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インフルエンサーマーケティングと接触確認アプリ開発中抜き問題の関係【フリーランスコラム】

先日、初めてTwitterをしていて見逃せないツイートに遭遇したので見ず知らずのアカウントに絡んでしまった。

この方はマーケターのようなのですが、マーケターの目的は商品を売ることであって消費者のアフターケアは二の次です。商品を売るために明らかに事実と反するキャッチーな言説を拡散するマーケターが最近目立ってきたように思います。

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エンジニアの人口比率は2018年の時点で109万人です。増加傾向にあるとはいえ、日本の人口比率でいえば1/100の規模でしかありません。100人の村があったとして、エンジニアの椅子は一つしかないのです。なのでその椅子には100人の中でもっとも適性があり、「頭が良く」、「才能のある」人物を座らせなければなりません。なぜならその椅子に座る人は、その村の100人が使うスマホのアプリを作る人だからです。

例えば台湾は、このたった一つの椅子にオードリー・タンさんを座らせることで成功した国です。日本は判子議連の会長が座っていました。ITは特に一人の意思決定が極めて広い範囲の生産性を左右する業界なので、この椅子にかかる責任が重いのです。「頭が良くなくて」「才能の無い」人に任せてはいけません。

さらにいえばこの問題は、接触確認アプリ開発の搾取問題にも接続することができます。

「頭が良くなくて」「才能の無い」エンジニアは上流で中抜きをするような会社にも関わらず安定を求めてそこに居座ろうとします。中抜きをするような会社がなくならないのは、そんな会社に律儀に出勤し続ける社員がいるからです。そういう人はIT系以外の仕事をした方がより安定できるのでおすすめです。毎年使われる言語が入れ替わる業界で安定を求めるのはナンセンスです。

そんな偉そうなことを言っている僕ですが、過去にPythonエンジニアになる方法でビジネスをしていたことがあります。教えた人の中から実際に理想を実現したのは10人に1、2人という具合でした。Pythonエンジニアはデータを扱うシステムに特化しているので、さらに椅子が少なくなります。安易にPythonエンジニアを目指すメッセージを出すべきではありませんでした。このnoteはかつての僕の誤解と後悔から書いています。

それでもPythonに興味のある方は以下のnoteがおすすめです。

Webマーケティングは使い方次第で功罪のどちらにも傾きます。マーケターの椅子にも「頭が良く」、「才能のある」人物を座らせるべきなんでしょうね。


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