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「ゴダールのマリア」鑑賞〜ひとり映画はなんとも贅沢。

先日、墨田区の菊川に新しくできた映画館Strangerにて、「ゴダールのマリア」を鑑賞してきました。

80年代、90年代の作品セレクションでした。

上映期間(9/16〜)の直前にゴダール監督の訃報が伝えられましたね(9/13死去)。

偶然のタイミングなんだと思いますが、訃報があったことが映画館に向けて背中を押してくれた気がします。(映画館の存在自体は、いああううう様の記事で知りました。)

何しろ、直近で映画館で映画を見たのは、「仮面ライダーリバイス」と「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」の二本立てです。

息子中心の生活。
まさか、息子と「ゴダールの映画観に行こう。」とはなりませんからね・・。


ひとり映画、それ自体がなんとも贅沢でした。


肝心の映画の方は、最後の方少し眠たくなってしまいましたが、それもよしです。

処女懐胎を題材にとったもののようで、ゴダールの映画にしたら意外と筋があるな〜と思って観ました。
ただ、前半「マリアの本」、後半「こんにちは、マリア」と分かれており、前半の「マリアの本」は、アンヌ=マリー・ミエヴィルという、ゴダールとは公私にわたるパートナーの短編作品なんですね。(後から知りました。)

【作品解説】

フィルムアート社「ゴダールに気をつけろ!」より引用。


映画館でゴダールを観るというのは、20年以上ぶりで。

その昔、日比谷のシャンテ・シネで、長編処女作「勝手にしやがれ」を観ました。良かったな・・。

たしか、川喜多和子さんが亡くなって、その追悼で川喜多さんが日本で配給した数々の名作を連日上映していたのです。

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」とか、「旅芸人の記録」、「トト・ザ・ヒーロー」、「霧の中の風景」とか、すごい贅沢なラインナップで、連日通った記憶があります。どれも良かったなぁ。。

そういえば、鑑賞前のマナー注意で「食事はご遠慮ください。」というアナウンスを聞き、ふと、これも20年以上前の思い出なのですが、池袋のリバイバル映画館でいちばん前の席で目の前の舞台上に弁当を広げて食べている人がいたことを思い出しました。

確か、映画はフェリーニの「サテリコン」でした。


話が逸れました?が、映画館Strangerには、今後のラインナップにも期待しています。
また、時間を作っていきたいと思います。

(カフェが併設されていて、上映後スタッフの方や、他のお客さんと交流できるそうです。)


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