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ワンナイトのリスクを考えない男の話。

そんな男に引っかかった話をします。若干怒りが混じった記事を、ぜひ鼻で笑って読んでみてください。

と共に、男と女の恋愛観についても、持論と推測を立てていきたいと思います。

■ワンナイトのリスクとは

「ワンナイトはそもそも計画的に行うものではない。」なんかそんな意見がありそうですがさておき。

仮に、仮に、皆さんが(超強調)ワンナイトをするとしたら。もしくは、してしまったら。

皆さんは何を考えますか?何を懸念しますか?

・もし相手が、共通の知人が数人いる相手だったら?
・同じ業界や職種、もしくは同じ職場だったら?

この場合、いろんなことを脳内にめぐらせることと思います。もし関係がこじれてぎこちなくなったら。周りの人にもばれてお互い働きにくくなったら。働きにくいどころか生きにくくなったら。

もしその可能性があるのなら、そのリスクが全くない相手を少なくとも選択するのではないでしょうか。

いや、そもそもそれって基本中の基本でマナーレベルでは???

ワンナイトを否定しているわけでも肯定しているわけでもないんだけど、それをやるんだったら普通そのくらい考えるよね?

どれだけ魅力的な相手がいようと、どれだけ不倫顔の異性に会ってしまったとしても、それくらい端っこの理性で繋ぎとめて何とかできるよね?大人だもんね?35だもんね。

え?それなしに飛び込むって理性もなにもない猿か何か?

■怒りポイント:リスクヘッジが一ミリもない男の世界観に巻き込まれたこと

彼とのことを少し話します。

と、その前に、私のこの感情を皆さんに共有したほうがいいかと。

私自身が引っかかってしまった、私自身が彼の思惑にきづかなかった。そこに対する自分の力不足さへの怒り20%。そして、前述通り「当然ながら、過ちを犯す人として」の当然のラインを超えてくれなかった彼の思想への怒り60%。

要は、彼そのものの人格や性格、仕事への姿勢含めて嫌いになどなっていないし、そこへの全面的な否定は一切ないということです。

ただ、ただ、下半身のゆるさと、

どうせやるんだったら、の相手を今回大きく見誤ったという、リスクを考えない能無しの選択に対して否定的な意見をココで120%で語ろう、と、そういうことです。ええ。

さぁ話を元に戻そう。

■彼は、仕事界でとても優秀な男性

とはいえ、世の中で色んなイベントに登壇されている方も、著書を出されている方も、会社の役員や独立をされる方もたくさんいますよね。

プライベートでも、リノベーションした一軒やにすんでいる方も、マンションを持っている方も、すんごい住処やお金の使い方や趣味をもっている方も。

彼はそういう意味で、とても魅力的な人だった。

35歳。独特なファッション。おしゃれな家。友達や社会での巻き込み力。男らしい声、体格、受け答え。澄んだ突っこみとユーモアセンス。

小声で、(多分)バツイチ。(多分)子持ち。まぁでも今は一人暮らし。

初めて会った飲み会で、隣に座った彼とはじめまして、と簡単なジョークを早速交わしながら、少しすこし、すこし、意識の片隅で彼を感じていた。

食べるものがちゃんとあるか気になった。お酒が足りているか気になった。彼が誰かに向ける視線が気になった。一言二言でも多く声を発して覚えてほしかった。

彼が、私を横目で見ているのがわかった。声のトーンで私を誘っているのがわかった。

引いて話をすると、彼との共通の知り合いは数十人という単位でいた。プライベートで、というより、同じ業種や仕事経験がある、会社名まで公開したフェイスブックで繋がった知り合いたち。

そしてその場の飲み会も、一年に数回会って、仕事でもプライベートでも繋がっている共通の知り合いが開催してくれた飲み会。

彼が先に帰るとき、「えーっ!?」とナチュラルに出た私は、まさに今思い返すと、ちゃんと彼を気になっていたんだと。素直に認めます。(ふぅ)

いろんな過程を経まして、二週間後くらいに彼の家にこんにちはする訳ですが。(しかも深夜二時)

まぁそこまでの過程で疑問に思う点はいくつかあったかも。

・連絡がくるのは、基本誘いたいときだけ。
・誘いがくるのは平気で平日の深夜。休日の昼などはなし。
・連絡も会う時間も深夜のみ。

だいぶわかりやすくしましたが。皮肉もありますが。

その日、家に深夜におじゃまして、お互いの真面目な話を少しした。カレは、「あまり人の目を見れない、見ない」と言った。

「あ、仕事の打ち合わせでも?」とテレビを見ながら入り込んでいく質問に、「うん」と。ゆっくり、カレの真髄に近づいていきたかった。

たいてい私の愛の形は、相手の居場所になれること。それは時として母のような安心感なのかもしれないし、子供のように甘えられることかもしれない。そうやって他の誰にも見せない姿をナチュラルに認め合える関係になりたいと思っているのだ。

10歳も年下の私に、彼は「仕事柄敬語が多いから抜けない」とため口になりきらない。

そしてソファでダラ寝して、ベッドに移って、お互いの好みとか語り合ってまぁいちゃいちゃして、昼まで○回。(ピー。急にげすい)

正直、彼はどうかわかりませんが、私は満足感をほぼ得られませんでした。満足感というのは、身体的な快感や心地いい疲労感のこと。

最初は恥ずかしいですもんね。(私だけ?)少し遠慮しちゃいますよね、色々と。この先どんな私を見せるかは、これからのお楽しみですよね。ワンナイトで終了する関係だなんて、思ってなかったんだもの。じっくりと化けの皮を自分ではがして、そばにいるだけで蓄積される安心感や愛をベースに、感情的に盛り上がっていく夜の営みを楽しみたいと思っていた。

でも、精神的には満たされていた。確かに「好き」の伝え合いやデート、「付き合おう」が先に来る関係ではなかった。だけどここから、始まると思ってた。

前カレも38歳、ある意味身体の関係からはじまったが結婚直前まで行った関係だったのもあり、大人、もはやおじさんとの始まり方には多様性があることを認めていた。

お昼近くにおきて、彼がおなかすいたとコンビ二にいっている間に瞬足で起きて顔を洗ってメイクをする。

戻ってきた彼が「おもしろい話をしてよ」と言い、テレビに夢中になる私に膝枕を求め、ふざけて上に乗っかり体重をかけて、めちゃくちゃに笑いあう。

ベッドにパソコンもって戻っちゃう彼に、恥じらいを隠しつつちょっかいをかけてみる私と、「仕事をしている姿が好き」という言葉に「わかった!」と勢い良く立ちあがる彼。

あれ、いい雰囲気じゃね?

これって勘違いしたって当然じゃね?なんのおかしさもなくね?


でも彼は、それ以降私に連絡をくれることはなかった。


■あの、会いたいんですけど、の私の連絡

「またね」をさりげなくして、恥じらいを少し隠して、別れて一週間。

連絡がまったくこない。今まではすべてのアクションが彼からだったので、少しだけ遠慮しながらも、すぐ気づけるように、寝るときもスマホをバイブ設定に。(乙女かよ)

こなかったんですよ。だから、「ぎゅう」なんて可愛い可愛すぎるキャラで、酔った振りしてそんな時間帯に勢いに任せて送ってやりましたよ。

「おう、どうしたー?」と今考えればすっとぼけたクソ返答に対して、「ぎゅうぎゅ!」と追い討ちを掛けてやりましたよ。わかれよ、ぎゅうしたいってことなんだよと。え、わかるよね?そりゃあね。

でも、彼は返信をくれなかった。


そこからまた一週間が経った。これまた共通の知り合いの忘年会パーティでお互いが誘われていたものの、私が諸事情でいけず。彼の名前をフェイスブックで見るたびに敏感に反応していた私は、「○○さん(相手の名前)が足りない・・(泣き絵文字)」とダイレクトに言ってみた。行ってみた。

「いま、忘年会パーティに来ているよ」

彼の返信は、こんなものだった。

■「終わりだよね?」を、言葉にする

そもそも始まってすらいない関係で、良く聞く。「私たちって、どんな関係?って聞きたいけど聞けない・・」

気持ちはわかる。でも、そのせいで日常の有限な時間を乱されたくないし、奪われたくなんかない。

だから、その次の日、早朝4時

「おはよー。ねぇ、もしかして身体目的だった?」

ダイナミックに聞いてみた。何も逃れられない質問をしてみた。余計なことば選びもしなかった。

いつもは一日経ってしか返信が来なかった彼から、朝9時くらいに返信があった。

「どんな目的で、とか考えてなかったな。まぁ、○○日までは(約二週間後)結構ばたばたしているっていうのもあるんだけど・・」

うん、うん。もはや私は何も考えてなかった。寝起きで、彼のそんな言葉を前にしながら、スマホの画面を下に置いた。

なんとなくわかっていたし、わかっていたから驚きもしなかった。もう一回目を閉じた。

■無が、怒りに変わったとき

それが、まさにこれをノートの記事にしようと思った時である。

起きて、ボーっとしながらトイレに行って頭がはっきりしてきて思った、「あいつ何様だ?」

ん??????どういう目的か考えてなかった??ここまで言い逃れるつもりなら潔く「少し遊びたかったからかも」くらい答えたらどうだ???

○○日まで忙しいって何だ???夜中、どうしても好きな人にだったら会いたい、会えなくても恋しくなって連絡位するだろ???お前にとってはその程度だったのだと暗に伝えているつもりか?

そもそもその返信ってなんだ?お前、「○○日までは忙しいけど、次の日は開いてるよ、どう?」くらい言えないのか?お前のことがお世辞にも足りませんと前日甘えてきた女相手にだぞ???

お前は私との関係において、すべて上から、受身になるつもりか??

その瞬間明確に悟った。「あ、こいつクソ男だ」

■その後と、ミレニアム世代の将来性について。

そこから、もう返信をしていない。連絡も取っていない。この前誕生日だったらしいが、まったく興味がない。

どれだけ彼が仕事が出来ようと、どれだけ影響を及ぼしえることを社会でやってのけようと、前述の通り彼を一社会人として尊敬をしながら、彼を愛することも、人として寄り添うこともない。

だが、彼の下半身に関する当たり前と、前提に物申したい。

ミレニアム世代は、これからだよ。と。

ミレニアム世代、20代半ば前後。社会人3年目前後。

社会の仕組みを少し体感し、理不尽さも組織の最適化も感じつつ自分がこれからこの会社で働き続けるのか、まったく別の道を選ぶのか。

経験もそんなにない中、人生の舵を切るタイミングに置かれる子が多い中、「今軸、今ベースで、社会にどれほど影響を与えられているのか」という問いに対しては、まぁ8割「ほぼない」だろう。

しかたないのだ。これからなのだ。彼ら20代終わり~30代半ば以降、仕事でのcanやミッションを持ちながら、ちょうど脂が乗ってきて仕事が楽しい時期。楽しくて楽しくて仕方ない時期。

ミレニアム世代はこれからだよ。これからでしかないよ。お前らの時代は必ず終わる。そして私たちミレニアム世代がやってくる。(もちろんミレニアム世代だって終わりは来るんだけど)

それを、今軸で判断をして、冒頭に記述した「ワンナイトをするなら自分が生きづらくならない遠さの相手を選ぶ」、という人間の危機能力に「ミレニアム世代」を加えていないんだったら。

お前、危ないよ?いつか必ず、痛い目合うよ?

私は本気で、そう思うわけです。

■リスクヘッジを男女関係で出来ないことのリスク

いるんだよね。また別の人で。でもその話をすると本気でいらだってむかついてしょうがなくなるので控えますが、

子供だって、自分が用を足した後の処理を自分でするように、その日常的な習慣的なレベル感で、男女関係のリスクはしっかり考慮してアクションするべきよね。

私にとって、だけではなくて、チームや集まりにおいても、その人は爆弾になりえる。

それが出来ないんだったら、私の周りに生息しないでほしい。家を出ないでほしい。もはや絶滅してほしい。(真顔)

そんなこと願ってもできないんだけどさ。アンコントローラブルな領域でしかないんだけどさ。

不思議でならないわけです。睡眠欲や食欲と同じレベルで日常的に付き合っていかなきゃいけない性欲という複雑なものに対して、「人に迷惑をかける」というレベルで無頓着になっちゃってる人が。

もう、学生じゃあないんだから。社会なんだから。もう私よりもずっと、大人なんだから。名前で、バイネームで仕事が出来る時代に突入しているんだから。

ただ、よくわかっている。お酒を飲んでしまえば、欲望を前にすれば、どれだけ社会的な成功をつかんだ大人であっても、一男性でしかないことを。女性だって全く同じだということを。転職活動中、時たまのナイトワークをして目の前の男性陣を前にしながら実感する。

それは大前提で、矛先を考えようよって話よ。


そこらへん、考えていきたい。話しづらいことだろうけど公で公開していきたい。もはやネタにしたい。

なんか私自身男を見る目をもう少し慎重にしよう、そんなことを学べた出来事でしたとさ。良く理解をしているのは、あの瞬間、あの時は、「相手はお互いじゃなきゃいけなかった」こと。あの瞬間は、他の誰かじゃいけなかった。それは「その瞬間の恋愛」だったんだろうけど、その先の未来を望み違えているのであれば、私だって気をつけなきゃねえ。

いやぁ、いろんな人がいるんだなぁ。

どろりとした恋愛系、これから記事にすると言語化できて面白いね。

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