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彩り 新しい年に向けて

私はこれまで、古着や、古い布を用いてバッグを創作してきました。
もっと良いものをつくりたい。
良い仕事をしたい。
私のつくるもの意味とは。
そんな事を考えながらやってきました。
今年はものづくりを通して、フランスのアンティークレースの魅力にはまり、
1900年代のフランスの洋服、レースの歴史などに触れて来ました。
そこから西洋美術の世界に広がり、19世紀末から始まった美術運動、アール・ヌーヴォーについて調べた時には植物や自然の中からデザインされた美術品、建物。クラフトマンシップを大切にした考えかたに大変共感しました。
西洋美術や、西洋服の歴史を調べていると、
ジャポニズム、浮世絵、日本の美について語られる事がありました。
私の大好きな画家、
フィンセント・ファン・ゴッホも、
浮世絵に大変興味を持ち、コレクションしていたとか。
自身の絵にも反映させていたという事も知りました。
私は日本に生まれ、四季のある環境に育ちながら、日本の美について掘り下げて学んでこなかったなと思います。
彩りのある世界を学ぶ為に、身の回りの自然から、そして日本人がどの様にして色彩を、美を表現してきたのかを知り、西洋と日本の共通の美について知りたくなりました。
そんな今日この頃、
今の私にぴったりな本と出会いました。

「日本の配色事典」城一夫

日本の古代から江戸時代までの
カラフルな絵、写真を色彩の観点からカラーシートを用いて解説している本です。

新しい年の始まり、お正月。
日本の色彩の文化をじっくりと知るには丁度良い時間になりそうです。
来年の始まりは「彩り」について学んでいきます。

今年も残りわずかとなりました。
仕事や、ものづくりを通してお世話になりました皆様ありがとうございました。
そして、学び続ける楽しさや大切さを教えてくださった方、ものづくりの友人達へ
心より御礼申し上げます。

皆様良いお年をお迎えください。


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