2022.4.18

毎日幸せに生きています。愛するものが多い。
今朝4時半ちょっと青みがかった空にオレンジの羽衣みたいなん着たお月愛したし、三角コーンにタイガーバーで囲まれたたんぽぽ愛した。真っ白な猫。視線愛した。
 
何かを愛すると、愛したものを失うのが怖くて、何も愛したくないなって、愛を感じるたびに存在の欠落を感じて、だから電話は苦手。ひとり閉じこもるともっと怖かったから、わたしは愛することしかできないんだなと諦めたけど。
 
毎日幸せ感じてて、毎日何か愛してて、でも愛されるほど私は美しくないから、
わたしが居ないこの場所で、此処で、タバコを吸って落とした人がいる。その存在を愛した。アスファルトにこびりついたタバコごと愛した。コンビニにしかいないお腹が真っ赤なブォーンて感じに飛ぶ気味悪い虫も愛した。右足の小指に刺さって抜けない木片も、ディズニーランドの帰り、座席を倒させてくれない夜行バス、後ろの席のお姉さんも愛した。
 
あのタバコも消えたみたいな煙も存在の点も粒も記憶も全部まだこの世界にあって、夜になって、光がひとつもなくなったらひとつになって、光が少しでも差せばバラバラに、粒々に、じゃあ再集合って、できないものもあって、光は存在を固めたりバラしたりする。それを受け入れられるくらい強くなりたい。
私が歩いたうしろの地面は泥だらけで、でもそれも美しい粒だった。私の吐く言葉は誰かを傷つけて、その傷は癒えないまま、その傷に気づかないままそれぞれが生きて、分散して固まってまた愛すよ。私は傷作ったり傷つけたり汚したりしながら愛しながら生きるしかできないし、死だって美しい。死も愛しているよ。愛しているから、死も怖くない。愛したまま、死ぬとき、愛されているのかなとか、

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