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アメリカの大学スポーツ-スタジアム編

1日1投稿が目標ですが、書きたいと思った時に書くスタイルでいこうと思います。今回ご紹介するのはアメリカの大学のスタジアム編。
カレッジフットボールのスタジアムを取り上げようと思います。
(アリーナ編は別の機会にご紹介します。)

NFLの試合は日曜日、大学アメフトは土曜開催が基本なのでアメフト好きの方は土日の2日間アメフトにどっぷり浸かることができます。
アメリカのスポーツ文化として、自分の住んでいる地域にプロチームが
ない場合その地域の大学スポーツのファンになる傾向があります。
(NFLがないアラバマ州などはカレッジフットボールが人気)
NFLは実質的にマイナーリーグがない事や有能選手でも3年は大学に在籍しないとNFLのドラフトに参加できないとか、色々なルールや要素はありますが
まずはスタジアムを見てどんだけカレッジフットボールがすごいのか知ってもらおうではないかという「百聞は一見に如かず」戦法でいきたいと思います。

10位 Sanford Stadium-University of Georgia  ジョージア大学
 収容人数 92,746

10位で92,746人?そうなんです。こちらはジョージア大学のサンフォードスタジアム。大学アメフト全米ランキングでもトップ10位に入る強豪校です。
天気がいいと観戦するのが気持ちよさそうなスタジアムだなといつも思います。

9位 LA Memorial Coliseum-USC/Rams(NFL)南カリフォルニア大学
収容人数 93,607

初めてアメリカでアメフトを見たのがこのスタジアムという事もあり
思い入れがあるスタジアムなのですがランキングに入れようか迷いました。。。
というのも現在LA2028オリンピックに向けて改修工事を行っており16,000人
分の座席が減らされるのです。(改修工事は2019年中に完了)
1923年に開場された伝統あるスタジアムという事もあり改修が必要だったんですね。国立競技場のように全て解体せずに伝統を残しつつ改修工事をするアメリカの取り組みを見習ってほしいなと思います。
なお、正式名称もUnited Airlines Memorial Coliseum.に変わります。

8位 Darrell K Royal-Texas Memorial Stadium-University of Texas
                         テキサス大学
収容人数100,119

ついに、10万人を突破。テキサス大学のメモリアルスタジアムです。
歪な構造をしているのは何回も改修工事を行った証です。
2009年には2700万円をかけて南エンドゾーンを改修。昨年にも
1億7500万円をかけて改修工事を行うことを発表。
テキサス大学体育局は収入が200億円を超えている”モンスター校”ですから
これから先何があっても驚くことはありません。
大学スポーツだけで200億円稼いでいるんですもん
【参考記事:USA Today】

7位 Bryant-Denny Stadium-University of Alabama アラバマ大学
収容人数 101,821

カレッジフットボール界で”唯一無二”の存在のアラバマ大学
ここ10年で5度の全米チャンピオンに輝いたチームです。
ここで試合をする相手は強豪アラバマ大学という恐怖、ホームの熱狂的な
応援と戦わなければいけません。個人的にも今一番行ってみたいスタジアム
です。

6位 Tiger Stadium-Louisiana State University ルイジアナ州立大学
収容人数 102,321

NFLのスーパースター「Odell Beckham Jr.」を輩出した大学です。
ルイジアナ州といえばジャズの発祥地ニューオーリンズがある街として
有名ですが土曜日になると上記の写真のようにカレッジフットボールを観戦するお客さんで溢れます。収容人数は10万ですが驚くことに1試合の観客数が10万人を切ったのが、2018年シーズンは7試合中1試合のみでした。
(11月17日 vs ライス大学 96,883人)

5位 Neyland Stadium-University of Tennessee テネシー大学 
収容人数 102,445

近年、不振が続いているテネシー大学アメフト部のニーランドスタジアム。
このスタジアムは選手が一番プレーしたくないスタジアムと言われるほど
熱狂的な観客が多いことで有名です。
今でこそ10万人を超える収容能力を誇りますが設立当初はなんと収容人数が僅かに3,200人!実に20回の改修工事を経て設立当初の32倍の大きさになったのです。

4位 Kyle Field-Texas A&M テキサス農工大学
収容人数 102,733

テキサス農工大学はモリル・ランドグラント法を適用されている大学の一つです。スタジアムの話とは脱線しますがモリル・ランドグラント法とは、
南北戦争中の1862年6月に制定されたもので、農学、軍事学及び工学を教える高等教育機関を設置するために、連邦政府所有の土地を州政府に供与すること等を定める法で、1876年に設置された伝統ある大学なんです。
今では総合大学に変貌しているのですが設立当時の歴史の名残をとどめています。農工大と聞くと理系の生徒しか在籍せず、総合大学よりスポーツにおいて劣るのでは?と思った方のために脱線エピソードを書きました。笑
あくまでテキサス農工大学は総合大学なのです。
また、予備役将校訓練課程のある大学のためスタジアムに士官候補生も
たくさん訪れます。


3位 Ohio Stadium-Ohio State University オハイオ州立大学
収容人数104,944

花火が飛び散りすぎじゃないですかオハイオスタジアム。
これもアメリカスポーツの特徴的なエンターテインメント性が垣間見えますね。ローリングストーンやテイラースウィフトもこのスタジアムでコンサートを開催しています。何せオハイオ州立大学への入学理由がアメフトチームのファンだからという人が多いんです。そんな理由で入るくらいアメフトも強いしほかのスポーツも強いのが特徴です。また、1972年には内務省国立公園局の国家史跡登録簿に登録されました。※大学のスタジアムです。

2位 Beaver Stadium-Penn State University ペンシルべニア州立大学
収容人数106,572

ペンシルべニア州立大学が誇るビーバースタジアム。
アイビーリーグ超名門校のペンシルべニア大学とは別大学なのでご注意
「White Out」と呼ばれる1年に1度のビッグゲーム(大事な試合)時にスタジアムは真っ白になります。Beyond Description なので動画を見てください

言葉なんかいらないですよね。。。
さて次はラストです。
栄えある第1位は。。。


1位 Michigan Stadium-University of Michigan ミシガン大学
収容人数107,601

おめでとう!ミシガン大学。
吸い込まれていくようなスタジアム。通称”Big House"
観客席が地下にあるのがバルセロナのカンプノウと同じ構造ですね。
昨年日本でもミシガンスタジアムを取り上げた映画が公開されましたね。

私も見に行きましたが、10万人を超えるスタジアムではその内部で
働いている方や警備も本当に大変そうだなと感じました。

何より面白いのが、ミシガン大学の学生数は約4万人。すべての学生が観戦に訪れてもスタジアムの半分も埋まりません。しかしミシガンは屈指の
スタジアム稼働率を誇り、その数なんと102.9パーセント

平均観客数は驚異の110,737。えっ収容人数オーバーじゃん。と思われたあなたは正解です。実際試合開催時になると、楽団などもいるので正式収容人数を上回る事があるんです。それにしても驚異的ですよね。
※大学のスタジアムです


まとめ

こんな環境でプレーできる選手がうらやましいと素直に思います。
もちろんその分プレッシャーもすごいですが、プロの世界で活躍するうえで
プレッシャーを感じることは大事なことですし、その土台を大学生のうちに作れるのは大きなアドバンテージですよね。そして何より一般学生が試合を見に来る文化や習慣が日本にはありませんからこの収容数は目を見張るものがあります。アメリカの大学スタジアムは通常キャンパスと隣接もしくはキャンパス内にあることが多く、一般学生にも馴染みのある場所です。
日本の場合だと、どこで試合が開催されているかも分からないですし
キャンパスから遠く離れた場所までわざわざ出向いて試合を見ようとはおもいませんよね。インフラ整備はコストも莫大な費用が掛かりますしハードルは高いですが大学スポーツを盛り上げるためにも一般学生といかに近い存在になれるかはすごく大事な要素になると思います。気軽に身に行ける環境が今後は整うといいですよね。

P,S
日本とアメリカを比べる事はしたくないなと思っていたのですが書いていてつい熱中してしまい、比較するようなまとめになってしまいました。
あくまでアメリカの取り組みを紹介し、アメリカすごいな。日本もこうなるといいな。と思ってもらう人を増やすのが目的でそのキッカケ作りとなるようなnoteを目指していきたいと思いnoteを始めたので
よく、ありがちな日米比較は今回で最後にします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。



















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