見出し画像

大学生の9割に『休学』を薦める理由

仕事柄、大学生と話をする事が多いのだが「休学ってどうなんですか?」「休学するか迷ってて、、」という相談をよく受けます。

結論から言うと「興味を持っている時点でしたほうが良い」です。

まずはどんな状態の大学生に対しては休学を薦めるのかについて。

  1. 自己分析とかやってみたけど、しっくりこない

  2. 自分に向き合わなくても、ノリで生きていけるので気づかない

  3. やりたいことはあるが、時間があまり取れない

このパターンに当てはまる大学生は『モラトリアムとしての休学』を全員に推奨します。

これに対して「大学生自体がモラトリアムだから不要だ」という意見もありますが、実は大学生は忙しい。

1年生から授業に真面目に出て良い成績を取り、バイトを始めたり新しい友人たちと関係を作ったりしている間に2年というのはあっという間。

3年生からは就活を始める。4年生では新卒0年目として、ビジネスパーソンとしての準備をする人が大半ではないか。

スケジュールの相場考えると、1-2年生でしっかり「自分」というものを理解していないとその後の期間は案外自分に向き合っている暇は無い。

しかも1-2年生の間は何もかもが新しい体験なので、自分を忘れて何かに没頭できる選択肢も多くある。

ちなみに、キャリア支援を500名以上行ってきた自分の経験則ですが90%ぐらいの大学生はこれらのうちどれかに当てはまります。

反対に上記にいずれにも当てはまらない人は、これ以上読んでもらわなくても良いと思います。

こう言うと親に反対されるとか、費用が掛かるからとかできない理由を並べる人がいますが、自分の人生のことなので自分で説得てください。

普段から親に応援してもらえる関係性を築いておきましょう。


しかし休学だけをしても意味はなくて休学するのであれば休学するなりの注意事項が存在することをご存知でしょうか。

ひとつめの注意事項としてはこれまでの延長を生きるだけではいけない。

思い切り環境を変える、関わる人を変える。
やることを変える、やりたかったことに集中する。


もうひとつの注意事項はとはいえ休学したからと言って絶対にやりたいことが見つかったり自己分析が進んだりするとは限らないしむしろ見つからない、進まないままの人が多い。

休学は魔術ではない。それはあなたが思い描く幻想。

アメリカに半年交換留学、1ヶ月バックパッカー、帰国してから半年間休学したが「これがやりたいことだ!」とピンと来ることはなかった。

しかし、それで良い。

「自分と向き合う経験」というものは長期的にじわじわとしかリターンをくれないからだ。

それぞれの経験というのはジョブズの Connecting the dots で言うところの点を集めたに過ぎない。

https://youtu.be/iPseaH5r7RE

しかし、無数に点を持っておくことで繋がる線の数も増える。

2つしかない点がいきなり線で繋がることのほうが奇跡だし線が繋がるまで、点を集め続けることが楽しみをもたらしてくれる。

結局は「仮決め→行動」の繰り返しでしか深まらない。サイクルを螺旋状に作っていくしかない。

絶対にしてはいけないのは納得感を持たないままなんとなくの意志決定をすること。

精度の低い仮説しかないのに期限だからと言って、周りに合わせること。

イチローさんが過去のインタビューで述べている通り

「遠回りするこが一番の近道」

https://meigen.keiziban-jp.com/manabi/kenkou/mental/tomawari/

という言葉に、真剣に向き合ってほしいなと願っています。


ということで、休学を検討している人に対して休学経験者、、休学相談会を実施します。

オンラインで実施するので関西以外からの参加もお待ちしております〜!

参加希望の方は現在絶賛休学中の海斗くんにDMして頂けると幸いです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?