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従業員が辞めてしまう会社の特徴とは?その2

歯科業界の悩みは事業会社も同じかと思います。
前回紹介できなかった内容について引き続き共通点を挙げていこうかと思います。


【在庫管理の課題】

在庫管理に関しても問題が存在することが従業員の離職につながる要因となる場合があります。一部の会社では、在庫管理が手書きで行われているケースもありますが、効率性の点で課題を抱えています。手書きによる在庫管理でスタッフが多くの時間を費やし、情報の漏れや忘れが発生する可能性します。そして商品が実際に無くなってから在庫不足に気づくなどの問題も発生や期限切れの商品を把握するタイミングが年末の棚卸し時まで遅れてしまうこともあります。

【勤務時間と固定残業の負担】

勤務時間の課題も離職率の上昇につながる可能性があります。一部の会社では、従業員の勤務時間を就業時間とほぼ等しく考える傾向があります。
ですが準備や片付けの時間など、業務外の活動にも一定の時間を割く必要がありますよね。
考慮されていない場合、従業員は固定残業としてまるっと時間を捧げなければならない状況になります。このような状況では、ワークライフバランスの悪化やプライベートな時間の確保の困難さが生じ、従業員のストレスや不満が蓄積され、離職意欲の高まりにつながる可能性があります。

【無給の勉強会参加の課題】

他にも従業員が辞めてしまう会社の特徴として、無給での勉強会参加が挙げられます。一部の会社では、従業員に対して給与の支給なしで勉強会への参加を義務付ける場合があります。
このような勉強会への無給参加は、従業員のモチベーション低下や不満の原因となる可能性があります。従業員は自身の時間とエネルギーを割いて勉強会に参加することになるため、その対価がないことは不満や不公平感を生じます。

【強制力のない参加の実態】

一方で、これらの勉強会への参加は、強制力がないものの、事実上、全員が参加を強いられる状況となることが多いです。
会社が明確に参加を推奨したり、上司や先輩社員の期待に応えるために参加せざるを得ないと感じる場合があります。このような状況では従業員は自由な選択の余地がないことを感じ、自身の意思に反して参加せざるを得ない状況に陥ります。従業員の意欲やモチベーション低下に繋がります。

【まとめ】

従業員の離職を防ぐためには、在庫管理の効率化と勤務時間の見直しが重要です。デジタル化とリアルタイムの情報共有により、在庫管理の正確性と効率性を向上させることができます。また、勤務時間の適切な配慮や柔軟な勤務体制の導入により、従業員のモチベーションと満足度を高めることができます。さらに、無給の勉強会参加への公平性と報酬感も重要です。企業はこれらの取り組みを通じて、従業員の定着率を向上させることに注力すべきです。

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