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漫才ギャング-リローデッド-

ご褒美みたいな舞台だったし、琳寧くんはやっぱり神様みたいに掬い上げてくれる人だった。

琳寧くんを見つけたときもそうだった。ずっとずっとしんどくて苦しかった2020年に、もう一回現場に行く気持ちとか、何かを楽しみに待つ気持ちとかそういうことを思い出させてくれて、自分のアイデンティティはやっぱりこれなんだって思い出させてくれた。結局本命の自担の現場に戻って、2020年のあの頃の気持ちとかそういうのを思い出させてくれたこともすっかり忘れてしまってたけど、この舞台観て思い出した。

舞台としても普通に面白い舞台だったし、何かを続けることの大変さとか、選択とか、そういうこと、色々思うことはあったけど、舞台の内容よりもここに座って好きな人を観ることが好きな自分を思い出させてもらった。

わたしは漫才に興味がないし、漫才のことも分からないからもちろんマネージャーが龍平に聞いた「漫才を続ける人が必ずもってるもの」って何か分からなかったし、龍平の言った「根性」じゃないなら「意地」とか「運」かなって思って観てた。そして最後の最後にマネージャーが言った問いの答えは「漫才が1番大切って気持ち」だった。売れなくても、なんなら面白くなくても漫才が人生で1番大事って気持ちのある人が漫才を続けてるって。

オタクのことじゃんって思った。(クソデカ主語)

飛夫は何よりも漫才が好きで、1番で、才能もあった。そんな飛夫の横で保は漫才ができなくなって解散を申し入れる。そこで出会ったのが龍平。保は途中、「漫才が好きじゃないって気付いたんですよね」って金井に言ったけど、最後の最後に漫才が好きだって漫才の世界に戻ってくる。オタクの出戻りみたいじゃない?龍平は漫才よりも大事なものがあった。それは漫才と比較して優劣つけれるものじゃなくて、龍平の価値観が「そう」だっただけ。

漫才ギャング観て、わたしにとって1番大事なことは「オタクであること」で、1番大事にしたいと思ってるから何回だって出戻るし、離れられないんだなってちゃんと理解してしまった。でもわたしはそれに心から安心したし、まだオタクをアイデンティティにできる。まだまだ頑張ってオタクしようの気持ちになりました(笑)

琳寧くんにはほんとにここぞってとき助けてくれるなって思ったし、きっとこれからも救われたいので琳寧くんと7 MEN 侍の未来がずっと明るく楽しいもので、それを遠くから応援できますように◎


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