「ひとりで生きると決めたんだ」🐏いつもそこに笑い…がある
人が語る言葉が、必ずしも本音であるとは限らない、と、ふかわりょうは口にする。ましてや、ひねりある言葉の天才的な使い手である彼の真意は、字面を捉えるだけでは掴めない。
前作同様、このタイトルも、元々は彼の言葉であるにしても、その意図するところとはまた少し違った、ふかわが纏うイメージに寄せたキャッチーなタイトルで、本を世にアピールせんとする、新潮社の戦略を感じる。
数多の良書を世に送り出して来た新潮社が、著者に書くことを勧め、出版に至る経緯を知れば、タイトル選びにも、単にビジ