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ごあいさつと自己紹介

はじめまして、Hallと申します。
ホールでなく、ドイツ語読みで「ハル」といいます。
このたびnoteを始めたので、まずは自己紹介のようなものを書いてみたいと思います。

ここに来るまで

ウェブ遍歴

インターネット歴はそれなりに長い方です。
「Yahoo!JAPANに吸収される前のジオシティーズを知っている」と言えば、わかる人にはわかってもらえるでしょうか。

SNSという言葉もなかった頃、個人ホームページに設置されていた掲示板やCGIチャットが、ネットで他人と触れ合った最初です。
その後はmixiに入り、Twitterに移行し、仕事や研究や地元関係など実名での知り合いとはFacebookで繋がり、現在に到っています。
つい最近、Instagramのアカウントを取りましたが、ほぼ閲覧用です。

noteを始めたきっかけ

これは、ひとえにTwitterの騒動によるものです。
これを書いている2022年11月20日現在、どうもTwitterの経営の様子がおかしい、そのうちサービスが破綻して使えなくなるのではないか、という話が世界を駆け巡っています。

Twitterにアカウントを開いたのは2009年12月で、来月には丸13年になります。何事もなければまだ居座るつもりではあるものの、このようなことから、万一のときに備えて別の居場所を考えるようになりました。

FacebookやLINEは実名での繋がりだし、mixiに帰るにももう人がいない。Instagramも悪くはないけれど、テキストを主体とした場が欲しい。
差し当たって、Mastodonのアカウントをどこかのサーバーに作るつもりではあるのですが、これを機に、長い文章を置ける場所も一つ設けようと思った次第です。

単に文章を載せるのであれば個人のブログで良いはずなのに、敢えてnoteを選んだのは、まだどこかで誰かと繋がりたいという意識があるのかも知れません。ホームページビルダーで個人のサイトを作っていた頃は、ほとんど誰も見ていないような離れ小島で言いたいことを好きに発信し続けるなど当たり前で、それで満足していたところもあったのに。不思議なものです。

実は、まとまったテキストを書く場所が欲しいと言いながら、具体的にここで何をするかは全く決めていないのです。何となく「場が欲しい」というのがアカウント開設の最大の目的だったので、本日この時点で目的は達成されてしまったのです。

とはいえ、これでおしまいというのもあまりにも内容がありませんから、ひとまず、今回はここから自分の趣味と好きなことについて述べていきます。
しばしお付き合いください。

趣味と関心

旅行

最大の趣味は旅行です。
かつて、知人に「旅をしていないと死んでしまう人」と紹介されたことがあり、それを今でも気に入っています。
家族や友人と行く旅行も大好きですが、一人旅が中心です。これはどちらが良いというものでなく、それぞれに意味も特長もある、別の営みだと考えています。

行き先は、海外に比べて国内が圧倒的に多いです。
47の都道府県すべてに、何らかの形で訪問と宿泊をしています。
一般人が到達可能な国内の東西南北端(納沙布岬、与那国島の西崎、波照間島の高那崎、宗谷岬)は大学生のときに踏破しました。

海外はドイツに5回、台湾に3回、イタリアとマレーシアに各2回、スイス、ポーランド、チェコ、ハンガリー、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、シンガポール、タイに1回ずつ行っています。

旅行というほどでなくても、ちょっとでも休みがあればどこかへ出掛けていました。半日予定が空けば、自宅のある埼玉からカメラと本を持って電車に乗り、街を歩いたり日帰り温泉に入ったり美味しいものを食べたりして帰ってくるのが日常でした。

そして、コロナ禍のために、2020年以降はほとんど止まってしまっている趣味でもあります。

台湾、桃園空港。2019年7月、現時点で最後の海外行での一枚。
また気軽に出掛けられる日が来ることを願って。

写真とカメラ

旅行に次ぐメインの趣味が写真です。
高校生のときは写真部で、モノクロフィルムを自家現像して暗室でプリントしていました。

撮影ジャンルは、一応は風景ということになるのかも知れませんが、旅行写真というのが最も当たっているでしょうか。旅行中ずっとカメラを持っていて、目についたものを手当たり次第に撮っています。

最近あまり更新していませんが、Flickrに撮った写真を上げています。
https://www.flickr.com/photos/orangesphere/

好きな写真家はMichael Kennaです。彼の、滑らかなモノクロームのトーンで表現された風景写真を観ていると時間を忘れてうっとりできるのですが、自分の撮る写真は全体的にコントラストが高めです。

カメラはずっとキヤノンEOSをメインで使っていますが、他にも色々と手を出しています。このあたりは語るととても長い上に、興味のない方にはただただ読むのが辛いものなので、いずれ別の記事で書きたいと思います。

北海道十勝地方、湖が太平洋に接する湧洞沼見晴台から。2018年。

ドイツ

大学生時代に、ドイツのボンに1ヶ月ほど語学研修に行きました。初めての海外で見るもの全てに魅了されたといっても過言ではなく、以来、今に到るまでずっと深刻なドイツかぶれに罹り続けています。

言うまでもなく、名前を「Hall」と書いてドイツ語読みで「ハル」と読ませているのもこの一環です。

酒は各地のドイツビールにドイツのリキュール。コロナ禍前は東京近郊のドイツ料理屋をだいたい網羅していて、都内のオクトーバーフェストやドイツフェスティバルにも足を運んでいました。もちろん、年末にはシュトレンを食べます。

持ち歩くエコバッグはdmやEDEKAなどドイツの店や企業のもの。万年筆はペリカン、ボールペンはラミー、鉛筆と蛍光マーカーはステッドラー、ペーパーナイフはレルヒェ、財布はオファーマンとゲッペル、リュックはドイター、スーツケースはリモワ、フィルムのクラシックカメラはローライ……と、それはもうひどいものです。
ライカのカメラとグラスヒュッテの時計を持っていないのは、単に高級で縁がないからに過ぎません。

好きなドイツの歌手は、Helene FischerBlümchen (Jasmin Wagner)です。
2000年代以降、日本ではある種ネットのネタ的な文脈で再注目されたDschinghis Khanも、普通に聴く音楽としてプレイリストに入っています。

一方で、ドイツ趣味の定番でもあるサッカーと自動車については比較的興味が薄く、あまりよく知りません。ミリタリー関係は完全に関心の外です。

旅に合わせた食べ歩き飲み歩きも、それを撮るのも趣味のひとつ。
ミュンヘンのパウラーナー・イム・タールでの一杯。2013年。

プロ野球観戦

物心ついた頃からの埼玉西武ライオンズファンです。
2019年シーズンまでは、都合さえつけば西武ドームでのホーム開幕戦と最終戦は必ず行っていました。外野席で熱心に応援するよりも、もっぱら内野席でビールを片手にじっくり観るタイプです。
しかしながら、これも2020年以降は現地観戦を止めたままになっています。

ただ、個別の選手や試合内容についてあまり詳しく語る方ではありません。また、ある意味西武の名物でもあるオフシーズンの選手移籍の話題が浮上してくると、そもそもそんな趣味などなかったかのように振る舞います。

本と人文系学問

人文系の学問と研究に関心を持っていて、主にそちら方面の本をよく集めています。

かといって、読書が趣味かと問われると答えに困ります。
本を集めるのは好きなのですが、読むのはあまり得意ではないというか、むしろ苦手です。集中力が全く持続しない気質なので、仕事上・研究上の必要や、あるいは知りたいという欲求が意志の弱さを上回ったときに、初めてまともに読むことができます。

大学の学部と大学院では、文学部のなかで「宗教学」と呼ばれる分野を専攻していました。
宗教学とは、ものすごく大雑把に言えば、宗教という概念や営みや歴史について、自分の価値観や信仰や生き方とは一旦切り離して、あくまで記述的な知識として扱おうとする学問です。哲学や倫理学、民俗学、文化人類学、歴史学、社会学、あるいは神学や仏教学などが比較的近い分野にありますが、それらのいずれとも問題の立て方や方法論を異にしたり、あるいは一部が重なっていたりします。

繰り返しますが、あくまで個人の信仰と無関係な、客観的な知識の話です。当然ながら、特定の宗教を取り上げて勧めたり、反対に貶めたりすることはしません。それは、むしろ宗教学の立場から最も遠い行為でもあります。

そもそも、仮に学問的な内容であったとしても、ここでそのような話題を書くかすらもまだ決めていません。
というのも、案外狭い世界なので、あまり専門的に細かい内容について話せば、詳しい人が見ればだいたい個人が特定できてしまうからです。

ドイツの宗教学辞典 Religion in Geschichte und Gegenwart、通称RGGのペーパーバック版。
本棚の目立つ場所に鎮座しているものの、ほとんど引かないので埃を被っています。

ここで何を書くか

今のところ、
・これまでの国内外の旅について、写真を多めに交えながら
・読書メモや抜き書き(これは人に語るというより自分用の整理)
などの記事を公開していくことになるのかなと思っています。

とはいえ、実際にどのように展開していくかは全くわかりません。
これを最後に、二度と記事が追加されなくなる可能性もあります。
何しろ、まずはアカウントをつくることそのものが目的でここにやって来たわけですから。

ご挨拶

書き始めてみれば4000字超という、とても重たい自己紹介となりました。朝から立ち食いそば屋でカツ丼セットを頼むようなものでしょうか。

初めましての方に「私はこういう者です」と自己紹介すると同時に、Twitterで何年もお付き合いいただいた方に対して、「私はこういう者"でした"」とご挨拶する形になったような気もします。
もしこのままTwitterが停止すれば、この文章はフォロアーの皆さんへの感謝と御礼という意味を帯びることになるのかも知れません。

ということで、ここまでお読みいただきありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いいたします。

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