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カズオ・イシグロ読本【読書日記】

「カズオ・イシグロ読本」―その深淵を暴くー別冊宝島編集部 (編集)を読了しました。

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村上春樹氏と交流のあるノーベル文学賞受賞作家のカズオ・イシグロ氏に興味を持ち、本のページを開いてみました。

数年前から作家名と一部の著作タイトルは知っていましたが、どうも翻訳ものが苦手で、本を手に取ることはありませんでした。

この本は、カズオ・イシグロ氏自身や著作を解説した内容になっています。つまり、作家・カズオ・イシグロ氏自身と著作の案内書です。

サー・カズオ・イシグロ(Sir Kazuo Ishiguro OBE FRSA FRSL, 漢字表記:石黒 一雄[2]、1954年11月8日 - )は、長崎県出身の日系イギリス人小説家である。1989年に長編小説『日の名残り』でイギリス最高の文学賞ブッカー賞を、2017年にノーベル文学賞を受賞した。Knight Bachelor[3]。ロンドン在住。
受賞年:2017年
受賞部門:ノーベル文学賞
受賞理由:壮大な感情の力を持った小説を通し、世界と結びついているという、我々の幻想的感覚に隠された深淵を暴いた 
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

目次は「はじめに」があり、そして一章から四章まで。最後に「参考文献リスト」が掲載されている構成になっています。三章では、著名な方の寄稿文が掲載されていて興味深いです。

特に、イシグロ作品翻訳家の土屋政雄氏のインタビュー記事はおもしろく読みました。

当初、技術翻訳を長年従事していた土屋政雄氏が、なぜ、イシグロ作品翻訳家に至ったのか。両者の出会いを繋ぐエピソードが書かれています。

それはあたかも、必然の出会いのようにも思えました。そのようなエピソードを目にすると、人との出会いの不思議さ、縁(えにし)を感じます。

土屋 政雄(つちや まさお、1944年1月10日[1]- )は、日本の翻訳家。
長野県松本市出身。東京大学教養学部教養学科中退。東大在学中にクレアモント・メンズ・カレッジ(現クレアモント・マッケナ大学)に留学。はじめ技術翻訳で生計を立て、その後はイギリス・アメリカのミステリー、文学作品などを数多く翻訳する他、トークライブイベント等の講演会も行っている[2]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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