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入社おめでとう(無職って不安だよね)

4月です。新しい人が入ってきました。
学歴フィルターは当然のようにクリアし、面談と筆記、プログラミングの試験も乗り越えた優秀な若者たち。
もうこの時点で私とは人間レベルが雲泥の差だ。

何回も触れるけれど、私は就職がうまく行かずに新卒の年は4月から無職。
5月の半ばからディズニーランドでフリーターしていた。
それも半年くらいで退職し再び2か月の無職。
派遣に登録し、なんでもいいと紹介してくれた仕事で1年ちょい、そこを退職してから2社目の会社でしばらく働き正社員登用されました。

短大卒なので正社員登用されたのは4大卒の人と同じ23歳になる年でなんとか正社員になり、どんな会社だろうがとりあえず一般的に社会人となる歳で正規雇用されたことは心底安心しました。
結果としては上場企業名だったけれどこれは本当にたまたま、運が良かっただけなのです。
たぶん人生の幸運はここで使い果たした。
入社についての志は全くなくて、とにかく「正規雇用されたい」一心でした。
キャリアプランなんて全くない。今でも。
企業研究?合同説明会??????やらなかった。
やらなかったしっぺ返しが無職や派遣の経験。

こんな感じでの経歴なので毎年入ってくる新入社員はめちゃくちゃ尊敬している。
たぶん魂のレベルが違うんだと思う。

私が一つ、新入社員より抜きん出てるとしたら無職や非正規の怖さを知ってることなんじゃないか。
人生の割合で言えば大したことない期間かもしれない。
悪いことじゃないし、誰からも怒られたり責められたりもしない。
ただ一人ぼっちで進んでいく社会から取り残されたような感じがずっとしていた。
無職のときだけじゃなくて派遣時代も。
同じ部署なのに待遇の違う感じとか、責任の範囲があるので「ここはやらなくていいです」っていう線引きされてる感じ。
(今ならこういう対応のしかたが正しいとわかるけど)

今もきっと、就職がうまく行かずに不安な日々を送ってる人たちがいるんだろうな。
私が正規雇用された理由はよくわからないです。
ただひたすら、任されている仕事はしっかりやるってことだけ。
期待以上のことをしようなんて思わなかったし。
もう、私の入社にかかわった上司や同じ部署だった社員はみんな退職してしまったので本当に採用された理由はわからない。
ただ、当時同じ部署だった社員より在籍年数が長くなったから会社との相性があるんだろうね。

無責任に「大丈夫なんとかなるよ」なんてのは言えないです。
不安なのはわかる。それだけ。
なるようにしかならないってのは残酷だけど本当に世の中そういうものなのです。

ほどほどにがんばれよ、新入社員。

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