史やTencent対Alibabaのテーマはとっても面白いので、別日に改めてnoteに書きますね(^^)

でも僕はofoの黄色い自転車大好きなので、なんとか頑張って欲しいです!


最後の写真はロンドンで乗ったofoの自転車です、グローバルに頑張ってました〜

よろしければサポートをお願いします。Twitterも良かったらどうぞ! https://twitter.com/bijingbball