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映画・音楽・読書・美術館

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記事一覧

水墨画を観に🏞国立新美術館

待ち合わせて、友人が出品している「日本南画院東京展」に行ってきた。 水墨画展は、先月の都…

ずく
1か月前
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映画「瞳をとじて」🎬ビクトル・エリセ監督

人気俳優が映画撮影の途中で姿を消す。岸壁に靴を残して。死体は上がっていない。 22年後、テ…

ずく
2か月前
25

ドラマ「コタツがない家」♬ダメ男数え唄🎶

ニュース番組を除いて、テレビを見なくなった。連続ドラマなど、数年間見ていない。 国内外で…

ずく
5か月前
9

Wildlife 🦌🦥🐿🦃🐧🐻

YouTube でWildlife の良質なチャンネルを観られるのが嬉しい。 BBC Earth は、極地や密林、…

ずく
5か月前
5

映画「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」 

ロシアが2024年以降、国際宇宙ステーションISSから撤退、との春先のニュースで、昔観た映画が…

ずく
7か月前
5

映画「ダンサー イン Paris」🩰原題"En Corps"

リハビリを兼ねて久々に映画を観に行った。都内に行くのはまだ自信がなく、2つの流行り病も頭…

ずく
7か月前
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「52ヘルツのクジラたち」🐳

レビューが熱い。8割が☆5である。 第一回以来、本屋大賞は安定した良書のイメージがあり、文庫化を待っていた。 一読して… 読み進むにつれ、物語に感情移入できなくなった。プロットと語り口に、突っ込みどころが多過ぎて。 善人と悪人がはっきりし過ぎて、人物の奥行きがない。虐待する親達は救いよう無くイカれている。味方になる人物達は、あり得ないほど優しい。非嫡出子やその母親のステレオタイプな自虐。主人公が溺れてしまうのは、見え見えの狡い男。悪い奴はとことん悪い面を曝け出して(少

「仁義ある戦い」⛏まかないボランティア日記🍛

アフガニスタンで凶弾を受け、非業の死を遂げた故中村哲医師の元で、ボランティア活動をされた…

ずく
10か月前
8

「クジラの歌を聴け」🐋Wildlife🐻Animal Welfare🐖

新聞の書評欄にあった書名に惹かれ、すぐにネットで注文。哺乳類の研究者で、国立科学博物館動…

ずく
10か月前
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柳田國男 「清光館哀史」

石炭をば はや積み果てつ…   「舞姫」 森鴎外 雪のいと高う降りたるを 例ならず 御格…

ずく
1年前
4

映画「コンパートメントNo.6」

素敵な映画を観た。 舞台は1990年代ロシア。主役のふたりは、どこでもタバコを吸う。スマホも…

ずく
1年前
15

🎻Adagio(Albinoni)

"アルビノーニのアダージョ🎼 何度も聴いていて耳に馴染んでいるのに、曲名を知らないことが…

ずく
1年前
9

映画「SHE SAID その名を暴け」

ニューヨーク・タイムズ紙の女性記者2人が、ハリウッドの大物プロデューサーの性的暴行を追求…

ずく
1年前
5

「ひとりで生きると決めたんだ」🐏いつもそこに笑い…がある

人が語る言葉が、必ずしも本音であるとは限らない、と、ふかわりょうは口にする。ましてや、ひねりある言葉の天才的な使い手である彼の真意は、字面を捉えるだけでは掴めない。 前作同様、このタイトルも、元々は彼の言葉であるにしても、その意図するところとはまた少し違った、ふかわが纏うイメージに寄せたキャッチーなタイトルで、本を世にアピールせんとする、新潮社の戦略を感じる。 数多の良書を世に送り出して来た新潮社が、著者に書くことを勧め、出版に至る経緯を知れば、タイトル選びにも、単にビジ