40歳 馬場重之

14人目 

40歳 馬場重之

はじめまして、こんにちは。
人生の折り返しを迎えた40歳、馬場と申します。仕事は食品会社で部長やらせてもらってます。人生順風満帆というわけではありませんが、結婚もしていて家族がいます。今日は2人目の娘の誕生日なので定時で帰ってきました。子供は3人姉妹で、中一、小五、小一で日に日に肩身が狭くなるのを実感しております。で、小五の娘の誕生日でしてね。これから予約していたお店に夕ご飯を食べに行くんです。もちろんお祝いですから、そこでサプライズも用意しています。次女は生クリームが食べられないので、代わりに大好物のフルーツたっぷりのパンケーキをオーダーしてあります。でも、なんでか娘はパンケーキをパンと認識しておりましてね。いや、実際そうなのかもしれませんが、我々パンケーキ知らない世代からいうと、パンケーキってホットケーキじゃないですか。ホットケーキってパンという認識ではないじゃないですか。ただのおやつというか、デザートというか。パンなのかもしれないですけど、パンケーキはパンよりもケーキの印象の方がまだ勝っているんですよね。ケーキの印象もさほどないくらい。それでね、それだけでも不思議な娘だなと思うんですけど、このパンケーキが好きな理由を娘はこういうんです。「パンの耳がないから!」って。これもすごく純粋だなと思うんです。パンケーキをパンだと思ってるから、パンの耳があってもおかしくない、と思ってるわけですよね。でもわたくしなんかだと、ホットケーキはパンじゃないからパンケーキにもパンの耳なんてなくて当たり前って思うんです。そこの意識のズレが子供と会話してておもしろいなと思うんです。そこでまた気づかされる部分もある。パンの耳って、なんで「パンの耳」っていうんだろうと。よく考えてみてください。「パンの耳」って意味不明じゃないですか?耳自体、パンの耳に似ていますか?似てませんよね。「顔」=「パン」で、パンの端を顔の端の耳の位置に例えてるとしてもですよ、この方程式だと「顔の耳」ってこともできるわけですよね。日本語がおかしい。あと、耳って確かに顔の端にありますけど、2つしかないですよね?でも基本的にパンの耳って1周ずっとあるわけですよね。ってことは正確には「パンの輪郭」だと思うんですよ。これなら方程式を使って「顔の輪郭」にしてもおかしくないですし。そう思うと、他にもね、一部を慣用句にする腑に落ちない慣用句を見つけたくなりまして探しました。ありました。1つは「台風の目」。目を中心という意味で使っていますけど、顔の中心は鼻ですよね。あとは「口が軽い」。これの反対って「口が固い」ですけど、軽いと固いって反対になってないですよね。慣用句の派閥争いを感じます。あと、これは普通に不便なんですけど、「手」と「腕」はあるのに、「足」って下半身全部「足」じゃないですか。下半身と足がごっちゃですよね。足も手と腕みたいに先端とその他で言葉分けるべきだと思いません?って・・・そんなこと娘に言ってもしょうがないですよね。とりあえず今日のサプライズが成功するよう祈るのみです。また、おもしろい発見があるかもしれないですから。それではさようなら。

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