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あなたは何者なのか? Vol.4 〜あなたはあなたたである〜

そろそろ核心に迫っていきたい。

「あなたは何者なのか?」

その答えは、「あなたはあなた」だ。何を当たり前の事を、という話を掘りだげていきたい。

前回の天才の話には出てこなかったが、紹介したい天才がもう1人いる(もちろんいっぱいいるので時間があれば別記事にて)。その人物とは、パソコンの父とも言われている、ノイマン博士だ。

パソコンという現代社会の中核をなすハードは様々な人物が関わっているので一言で誰の功績とは言えないが、同時期に活躍したアインシュタインは彼こそが天才とも言及していた。

数学の天才だった彼は、ただただ数学の研究に明け暮れたかったようだが、社会や周りの人たちは生産的でないと、そうさせなかった。

結果化学に進み、世界的な大戦期ということもありその才能は爆弾の研究に用いられることになった。残念な事に「爆弾は地面に到達してからよりも空中で爆発した方が効果的だ」という理論を打ち立て、日本の長崎・広島の原爆もそれが証明される結果となってしまった。

そんな彼の理論の中には、現代でも謎に包まれたままの量子力学の分野にまで進んでいた。量子力学の詳細はまた別記事で少しずつ見ていきたいと思うが、一言で言うと、「全てはエネルギーで出来ている」と言う理論で。

物体の構成をスーパー電子顕微鏡などで見ていくと、今まで最小の単位は原子だと思っていたものより小さいものが存在する事が様々にあるとわかった。それらはまとめて量子と呼ばれるようになった。

そして、天才科学者の間で様々な研究がなされた。それは全ての科学に影響を与える究極の原理の研究に近かった。光、重力、引力、物理、天体など全ての運動や反応の元になっている。

しかし、今までの数学や天体の研究と大きく違う問題が天才の前に立ちはだかった。それはアインシュタインにもノイマンにとっても同じであった。

そこで、この言葉が生まれた。

「全ての物事を決めるのは、人間のココロだ」

*正式な発言ではなく、こういった内容の口述であった。

この真意は、量子力学解明の最大の障壁である、「量子は観察している時と、していない時とで、全く違う動きをする」という問題に対しての発言だ。

証拠や根拠を一番に大切にする、という科学の常識を覆し、あまりにも不確定なココロと言う形も定義もないものを科学にぶっこんだ。そしてそれは「抽象的自我」と名付けられ、大真面目に理論として発表された。

もちろん、当時は批判の声が相次いだ。それが、中途半端な人間の発言なら一蹴されたかもしれないが、他でもないノイマンの発言だった為、量子力学界は揺れた。

IQ300超えと言われる人物が、大真面目に「物事がどうなるのかは、それをしている、もしくは見ている人間の心や意識によって決められる」と発表してしまったのだから仕方がない。

現代では、それを様々な分野の人が証明しようとしている。そしてそれが定義となりつつある。ここには科学には深い知識のないBESOの直感や期待も含まれているが、あながち的外れでもないと思う。

特に、目に見えない精神世界や哲学を研究している人たちが長年言い続けていた事との共通点が大きい。

これを定義として、「あなたは何者なのか?」と言う問いに答えると「あなたはあなた(のココロ)が決めるあなただ」である。となる。

そこには様々な要素があるが、言葉だけでこの問答を済ますとこう言う結果になる。

さて、あなたにはあなたを形作る準備が出来ているだろうか?

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