湯気
よろよろと、
白く揺らめく、
温かさとは遠いような、
その立ち姿。
その姿はやがて散らばって、
もっとずっと冷たい世界に放り出される。
いつの時も、
消えゆく姿は儚いものですね。
儚さを背負ってまで、
生き続けたいのですね。
冷たく漂い、
どこかでまた、
誰かがあなたを温めて、
あなたが誰かを温めて、
儚く生きていくのですね。
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