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落ちこぼれだから長く続けられるのかも

私は落ちこぼれです。中学のときに成績が1だらけで高校に行けませんでした。

就職だってまともにできず、どこに行っても問題児で怒りを買ってケンカになってクビになりました。

普通に(?)就職して働けるようになったのが20代後半です。

だから能力もないし不器用、要領だって悪いです。何をやっても人の100倍は失敗します。

失敗する度にバカとか無能、才能がないくせに、所詮田舎の貧乏人だななどと言われまくりです。これでもかと言うくらい、社会というものはできない人や失敗する人に厳しいです。

正直言って能力がある人や器用な人、要領がいい人は羨ましいです。人並の能力があればなんでも1,000倍はできるでしょう。100倍だとさすがに世の中を見下し過ぎだと怒られますので、1,000倍にしておきます。

でも落ちこぼれの強みは諦めずに長く続けられることじゃないかと思うのです。


賢い人や要領がいい人はやり方が上手い

賢い人や要領がいい人は、効率良く少ない時間と労力で結果を出せます。それは自分の向き不向きや競合の多寡など、リターンの大小を見極めて、効率良く結果を出せるところを狙うからです。

また賢い人や要領がいい人は、既に上手く行っているやり方を学びます。定石というものですね。自己流には走りません。

賢い人や要領がいい人は、こういうのがとても上手くて羨ましいくらいです。

しかし私は落ちこぼれだから、当然人並外れて頭が悪いですし、要領もとても悪いです。

向き不向きを見極めるにも時間がかかりますし、競合とかリターンを見極めるのも、定石を学ぶのも下手です。そして気付けば自己流であれこれ試してばかりになります。

落ちこぼれの強みは諦めが悪いから長く続けられること

もし賢い人や要領がいい人だったら、自分には向いていないなと感じたら止めてしまうでしょう。

あるいは難易度が高くて頑張っても結果が出そうにないと思えば止めてしまうでしょう。

頑張っても結果が出ないことを頑張ってもしょうがないからです。もっと結果を出せるところがあれば、そちらに移るでしょう。

しかし私は落ちこぼれだからそんなことにすら気付けません。しかも諦めが悪くて無駄に粘ります。

要領が悪いから、頑張った分だけ結果につながるか考えず、自分が納得するまで続けてしまいます。

しかしだからこそ何事も諦めずに長く続けられるのかなと思います。

優秀な人は自分の見せ方も上手い

もちろん下手くそなまま粘って、全然上達しないから、周囲からはかなり見下されます。

ましてや世の中は才能主義です。生まれ持った才能で人の能力が決まるという考えは世界共通です。

最初から上手く行かないと才能がないと言われ、練習して上手くなっても、元から才能があったからだと言われます。

賢い人や要領がいい人は自分が低く評価されることを避けるでしょう。同じ労力を使うなら、自分がより高く評価されることを選ぶでしょう。

だからやることややり方は慎重に選んでいるはずです。この手の人たちは、これをやった方が有利だからということをよく言います。

向いていないことを無理してやっても上手く行かない上に、才能がない人と見られてしまいます。

だったら向いていることや競合が少ないこと、先人のやり方を真似れば上手く行くこと、そしてニーズがあることをやれば、上手く行く上に必要とされます。

そうすれば才能がある優秀な人だというイメージを持たれやすいでしょう。

落ちこぼれだからこそ才能主義に逆らえる

私は落ちこぼれだからそんな上手いことはできません。優等生とか仕事で高く評価される人を見ていると、そういうことが上手くできていてすごいと感じます。

しかし落ちこぼれだからこそ、損得勘定とか周りの目まで意識する余裕がありません。

落ちこぼれだからこそ諦めが悪いです。

だから落ちこぼれだからこそ粘り強く長く、そしてしぶとく続けられると思うのです。要領とか効率よりも自分が納得できるかどうかが大事ですので。

周りからすれば痛いとか気付けよってことが落ちこぼれゆえに解りません。

要領が悪いから、これをやった方が得とか、これは得しないなんて考えられません。

こう自分事ばかり気にするのが要領の悪い人の考えなのでしょう。

でもそれゆえに自分がやりたいことはどれだけ上手く行かなくても、粘ってしぶとく続けられます。

視点を変えれば悪いこともいいことになるかもしれません。しかし結果が出るまでやり続けないと、いいこととは言えないのが悩みですね。

それでも上手く行っている人のやり方は学んだ方がいい

私は頭が悪いからついついムキになってあれもこれも試したくなります。

しかし賢い人や要領がいい人なら、上手く行っているやり方や定石、お作法などを学んでから取り掛かるでしょう。

私の場合は上手く行っている人のやり方を学ぶということが足りていないなと感じます。

少しずつできるようにしていくしかないですね。落ちこぼれだから普通の人のようなペースで人生を歩むのは無理です。亀のごとく、琵琶湖のごとくゆっくりとしか進めません。

余談ですが琵琶湖は年に数cmずつ北上しているそうです。教えてくれたのは確か学生時代の滋賀県出身の後輩だった気がします。つまり私のような落ちこぼれにはピッタリなペース感ですね。

終わりに

世の中には優秀な人なんていくらでもいますが、トンビが鷹になることはできません。

自分は自分なりに頑張るしかありません。

だったら自分だからできること、つまり私だったら諦めが悪く、しぶとく長く続けられることを大事にするしかないですね。

能力とか要領の良さなどを羨ましがっても、ないものねだりですので。

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