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#9 1つ2つ?職場でいくつの「仮面」を被っていますか

「本当の自分」を表現することは、「自分軸」を持ちながら生きるために、とても大事なことです。

とは言え、人々の考え方は個々に異なります。すべての人に「本当の自分」をさらけ出すことは、社会的な適応が難しくり、自己中心的な人間になってしまう可能性もあります。

では、「本当の自分」を、さらけ出す相手とは、誰なのでしょうか。いくつかの本を読む中で、ある心理学の考え方「ヒント」を得ました

その「ヒント」となる考え方が「ペルソナ」です。

私は、多くの時間を、生計を立てるための「仕事」に捧げてきました。その中で、同じ職場の同僚との「人間関係」は、大きな悩みとなっていました。

会社員の存在意義は、給料を支払っている会社に対して給与以上の成果を提供することです。
 
社内の人間関係でトラブルを抱えたりしないのも、仲良く楽しく働くことが目的ではなく、仕事を円滑に進めるのが目的です。

石川和男著『「会社員」として生きる。』より引用

若いころの私は、同僚や後輩だけでなく、上司に対しても「仲良く楽しく働く」ことを目指していました。

会社の「目的」とするのが「仲良く楽しく働くこと」ではなく、利益を上げることであれば、「本当の自分」の姿をさらけ出す必要はないと言えそうですね。

心理学で「ペルソナ」という考え方があります。「ペルソナ」とは、仮面という意味で、私たちは、いくつもの「ペルソナ」を使い分けて生活しているのです。
~(中略)~
会社でも家でも同じ心構えで、おなじように振る舞い、素の自分をさらけだしていたら、おそらく「会社」も「家族」も成立しません。

樺沢紫苑著『ストレスフリー超大全』より引用

職場では、多くの人がさまざまな「仮面」をかぶって仕事をしていると考えます。

だからこそ、相手がその「仮面」を取り払った姿を「想像」することで業務遂行の円滑さを保つために必須の「自然に笑顔」が生まれることもあります。

プライベートな時間では「自己開示」をし、「本当の自分」を表現することが重要ですが、職場においては意図的に「仮面」をかぶり、「本当の自分」を控えめにし、無理に嫌われないことで「円滑な人間関係」を築くことができるのかもしれませんね。

人生は短い。
仕事ならともかくプライベートまで一緒にいて気分が悪くなるような連中と過ごしてる時間なんて1秒もないよ。

テストステロン著『ストレスゼロの生き方・心が軽くなる100の習慣』より引用

私はプライベートでは、「自己開示」をして「本当の自分」を表現したことで、偽りの姿を受け入れていた人々は離れていきました。

一方で、「本当の自分」を受け入れていただき、以前離れていた人々が、戻ってきたこともありました。

自分にとって大切な人々には、「本当の自分」を表現しながら生きる一方で、職場を「給与」をもらい成果を上げる場として捉え、いくつもの「仮面」をかぶることで「生きづらさ」は大きく減っていきそうですね。

#10「生きづらさ」を感じたら!はこちらから

引用させていただいた「本」

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