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オレガノオイルパワー

意味不明な下腹部の痛みと違和感と膀胱炎のような症状が、ある日やって来てはしばし滞在ののち去って行く、というのが半年以上続いている。各種検査もスキャンも全て異常なし。(ちなみに国民健康サービスの元、処方箋薬以外全て無料。ありがたや。)

他に何の病気の可能性があるのかしらと困り果てた最後に会ったドクターに、消化器系に問題はなさそうだけど念のためIBS(過敏性腸症候群)に効果があるペパーミントオイルを飲んでみない?薬じゃないし、害にはならないからと、と2週間分84カプセルを処方された。

処方箋薬の負担額がこの17年で倍近くになっていることもあって、どうせならオーガニックのがいいなとamazonで探していたら、内服できるオレガノオイル(エッセンシャルオイル)に遭遇。カプセルじゃないから余計なモノを身体に入れなくて良いのかいい。どうやらIBSにもいいらしく、抗炎症効果が高いということで、アレルギーに効いた、慢性疲労が良くなったというレビューもある。何年もの間共にしている慢性疲労や身体を酷使しているゆえの各部筋肉の炎症、そして今年は猛烈に酷い花粉症と、体内で慢性的に炎症が起こっているのは明らかだし、これは一石多鳥の可能性ありと注文した。

で、今朝初めての服用。2滴のオレガノオイルをティースプーン1杯のオリーブオイルで薄めて飲む。そして味をごまかすためにヤクルト、さらにコップ一杯の水を流し込んたにもかかわらず、口の中はオレガノ風味が止まらない。耐えられないほどじゃないけど、かなり不味い。これ続けられるのかな、と不安になった。

ところが。しばらくするとなんだかお腹がぽかぽかしてきて、なんとも気持ちがいい。と同時に、胃腸と頭が繋がった。

お腹が強いのをいいことに、感情に任せてずいぶん胃腸に負担をかける食べ方をしてたなと、腑に落ちたというか、その内蔵の辛さを頭が認識した感じ。

消化管の中は身体の外と言われるように、たしかにある意味、どこか自分のようで自分と認識しきれていない感がある。それが感覚的に繋がったのは、思わぬ収穫だった。

おかげで、ランチを食べている時にも、いままでいかに咀嚼を疎かにしていたかにも気づいて唖然とした。仮にもかつて栄養免許を所得していたのに、こんな大切なことを忘れていたなんて。

たった2滴のオレガノオイルにこんなにも大切なことを気づかせてもらった1日でした。おわり。


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