「学校図書館の分類を変え、子どもの日常にいろいろな分類の本を」


              上原 美樹
2013年4月から3年間、私はある公立小学校司書として勤務していた。当時、市内の学校図書館の分類は、学校司書の異動に影響されることなく業務ができるように、統一された分類(図書館システムでダウンロードして付いてくる分類記号)をそのまま利用し、登録するルールがあった。
10年以上学校司書として、様々な小中学校の図書館の書架を整理し排架していたが、この分類で整理し排架していく時、いつも漠然とした疑問があった。分類は間違っていないにもかかわらず、子どもの学びを支えるのに本当に適しているだろうかと、たびたび疑問を持っていた。そこで、校長と図書主任に、学ぶ側の立場からみた主題で分類記号を付ける見直しを提案し、承諾を得て、実施した。
分類を見直し、排架が変化すると、子ども達の普段の生活の中に、今まで彼らが手にしなかった分類の本が利用されるようになっていった。
学校図書館は子どもの学びの専門学校であるとする立場から、当時、私が行った分類の見直しの具体例と、年間を通して、行った取組例を基に、主題分類の重要性を提案させていただけたらと考え、全国学校図書館協議会で毎年募集している学校図書館大賞実践の部へ応募した小論文をこの場を借りて公開しようと思う。

私が疑問を提したいのは以下のことである。

①公共図書館と学校図書館とは同じなのか

②学校司書の在り方

③学校図書館の本は様々な学びに貢献する本が主である

④学校図書館の分類を見直してみることの大切さ

稚拙な文体で小論文とは言えないかもしれない。実際に紙の図書として出版を試みた時「対象が定かでない」「あなたの理論ありきとなっている」等のご指摘を受けたのでどこまで参考になるか分からない。何とも怪しげではあるが、それでも当時の取組としては、勤務先の小学校の校長の論文は教育賞を受賞しているので、書き方を変えたらもっとよかったのだろうと思う。

とりあえずご興味を持たれた方は私の公開する論文を見ていただきたい。

ただ、noteを始めたばかりで手間取るかもしれないのは許してほしい。




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